ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

7/31日 日和田から木曽御嶽継子岳 その6:継子岳山頂に着く。 コマクサを見て引き返す。

2015-08-09 07:14:19 | 草花
継子岳の山頂に着きます。
ここからは水の張っていない四の池を鳥瞰できます。
つい先日ネットの友達の記事で、その部分にツキノワ熊がいて、それが辺りをゆっくり歩いている写真を、見せてもらったばかりでした。
今回はどうか・・・・と良く見ますが、居ないようです。

四の池は水が張ってはいませんが、全体が湿地になっていて、その中に細かい流れが有ります。
そしてそれを一箇所に集めて、綺麗な流れとなり、下に滝を作り、木曽川に合流し、やがては伊勢湾に注ぎます。
水筒の水の補充は、その水を汲みに行こうと決めて来ていました。
しかし、ここに来るまでに時間を大分使ってしまいましたので、それが怪しくなりました。

結局、四の池まで下ることなく、コマクサの保護地を見た後に、引き返すことになってしまいました。

継子岳頂上① ↓


継子岳頂上② ↓


継子岳頂上③ ↓

山頂には三等三角点が有り、そこの標高は2858.9mです。6月22日に中央アルプス空木岳に登ったときは2863.7mでしたから、同じような高さでした。
三角点とは別の、こちらの石標には、「浄穢不二」(じょうえふに)(昭和十年)と有ります。
意味は:清浄な悟りと不浄な煩悩とは対立するものと思われるが、真如の上では差別がなく同一であること。
と言うことだそうで、含蓄が有りすぎて、とても山歩きの中で、味わいきれる境地では有りません。

コマクサ ↓

今回はじめて見たコマクサです。花には遅いような姿でしたが、これはもしかすると早い・遅いと言うことではなくて、昨年の噴火の影響を何らかの形で受けて、花が傷んだのかもしれません。、

オンタデ ↓

オンタデは高山に登ればどこにでもあるというわけではなくて、偏在しているようです。

南東の峰 ↓

これから向かいにある南東の峰を皮切りにして、右回りで、四の池と三の池をぐるっと一周しようとしていました。

立ち入り禁止区域 ↓

一番奥に、昨秋大惨事を惹き起こした、剣が峰山頂が有ります。今回は心の中で黙祷します。

石囲いの鳥居 ↓

石積みの上に丸太が横になっているように見えます。これは鳥居の最上部の笠木です。

祠 ↓

その鳥居の正面に来て見ると、石囲いを玉垣と見做すことが出来、全体で、立派な神域になっています。

四の池 ↓

このときまでは、水を汲むために、四の池まで下りて行くつもりでした。

ミヤマダイコンソウ ↓

四の池の外周を歩きますが、手始めは継子岳からの小規模の下りです。
ガラガラの中でミヤマダイコンソウを見ました。

チシマギキョウ ↓

チシマギキョウも出てきました。さすがに涼しげに咲いています。

白いチシマギキョウ ↓

こんな脱色したようなチシマギキョウも見つけました。

コマクサの保護地 ↓

継子岳から少し降りたところに、平らな河原のような場所があり、ここをコマクサの保護地としていました。

コマクサ ↓

花が皆傷んでしまっていましたが、その中で良い姿のものを探します。
そんなことをしているうちに、時間があまり残っていないので、この辺で引き返そうかと考え方が固まりました。

継子岳に戻る ↓

継子岳に戻って来てしまいました。もう今回はこれ以上は奥に行かないことになります。

監視員 ↓

高山市のこの付近の監視員さんと出会いましたので、少し話を聞いたりしました。

ここを下る ↓

小生はここを下っていき。監視員さんは飛騨頂上にある五の池小屋に泊まるので、ここでお別れです。

見晴らし岩 ↓

見晴らし岩まで下ってきましたが、生憎のガス振りですので、岩の上には乗りません。

ハクサンシャクナゲ ↓

来るときに見落としていたものを見つけました。
コメント (2)
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