6月23日は、「沖縄慰霊の日」
2年前の夏、初めて沖縄を訪れた際に、「慰霊の日」を確と認識した。 「ひめゆり学徒」「当時のニュース映像」等で承知はしていたものゝ、専ら8月に目が向いていたものだった。
記念碑、慰霊・追悼碑、墓地、激戦地、記念館等々を、つぶさに廻り、あの日、あの頃に思いを馳せた。
いよいよ連合国軍が本土に迫ってきて、終戦の約2ヶ月前、昭和20年6月頃は、沖縄が激戦の地となった。
総力戦として、学生等までもが駆り出され、誠に悲惨な戦闘等が繰り広げられた。
沖縄県民、日本国民にとっては、広島や長崎等と同様、最悪の時期だった。
戦後70年以上経過、実体験者も、共感者も減り、戦争の悲惨さを実感出来ない若者が増えて来ている上、諸々の組織や施設の運営にも支障を来たしているらしい。 戦争の怖さがピンと来ないらしいし、悲劇の実相が伝わらないので、その残酷さが伝わらない、とても想像も出来ないらしい。
戦争は、人間を獣以下の生き物に貶める。 知恵の廻る高等動物が故に、ありとあらゆる卑劣なこと、そこ迄やるか、という様なこともしでかすのが戦争だ。
人類の歴史を紐解けば、すぐに判る。
終戦から74年目、決して繰り返してはいけない。 黙祷。