BIKEBIND自転車日記ブログ2

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丈夫なオンダフォーク

2011-04-25 19:38:00 | 自転車
まあ、丈夫とかそういう単純な問題ではないんですけどね。想定される状況できちんと仕事をしてくれれば良いわけです。それでも面白いことには変わりありません。

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比較対象は300グラムを切る他社製のカーボンフォーク。オンダフォークの方が80グラムくらい重いんですよね。でも十分軽量です。ここはいろいろなものを引き替えにしてでも強度があるべき箇所でもあります。

はじめオンダフォークを見たとき「なんだこのへんちくりんなフォークは?」と思いました。ところが、これがとんでもなく良いものでした。ここまでスタビリティが高いフォークは、今もってないでしょう。変な形でも(笑)、結果がすべてを肯定します。

フロントフォークの最大の応力集中部分はコラムとクラウンの接続部分です。そういった意味では先代のマドンフォークはカバーは頂けませんでしたが、非常に考えられたものだったと思います。止めてしまいましたけどね。ワンポイントファイブテーパーコラムも外径のオーバーサイズ化による剛性向上もさることながら、クラウン、ブレード部分の接続の落差が少なくなることも意味があるのではないかと私は考えています。

オンダはほかにも曲がりやすい部分をあえて作ることで、応力を分散させているのだと思います。でも剛性がないというような貧弱さは微塵も感じられません。

スゴイフォークです。

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2 コメント

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変といえば変なデザインのフォークですよね (あるふぁ)
2011-04-26 00:14:49
多分カーボンの積層を変えるとかすれば従来の外見で出来そうなのを
わざわざあのデザインにこだわるあたりにとてもイタリアらしさを感じます
しイタリア車に乗ってるとどこか共通するなにかを感じます
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あるふぁ様 (bikebind)
2011-04-26 12:50:07
今ではもう格好いいフォークにしか見えません(笑)。

イタリア人の感覚というのは、本当にユニークで……、イカしておりますな!

カーボンは積層も強みですが、形状も強みですね。金属でああすると、肉厚が均等に保てないらしいです。弱くしたくないところが薄くなってしまうそうです。

機能は形状に付随するという言葉もありますし、オンダはあの形にも意味があるんでしょう。

面白いですよね。
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