渾沌滅七竅

生命ある無秩序を愛する渾沌。

映画「ビルマの竪琴」

2021年03月31日 | 日記

日本映画大学シネマ列伝番外編の一作として取り上げられ、拙宅から徒歩7・8分の川崎市アートセンターで上映されたので観て来た。

地域のハーモニカ仲間のTさんにも声を掛けた。  映画の中で歌われる馴染みの童謡・唱歌は、ブルースハープでも良く演奏する楽曲。  もう、5年前も前のことになるが、こゝアートセンターの3Fコラボレーション・スペースを使わせて貰って、『映画音楽をハーモニカで召し上がれ』というハーモニカ・イベントを開催。   この「ビルマの竪琴」も取り上げ、イングランド民謡「埴生の宿」(望郷の念)、スコットランド民謡「仰げば尊し」(別れの念)を吹いたことが忘れられない。

また、軍事クーデターで内戦状態に陥り、国際世論からの非難を浴びる、多民族国家ミャンマー(旧ビルマ)のこともあり、遠い昔を思い出し、惹かれた次第。

定員約110名のところ、コロナ禍、55名に絞っていた。  訊くに、観客は、一昨日29名で、今日は38名とか。  あまりPRが効いていない印象で、勿体ないが、自治体外郭団体所有・運営施設で、館長等も、市役所の天下りゆえ、いつもこんなものだ。

戦後約10年、1956年日活映画として封切られた反戦映画。  竹山道雄・原作、市川崑・監督、和田夏十・脚本、三国連太郎・小隊長、安井昌二・水島上等兵、北林谷栄、内藤武敏、西村晃、浜村淳等の出演。

着用マスクは、何度も溢れる涙と鼻水でグチャグチャ。 予備のマスク持参すべきだった。  上映が終わったら、即、場内明るく点灯。  余韻に浸る、涙をぬぐう間もなしで、途端に引き戻される感じで、無粋だね。

英語字幕付きで、見ながらの鑑賞もいつもとやゝ違う感じ。

原版に最新技術で修正が加えられ、画像も音楽も当時よりも良く仕上げられていた印象で、カラーじゃないね、白黒映画の素晴らしさが伝わるいい映画だった。  無論、若き日の三国連太郎はじめ、出演者は皆良かった。  その後の再制作作品、石坂浩二、中井貴一版以上の出来だった様な気がする。

観客、似た様な高齢者で、皆一緒、久し振りに遠慮なく泣きまくった2時間だった。

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確定申告の不可解さ

2021年03月30日 | 日記

国税庁は、パソコンやスマホを使って、容易に所得税等の確定申告を行なえると仰る。

指示に従って、数値さえ入力すれば簡単に税額を導き出せるという。

収入、必要経費、所得、控除対象等、仕組みや詳細を知らずとも、データさえ入れれば、答えは出る。  正解か否かは問わない。

信頼しろ、とばかりに誘導される印象。  何やら、ネット通販のダークパターンに似た感じ。

庶民は、税の仕組みや考え方、算出方法等、細かいことは知る必要もないのかも知れない。  「民は由らしむべし、知らしむべからず」の江戸時代じゃあるまいに。

何とも嫌だね。

嫌だが、申告書を出して来たが、行列も密もなく、5分で受付完了。

 

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超大型コンテナ船とスエズ運河

2021年03月30日 | 日記

 

世界物流の大動脈、スエズ運河でのあの超大型コンテナ船の事故。  開通して約150年。

座礁・船底損傷・自力航行不可や、燃料重油の流出や大型タンカーの事故等、決定的な大事故は起きずに来て、この程度の比較的軽微と言えそうな事故で幸いだった、と思う。

パナマ運河も同様なことが言えるが、世界貿易にとって欠かすことの出来ない2大要衝である。  日本にとっては、国際物流の『生命線』であるが、内向き日本人には、普段は気にも留められない。

一旦、大事故が起きれば、大変なことになること目に見えている。  ケープ岬を回りますか、ホーン岬を回りますか。  何とも心許ない話だ。  良いのか悪いのか判らないが、北極海航路も開発されるでしょうか。

昨年夏、インド洋モーリシャスで大型鉄鋼石運搬船の座礁、燃料重油の流出事故があった。  いずれも船舶の運航会社は外国企業だが、船主は、いずれも日本企業で、これが世界の海運の縮図と言っても過言ではない。  この様な事故でニュースになり、日本人の目が向けられるというのも、何とも奇異な感じ。

人間社会、「絶対安全」等あり得ないし、人知を超える想定外のことが起こり得る。 世界規模で甚大な被害に及ぶことになる。

地球を俯瞰すれば、うまい具合に運河が造られている様にも見えるが、将来、どうなる事やら。

 

 

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わが街のサクラ満開

2021年03月28日 | 日記

小田急線・新百合ヶ丘駅近くを流れる麻生川のサクラです。  ひと駅、柿生駅まで続きます。

各地のサクラの名所に負けない程の見事さです。

今朝、観て来ましたが、コロナ禍、昨年に続き、喧騒もなくいいですね。

植えた先人に感謝です。

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メダカの睡蓮鉢、水替え

2021年03月28日 | 日記

1週間程前に、偶々、NHKTVの「ダーウィンが来た」で、ブームと言われる絶滅危惧の「メダカ」を取り上げていたのを視た。

春のお彼岸が来たので、メダカ睡蓮鉢の手入れを行なう矢先だったが、昨日、水の入替えを行なった。

苔を適度に落とし、水を約半分入替え、環境急変を避ける。  鉢中に沈めた水草小鉢に煮干しを12・3本刺して追肥とした。  この水草、黄色い素晴らしい花を咲かせる筈だが、数年前に一度見た限り。

メダカは約25匹で、昨年、急増したが、寿命は5年前後といった印象なので、毎年、コンスタントに7・8匹増やせば、絶えることはなかろう。  色メダカを増やしたいメダカブリーダーのささやかな願い。

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山椒の新芽

2021年03月27日 | 日記

春らしい山椒の新芽です。

早速、香り豊かな柔らかい若芽を摘んで頂きました。

花も付けていますので、実になるといいですね。

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詐欺紛いの「ダークパターン」

2021年03月27日 | 日記

商売なんて「騙し」の様なものだ、と言ってしまえば、それ迄だ。

注意はしていても、騙された気分になる事、2度程あった。

一つ目は、携帯大手のガラホを利用中で、所謂、「電話かけ放題」に特化。  デスクトップ・パソコンを主に使い、決済には、電子マネーかクレカ。  その為、今は「ガラホのかけ放題」で良しとし、月間平均3.5時間の電話魔。

毎月の請求額をチェックしていると、金額が例月に比べ突出していたケースがあり、カスタマーセンターに照会。  電話番号によっては、「別途料金」が課徴されることあり、と。  契約時に、そんな話は聞いていない、と突っぱね、結局、次月、返金させることにした。   後で知ったが、国民消費者センターに同様なクレイム問合せが寄せられているとか。   コロナ禍との理屈で、電話照会も儘ならず、面倒臭いことも壁になっているが、ヘコタレナイ。

二つ目は、時折り、商品次第では利用するネット通販の巨人。  お試しプライム会員を「1ヶ月間、試した」ところ、「解約への出口が、なかなか探し出し難い」経験をし、然もありなんと、変に得心、爾後、予め「出口をしっかりと確認」の上で、中に入ることにしている。   メルマガ等でも、金銭的な実害がないものゝ、似た様な体験をすることあり、登録を簡単には解消出来ず、出口を見つけ難い仕組みになっているケースが多々ある。

情報システムに比較的たけている小生ですら、この感じですから、普通の高齢者には、ちょっと歯が立たないか。  ヨーロッパでは、法規制が強化されているらしいが、然もありなん。

 

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帝国ホテル建替え

2021年03月26日 | 日記

先日来、帝国ホテル建替えのニュースが流れていた。

現本館は、前回の建替えから50年経過の3代目とか。  もう、そんなに時が流れたのか。  就職して間もない頃か。  過ぎてしまえば、アッと言う間だった様な気がする。

設計監理に当たったのが、アメリカ人建築士・フランク・ロイド・ライトということで、教科書にも載っていて、今でも忘れられない。  明治黎明期の代表的洋風建築物、迎賓館だった。

これで思い起こすのは、川崎市岡本太郎美術館の企画展レセプションで度々お目に掛かり、よくお話をさせて頂く T さん。  彼は、この伝説?のライト氏と共に来日のアントニン・レーモンド氏の遺され、設立100年の歴史のあるレーモンド設計事務所の顧問をされていて、何とも変な話だが、極めて親しく身近に感じさせられる紳士。

海外の有名建築物や都市の在り方をよく見て回る様で、そのお話も大変興味深く聞かせて頂けて、いつも楽しみにしている同世代?の御仁。  ただ、コロナ禍、全くお目に掛かれていないのが残念だが、今度お目に掛かった際には、「帝国ホテル建替え」の話となろう。

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良き隣人

2021年03月25日 | 日記

日本独自のイオン・エンジンの開発者として「はやぶさ」ミッションの成功に貢献した氏は、同じ住宅地の数軒置いての隣人として良きお付き合いを頂いている。

当初、住宅地のごく内輪の集会でご苦労話を聞かせて頂こうとせるも、超ご多忙ゆえ、そのまゝ時の経過の中で今回の「はやぶさ2」に繋がって行く。

ご興味あれば、日経新聞電子版の下記記事をお読み頂くといいですね。

https://ps.nikkei.com/leaders/interview/hayabusa2_2102/

小惑星からのサンプルリターンを成功させたリーダーの「思い」と「手腕」 ~JAXA宇宙科学研究所長・國中均氏が語る「はやぶさ2」プロジェクト~|日本経済新聞 電子版特集 (nikkei.com)

 

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これも人間の性(さが)か

2021年03月25日 | 日記

アメリカの人種差別問題が、人類にとって根深いことを思い知らされる。

アメリカ合衆国という国家を勝手に誤解していたのかも知れない。

トランプ氏の大統領としての言動、その狂信的支持者が、アメリカの素顔を顕在化させたか。  無論、コロナ感染症も輪を掛けた。

黒人差別、そして、アジア系市民、ヒスパニック系市民への暴力、その排斥事件等々、要は、白人以外の排斥。  ただ、肌の色の違いだけか。

もともと、アメリカ合衆国そのものは、アメリカ先住民であったモンゴル系アジア人を追いやり、主にイギリスからの移住者により建国された国で、その後、ドイツ、フランス等からの白色人種が移民として流入、もともと、北アメリカ大陸への外来の少数者であったものゝ筈。

そういった歴史の繰り返しの中で、今も歴史を刻んでいる訳だが、どうも理解力に乏しいアメリカ白色人種達の感じだ。

とは言え、我々日本人にだって、似た様な「差別意識」が東南アジアやアフリカ等出身の連中に対しない訳じゃない。  また、欧米人に対し「逆差別意識」はないのだろうか。  潜在意識の中にあるだろうから、十分に心しておきたい。

人類永遠の課題の一つなのだろうか。

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