BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

サフランのマットフィニッシュステンレスロード

2018-04-14 23:33:00 | ロードバイク
サフランバイクは以前もエントリーしたことがありましたが、本当に格好いいですねえ。

このコロンブス・XCrを用いたロードも一見凄くシンプルに仕上げているのですが、とても手を掛けているところが洒脱です。イギリスのバイクだとここが一番好みかもしれません(笑)。ついでに動画も載せておきます。ビルダーのマシュー・ショウターの姿も見ることが出来ます。



















http://road.cc/content/tech-news/240154-dan-cravens-saffron-stainless-steel-race-bike-commonwealth-games

イギリスではかなりスチールバイクが流行っているようです。ジェネシスがステンレスモデルをリリースしたとき、かなりの売り上げがあったとか。今までスチールバイクを好んでいたのは日本と米国だけでしたから、時代が随分と変わった物です。

前三角のマット部分はサンドブラストで仕上げてあります。ロゴとリヤ三角は光沢が残るようにマスキングをしたのでしょう。チタンやアルミ、クロモリのめっきとも違った質感です。うわー、いいですねえ! 塗料で言うとタミヤエナメルのフラットアルミのような雰囲気を持っています。

この色を妨げないのが各部の作りです。44ヘッドチューブやダブルのシート集合部、BSAのBB、ブリーザーのエンド、あえて外廻しのケーブル。ここを小細工を弄した感じになっているとせっかくのシンプルさが台無しになりそうですが、そこはしっかりとしています。コンポは11速カンパですが、このバイクには12速より似合いそうです。クランクやミドルケージのディレーラーはまだしっくりくるバイクを選びそうですから。

もちろん見かけだけではなく走るために作られたバイクです。コモンウェルスゲームに向けて製作されたとか。こういう中身も外見も充実しているバイク……、良いですね!

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ピレリの本気のロードバイクタイヤ!

2018-04-14 00:26:00 | タイヤ
昨年、一番びっくりしたのは……、このピレリのロードバイクタイヤのリリースだったかもしれません。




Pゼロヴェロ




Pゼロヴェロ4S





PゼロヴェロTT

http://www.riogrande.co.jp/news/node/55623

最近のピレリのイメージはF1で作られているような気がします。参入当初はかなり叩かれていましたが、いまではウルトラソフトコンパウンドなども自在に使いこなす、フォーミュラ界になくてはならないメーカーになっています。現在はイタリア・ミラノに本拠地を置きつつも中国化工集団公司の傘下にあるとか。タイヤ業界も争いが熾烈ですね。

実はピレリはバイク界では古参だったりします。ファウスト・コッピなども使用したとか。さらにいえば、クロスバイクなどでは90年代くらいまでも作って居たりもしました。サイスポなどに広告が出ていましたね(笑)。

出て来たのはPゼロヴェロ、Pゼロヴェロ4S、PゼロヴェロTTという3種類のモデル。すべてクリンチャーです。一見するとノーマル、ウェット、決戦ハイスピードというふうな分け方に見えますが、不思議なことに4Sが最も高価です。……? 普通は一番高性能なモデルが一番のプライスタグがつくものです。しかもスペックチャートを見ても、4Sがどのジャンルでも負けているところがありません。これは一体……? 

ノーマルのPゼロヴェロが勝っているのは重量のみ。しかもほんの10グラムくらいの差です。もっともここはこだわる人も多いところですから、分けた理由はわかります。でも一般人には4Sが一番使いやすそうですね。耐パンク性も優秀そうですし。現在ロードバイクの許容範囲いっぱいである28Cを選べば、かなり快適且つ快速な走りを楽しめそうです。

逆にこのレースに賭ける! といった人にはTTですね。コンチネンタル・スーパーソニックに比肩するほど十二分に軽量ですし、他の二種とは異なりスリックパターンを採用したトレッドも転がり抵抗が低そうです。

はじめは「チューブレスは?」とも思ったのですが、なんというか伝統的な考えに従ったのか、チューブレスにして重量が重くなるなら、普通のクリンチャーの方がいいよ。という考えが見え隠れします。この考えももちろん間違っていないので、支持が集まりそうです。

Pゼロという名称は車用のフラッグシップモデルにも使われています。それだけ力が入っているということですね。実際費用対効果でいったらバイクタイヤはかなり優秀でしょうから、メーカーとしてもそれなりのことはするのでしょう。今後も是非引き続き注力して欲しいところです。

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