ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

キカラスウリの実を見つけた。  イヌマキの実も食べられそうになっている。

2015-08-14 07:11:04 | 草花
「安倍談話」は今日出されるはずでしたね。
戦後節目の10年ごとに、総理大臣の談話が必ず出されてきたものなのかどうか・・・・・・・。
村山談話のことは良く覚えていますが、その後のことについては印象が薄くなります。
あの村山談話と比べて、どこがどういう風に変わるのか、そのことを見極めてみたいと思います。

個人的な感じ方なのですが、近隣諸国の物議をかもしはしないかと、びくびくものの談話を出すくらいなら、いっそのこと黙っておいたほうが重みは増すようにも思います。


キカラスウリ ↓



キカラスウリ(黄烏瓜)は、ウリ科の植物で、つる性で雌雄異株の多年草です。
小生は未だ掘り上げたことは有りませんが、塊根は大きいものでは2kg以上にもなるそうです。

その根は様々な用途に使用されるそうで、まずは楼根(カロコン)という生薬として、解熱、止渇、消腫などの効能があり、柴胡桂枝乾姜湯、柴胡清肝湯などの漢方方剤に使われるそうです。

ほかにも、塊根をつぶし、何度か水でさらし、乾燥させたあと天花粉に加工し、おしろいの原料、あせもの予防、治療などに用いられたようです。
おしろいはともかく、あせも予防の天花粉のほうは、子供の頃の身に覚えのあることでした。

実の方も、利用価値が多岐にわたります。
デンプンを多く含むため、飢饉の時の救荒食に利用されたそうです。
また、種子は脂肪が多いので、油脂を集めて灯火に用いる事なども研究されたそうですがその成果はどうだったのでしょうか。
熟していない果実は、塩漬け、糠漬け、汁の実の材料となるそうですし、初夏から夏の若い芽は、湯掻いて和え物や炒め物に、また生のまま天ぷらや煮物に利用できるそうです。

キカラスウリがこれほど有用な植物だとは今まで気付きませんでした。

名前通りに黄熟した実にあっては果肉が甘くなり、メロンと同じように食べることができるそうですから、これも試してみたいと思っています。
ただし過熟させると、舌や口内の粘膜を強く刺激する物質が生成するそうですから、その点の注意も必要ですね。



イヌマキ ↓



いつもは秋に見てきたイヌマキの実の熟したものが、もう見られるようになっていました。
これは、今年だけの現象かもしれませんが、早速試食してみますと、ちゃんと食べられます。

この実は上下に分かれていて、枝に近いほうの実(花托)が赤または赤黒く熟し、枝から離れたほうの実はいつまでも緑色で粉を吹いたような状態です。
そして不思議なことに、赤い実(花托)のほうがおいしく食べられて、粉を吹いた緑色の実のほうは毒だそうです。
種子は緑色のほうに有ります。

毒の成分はイヌマキラクトンとかナギラクトンのようですがそれがどういう毒なのか良くわかりませんでした。

イヌマキ(犬槇)は、マキ科マキ属の常緑針葉高木。関東から四国・九州・沖縄、台湾の比較的暖かい地域に分布します。
コメント (2)
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