テン・ホールズ・ハーモニカの練習で、心掛けている点の一つ。
先日のコンサートで、彼女の演奏を、いつもの様に舞台カブリツキでつぶさに拝見。
時折、ピアノ伴奏の先生と視線を交わすので、自ずと横顔も見える。
口蓋を大きく広げている様子が手に取る様に判る。 喉の奥に吸った空気が当たっているのが、傍目にも判る印象。
気道を真っ直ぐに、飽く迄も自然に、りきまずに広げているのが判る。 欠伸(あくび)とは違う。
単音が綺麗に出せていると同時に、ノドが開いているので、音が共鳴するかの如く、深みのあるハープ特有の音色を醸し出していた。
閉演後、伺うに、ずっとそれを忘れずに練習してきていると、事もなげに言っていた。
納得。
F.I.H.コンテストで、3・4年前に入賞を果たしたのも頷ける。
過去のBlogを拝見するに、2004年頃、10年やってきていても、なかなか単音が綺麗に出せないと謙遜していたが、それから15年、何のことはない、都合25年以上のキャリアになる。 圧巻の演奏も合点が行く。
私なんて、駆け出しもいいところだ。
間違ってはいない様なので、目標にして、また、頑張ろう。