BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

2012 ラピエール・MTBちょいちょい

2011-06-27 12:50:00 | 自転車
これはスゴイ!

今年登場したDHバイクの920は新型のサスペンションで、ニコのパワーとラピエールの開発力、そしてフランスの工業力を見せつけてくれました。このペンドボックスと名付けられたリヤサスペンションは、BB部を独立させつつもリヤスイングアームが稼働するに従って前後に動かすという非常に面白い形式です。

DHバイクなればこそこのような複雑な動きの空間を持たせることができたと思うのですが、なんと! XCモデルにも搭載してきました!! ただやはりレイアウトにはかなり頭を使ったようで、なんというかBBシェルの位置がピボットを境界としてかがみ写しに上に来ているようです。

なのでBBは前三角にも後ろ三角にも属していない、宙吊りというかフローティングというか、そんな感じになっています。













始め見たときはスコットのジーニアスのようにシートチューブをただオフセットさせただけだと思っていました。クランク周りがごちゃごちゃしているのも、あまり気にしていなかったのですが……。

びっくりです(笑)。

スタイル的には4バーリンク式に見えますが、形式としてはGT・Iドライブやマングース・フリードライブ、マーヴェリックなどに近い形式です。

ペンドボックスの作動状況の動画です。





一度リヤエンド方向に動いてから、フロント方向に動いていくという面白い形式です。トラベルは120㎜で、DHモデルが200㎜ですから、80㎜の圧縮です。フレームもフルカーボンですし、かなりの意欲作であることは間違いないでしょう。

もちろんDHモデルも乗ったことはありませんが、非常に興味深い機構です。是非乗ってみたいですねえ。






























http://www.velovert.com/information/3961/lapierre-2012-toutes-les-nouveautes-mise-a-jour

他のゼスティやフロッギー、スパイシー、DH920も健在なようで、今年の注目作29erも並んでいます。日本に入ってくるかはわかりませんが……。

供給状況がもっと改善されれば、売れるような気がしますけどね。まあそこはフランス人ですから……(苦笑)。

2012 キャノンデール・MTBちょいちょい

2011-06-27 12:15:00 | 自転車
まだすべてのラインナップは分かりませんが、どうやらスカルペル29erが今年のキャノンデールMTBの目玉と言って良いでしょう。

スカルペルの軽い走りと、29erホイールの走破性が合わされば、相当なバイクが出来上がるでしょう。期待する人も多いはず。ただレフティだと前傾ポジションが取れないので、前下がりのステムなど苦労の後は伺えます(苦笑)。ここは厳しいところです。

後地味にびっくりしたのがBBです。BB30の提唱者でミドルレンジ以上に積極的に採用してきたキヤノンデールですが、なんと! このバイクにはプレスフィット30を使っています! これが一体どのような意味なのか……。




















確かにBB30、特にキャノンデールのホログラムクランク仕様はとても軽い反面、すぐにガタが出てしまう問題児でした。いや、です(苦笑)。それを解消するためにウェーブワッシャーを入れるなど対策はしてきたのですが、それでもダメでした。個体に合わせて数を調整する必要があったのです。まあダメで当たり前なんですけど。

というかフレームだけで何十万円の物体の精度がここまで低くてどうするのでしょう? しかもBB30用のベアリングは本当にカートリッジベアリングだけで、耐泥、耐粉塵、耐水性などにはなはだ劣ります。シマノのXTRホローテック2のBBベアリングは、カートリッジベアリングのシールを含むと3層のシールがありますから。ここはもうちょっと真摯に考えて欲しいところです。

……ひょっとして真摯に考えたらプレスフィット30になってしまった?どうなんでしょうね(笑)?

トラベルは100㎜。フレーム重量は1900グラムとなっています。26インチモデルが1580グラムほどですから、ピボット追加があったので、頑張った方です。きっと取り回しも軽いでしょう。

おかしいな……。確か現行の26インチ・スカルペルは100㎜のはずなのに、ホームページでは80㎜となっていますね。書き間違えでしょう。

そしてさきほどもちょっと触れましたが、チェーンステー&シートステーをたわませてリヤエンドを動かしてきた独特な形式だったスカルペルリヤサスペンションは、チェーンステーのBB根本にピボットが設けられ、りっぱなリンク式サスペンションとなりましたパチパチパチ。……昔のフューエルと一緒じゃんという話は黙殺です(苦笑)! リンク部分はなにやら随分と手が込んでいます。ショックユニットを押すリンクなんか、なんであんな風にする必要があるのか……? ちょっと分かりません。

リヤエンドもスルーアクスルに成っていて、剛性は十分そうです。

キャノンデールの問題点を解消した製品となるのか、非常に楽しみです。











http://www.velovert.com/information/3978/cannondale-2012-le-nouveau-scalpel-29-

他のフラッシュやスカルペル、ジキルなども健在のようです。今年は落ち着いた色で行くんでしょうか?

2012 リドレー・ノアFB

2011-06-27 04:29:00 | 自転車
ブレーキ内装が標準になっていくのでしょうか? ストークでブレーキ内装のプロトの写真がありましたが、あれはフロントフォークがTHM製でしたからね。リドレーはおそらくオリジナルで、さらに一歩進めた感じです。他に類を見ないスリット構造の前後フォークを持つノアはエアロロードの代名詞といっていい存在です。一層エアロに特化したその性能は如何に?

またこの独自のブレーキ構造は流行するのか? ムセウでもUブレーキでしたが取り付け位置にもこだわったモデルがありますし。どうなるんでしょう?

















F-BRAKE from ridley-bikes on Vimeo.


これがブレーキの作動概念図

F-SPLITFORK from ridley-bikes on Vimeo.


こっちがエアロスリットの概念図

http://www.bikeradar.com/news/article/ridley-noah-fb-aero-road-bike-launched-30738
http://www.bikerumor.com/2011/06/23/first-look-ridleys-new-aero-noah-fb-with-integrated-brakes-on-frame-fork/#more-32729