遠く離れた中東の危機は、日本の存立に係わる重大な問題である。
内向き日本人には判り難いのかも知れないが、中東危機の解消は、日本にとって朝鮮半島問題等と同様に切実な課題だ。
先日の巨大自動車専用船のパナマ運河通過の話と双璧をなす。 資源小国・貿易大国・日本にとって、この海上輸送ルートの危険増大と中国をはじめとする東・東南アジア製造業のサプライ・チェーンへの打撃は、即、日本の存亡に関わる。
安倍総理のイラン訪問でその外交成果を問う声が上がるが、日本が出来ることで介入するのは悪くないし、今迄の総理で、斯様な努力をするのは珍しいので、大いに汗を掻いて貰っていい。
決して他人事ではなく、日本自身の危機管理の問題なのです。