BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

2012 ピナレロ・ドグマ2登場!

2011-06-29 00:43:00 | 自転車
げ! ドグマもモデルチェンジします。

ピナレロ・ドグマ2

いくら何でも速すぎません(苦笑)? だって、まだ2年か3年でしょう? ついにマグネシウムを捨てたと話題になり、さらに左右非対称というとんでもないコンセプトを盛り込んだカーボンドグマ。まだまだ最新作と思っていたら……。

もうあれですね。新年度モデルを待つことはしないほうがいいですね。パソコンと一緒です。欲しいときに買うしかありません。発売されても手元に届くのも何ヶ月も先という事態は自転車だと珍しくもありません……。某社は2011モデルの受注を届ける前に、2012モデルの発表ですし……(苦笑)。









http://www.bikeradar.com/news/article/video-team-skys-pinarello-dogma-2-30759
http://www.riogrande.co.jp/pinarello_opera/pinarello/dogma601.php



せっかくなんで比較してみましょう。

コンポもデュラなんで、まさにうってつけです(笑)。

まずは下ワン部ですね。確実に大きくなっています。ワンポイントファイブだと思うのですが、ひょっとするとさらに大きい独自規格の可能性も捨てられません。ここは完全にメーカーというか、製品各々と考えた方がいいのでどんな手を打ってくるかわかりません。世のトレンドとして大体ここはワンポイントファイブから少し径を落として1-3/8インチになってきています。径を上げてきたのは今のところジャイアントくらいですか。ピナレロもそれに続くのでしょうか?

それに対応するように、フロントフォーククラウンもかなりボリュームアップしています。オンダフォークの最新作ですね。多分相当剛性があり、最新ブレーキもすべての性能を発揮できるでしょう。

あとはチェーンステーでしょうか。角断面になって、太くなっているようにも見えます。うーん、ここは前からだったっけな?

カーボンの織りが特殊らしいのですが……、むむう、分かりません(苦笑)。それはまあ追々。

BBもちゃんとチェックしたいですね。結局BB30を生かし切るクランクというものが存在しないので、どうしているのかが気になります。



2012 サーヴェロ・S4?

2011-06-28 04:47:00 | 自転車
一部で噂になっているサーヴェロの新型エアロロードS4のようです。まだ断言はできませんけどね。完全にTT車のシルエットながら、アッセンブルパーツを見るとマスドロード用のようです。










http://www.newsbikes.com/article-prototype-cervelo-avec-thor-hushovd-77940315.html



個人的にはあまり格好いいとは思いません(苦笑)。でもしばらくするとなじんでくるのでしょう。同社のS3とP4を掛け合わせたようなデザインです。特にシートチューブからシートポストの部分ですね。ジャイアントのスローピングロードのデザインを手がけたマイク・バローズがもっとも空気の乱れがある部分としてあげていたのがこの部分です。極端な形状ですが、空気の整流を考えてのデザインなのでしょう。

形状は……、UCIの規制に引っかからないのでしょうか? P4だって完全に違反しているんですが使えていますし……。世の中わかりません(苦笑)。

しかしこの手のエアロロードはどうしても納得いかない所があります。それはワイヤリングです。トップチューブからすべてはいるようになっていますが、大体ダメです。それを改善するために近年のロードはMTBのようにワイヤラインを外に出してワイヤ抵抗を少しでも軽くしようとしてきたのですから。今はまた、内蔵に方向転換しているメーカーも多いですけど。

唯一の打開策はシマノのDi2です。電気ケーブルなら取り回しは関係ありませんから。高級フレームなのでスーパーレコードかデュラエースかという選択肢が多いでしょうが、アルテグラDi2も私はアリだと思います。で、ホイールにはお金を掛ける。かなりの戦闘力になるのではないでしょうか。

完成形が楽しみです。

2012 ジャイアント・ロードラインちょいちょい

2011-06-28 03:33:00 | 自転車
なんというか……、今回は全体的に角角しています。トップチューブもダウンチューブもシートステーもチェーンステーも……。おそらくかなり剛性向上していることでしょう。TCRだけでなく、ディファイもロングライド向けとは思えないくらいにレーシーなスタイルと成ってきました。なんて戦闘的なんでしょう……。基本的にジャイアントの路線である軽く、硬いということは間違いないかと。

その一方でトップチューブは横方向にかなり潰されており、快適性を確保していると思われます。最近の流行を踏襲していると言って良いでしょう。

TCRアドバンスドSL





















ディファイアドバンスドSL










TCRアドバンスド






ディファイ







TCRアドバンスドW





アヴェイルアドバンスド(女性用ディファイ)




困ったことに出てきてしまった新規格、オーバードライブ2。下ワンはよくある1-1/2なのだが、上ワンがなんと1-1/4のスーパーオーバーサイズに! オーバードライブは下が1-1/4で上が1-1/8だったので、上下とも一回り大きくなることに。




新型ヘッド規格 オーバードライブ2に対応するハンドル周り




パワーコアBB(プレスフィットBB)は変わらす。


Di2にも対応するように、トップチューブ下部にはあらかじめケーブル用の穴が開けられている。左チェーンステーにはバッテリー用のマウント穴も用意。




角断面のダウンチューブ


フルカーボンのリヤエンド


クランク側はリプレーサブルになっている。

http://www.bikeradar.com/news/article/giant-2012-road-launch-30729



そして困ったことに、ヘッド部分の新規格にも手を着けてしまいました。オーバードライブ2。2012年は下ワンをワンポイントファイブから1-3/8に縮小してくるところが多いのですが、ジャイアントはこれに真っ向から刃向かうように、径を上げてきました! 下ワンが1-1/2インチ、そして上ワンが1-1/4インチのスーパーオーバーサイズなんです! FSA、シンテース、リッチー、PROなどがステムを用意するとのことなんですが……。いやあ、根付くのは難しいのではないかと。

どうでしょ?

今回のスタイルはTCRよりもディファイの方がスタイリッシュに見えます。TCRはなにやら野暮ったいような……。今となっては全体の構造こそユニークですが、チューブの太さで言えばかなり細めな部類になりましたね。他社とは違うアプローチで面白いですねえ。

まあそれはさておき。

トレックと同じようにシートステーにサイクルコンピューター用の台座がもうけれています。自転車と電子機器の融合はどんどん進んでいくでしょうから、慧眼でしょう。

そして! モジュール化も進めようとしています。ハンドル周りなどは結構前からありましたけど、人気は出ていません。ですが今回はホイールとタイヤに着手しました。安いグレードではありましたが、高級グレードとなると……、20年近く前のカーボンスポークモデル以来ではないでしょうか。しかもハブはDTスイス製! いいんでしょうか(苦笑)? どこもホイールを作ろうとするとDTスイスの製品の見た目だけ変えてきています。ボントレガーもローヴァルもライトウェイトだって軸部分はここ製です。

このジャイアント用はトライコンの流用なようです。とすると……、良いでしょうね。なんだか騙されている気もするのですが……(苦笑)。

2012 ラピエール・MTBちょいちょい

2011-06-27 12:50:00 | 自転車
これはスゴイ!

今年登場したDHバイクの920は新型のサスペンションで、ニコのパワーとラピエールの開発力、そしてフランスの工業力を見せつけてくれました。このペンドボックスと名付けられたリヤサスペンションは、BB部を独立させつつもリヤスイングアームが稼働するに従って前後に動かすという非常に面白い形式です。

DHバイクなればこそこのような複雑な動きの空間を持たせることができたと思うのですが、なんと! XCモデルにも搭載してきました!! ただやはりレイアウトにはかなり頭を使ったようで、なんというかBBシェルの位置がピボットを境界としてかがみ写しに上に来ているようです。

なのでBBは前三角にも後ろ三角にも属していない、宙吊りというかフローティングというか、そんな感じになっています。













始め見たときはスコットのジーニアスのようにシートチューブをただオフセットさせただけだと思っていました。クランク周りがごちゃごちゃしているのも、あまり気にしていなかったのですが……。

びっくりです(笑)。

スタイル的には4バーリンク式に見えますが、形式としてはGT・Iドライブやマングース・フリードライブ、マーヴェリックなどに近い形式です。

ペンドボックスの作動状況の動画です。





一度リヤエンド方向に動いてから、フロント方向に動いていくという面白い形式です。トラベルは120㎜で、DHモデルが200㎜ですから、80㎜の圧縮です。フレームもフルカーボンですし、かなりの意欲作であることは間違いないでしょう。

もちろんDHモデルも乗ったことはありませんが、非常に興味深い機構です。是非乗ってみたいですねえ。






























http://www.velovert.com/information/3961/lapierre-2012-toutes-les-nouveautes-mise-a-jour

他のゼスティやフロッギー、スパイシー、DH920も健在なようで、今年の注目作29erも並んでいます。日本に入ってくるかはわかりませんが……。

供給状況がもっと改善されれば、売れるような気がしますけどね。まあそこはフランス人ですから……(苦笑)。

2012 キャノンデール・MTBちょいちょい

2011-06-27 12:15:00 | 自転車
まだすべてのラインナップは分かりませんが、どうやらスカルペル29erが今年のキャノンデールMTBの目玉と言って良いでしょう。

スカルペルの軽い走りと、29erホイールの走破性が合わされば、相当なバイクが出来上がるでしょう。期待する人も多いはず。ただレフティだと前傾ポジションが取れないので、前下がりのステムなど苦労の後は伺えます(苦笑)。ここは厳しいところです。

後地味にびっくりしたのがBBです。BB30の提唱者でミドルレンジ以上に積極的に採用してきたキヤノンデールですが、なんと! このバイクにはプレスフィット30を使っています! これが一体どのような意味なのか……。




















確かにBB30、特にキャノンデールのホログラムクランク仕様はとても軽い反面、すぐにガタが出てしまう問題児でした。いや、です(苦笑)。それを解消するためにウェーブワッシャーを入れるなど対策はしてきたのですが、それでもダメでした。個体に合わせて数を調整する必要があったのです。まあダメで当たり前なんですけど。

というかフレームだけで何十万円の物体の精度がここまで低くてどうするのでしょう? しかもBB30用のベアリングは本当にカートリッジベアリングだけで、耐泥、耐粉塵、耐水性などにはなはだ劣ります。シマノのXTRホローテック2のBBベアリングは、カートリッジベアリングのシールを含むと3層のシールがありますから。ここはもうちょっと真摯に考えて欲しいところです。

……ひょっとして真摯に考えたらプレスフィット30になってしまった?どうなんでしょうね(笑)?

トラベルは100㎜。フレーム重量は1900グラムとなっています。26インチモデルが1580グラムほどですから、ピボット追加があったので、頑張った方です。きっと取り回しも軽いでしょう。

おかしいな……。確か現行の26インチ・スカルペルは100㎜のはずなのに、ホームページでは80㎜となっていますね。書き間違えでしょう。

そしてさきほどもちょっと触れましたが、チェーンステー&シートステーをたわませてリヤエンドを動かしてきた独特な形式だったスカルペルリヤサスペンションは、チェーンステーのBB根本にピボットが設けられ、りっぱなリンク式サスペンションとなりましたパチパチパチ。……昔のフューエルと一緒じゃんという話は黙殺です(苦笑)! リンク部分はなにやら随分と手が込んでいます。ショックユニットを押すリンクなんか、なんであんな風にする必要があるのか……? ちょっと分かりません。

リヤエンドもスルーアクスルに成っていて、剛性は十分そうです。

キャノンデールの問題点を解消した製品となるのか、非常に楽しみです。











http://www.velovert.com/information/3978/cannondale-2012-le-nouveau-scalpel-29-

他のフラッシュやスカルペル、ジキルなども健在のようです。今年は落ち着いた色で行くんでしょうか?