渾沌滅七竅

生命ある無秩序を愛する渾沌。

審議会報告書

2019年06月21日 | 日記

地方自治体の数ある審議会の一つに首を突っ込んだ。

首長が諮問する行政課題、或いは、行政の施策、補助金行政へのアセスメントが中心だろう。

座長(会長・議長)に学識経験者・大学教授、メンバーにその世界の著名人有識者・市民、約10名程で構成されるのが、一般的だろう。

行政、或いは、政策と密接に絡むゆえ、第三者的、中立的に報告書が作成されることは少ない。  座長は、事務局である担当部局長を通じ、首長と繋がるので、「忖度」は自然と働く。    その空気を読めなければ、座長としてお呼びが掛からないことになるので、所謂、大人の対応になる。    

審議会々議の中での議論は、比較的公正・中立的に行なわれ、事務局作成、委員に回付、承諾を得た議事録もあるが、公式報告書となるとチョット話は別だ。

議論は、座長や委員の性格にもよるが、忌憚ない本音や賛成・反対意見が交わされることはあるし、議事録にも残る。

ただ、報告書となると、座長の判断、対応次第で、委員にも諮られるものの、一本化され、フィルターに掛けられ不都合と思われる文言等は加筆修正削除の対象となることは、往々にしてある。    可もなく不可もなく、当たり障りのない公式報告書に仕上がることになる。    「表現は柔らかく、優しく、内容は厳しく、辛辣に」になり難いのが、現実だろう。

政治の世界だ。

 

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