BIKEBIND自転車日記ブログ2

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マグラ・MTSとRT6TT

2012-11-18 21:38:00 | 自転車
いや、ただ単にRT6TTの価格が出ていないかなあと見に行っただけだったのです。そうしたら、こんなのが出ていました。

マグラ・MTS


いやいや、隙を突かれました(笑)。立ち位置的にはMT6とMT4の間ということになるようです。



■スペック
●マスターシリンダー カーボテクチャーマスターボディ アルミブレーキレバー
●スレーブシリンダー ダブルアーチ モノブロック
●ローター ストームSLローター 160、180、203ミリから選択
●価格 2万2680円(片側)



http://mcinteritem.osakazine.net/e450129.html
http://www.bikeradar.com/road/news/article/magura-rt6-tt-hydraulic-brakes-released-35781/

このMTS、なにやら非常に紛らわしいのです。そういえば見たことがありました。でもMT6の色違いかと思い込んでいたようです(汗)。

しかしスペックを比較すると、さらに微妙なのです。マスターはカーボテクスチャSLではなく、カーボテクスチャなのでMT4をベースとしているのがわかりますが、MT4にあった上位機種にもない機能、バイトアジャストテクノロジーが省かれています。中空ピボットも省かれているので間違いないでしょう。スレーブはほぼ変わらず。

MT4より1000円ほど高いだけ。それはストームローターSLに使われたと考えて良いでしょう。重量のマイナス10グラムもここですね。

ん? 何故? ストームSLローターのほうが良いというのはわかりますが、わざわざ足すほどの価値はあるんでしょうか? うーん……。まあ製品としてはお得だと思いますが、ちょっと迷走の気配が……。私は素直にMT4にストームSLのオプションを付けた方が良かった気がします。重量こそ普通ですが、私は実はMT4こそもっとも面白いMTシリーズだと思っているのです。それはまさにバイトアジャストテクノロジーにあります。やはりレバーは自分の好みに設定したいですから。

さて世間にはどう評価されるのでしょうか?



で、RT6TTです。

RT8TTが結構前に出て来ましたから、もうそろそろだと思っていました。重量が80グラムほど重いだけの違いで、価格は529ユーロだとか。RT8は6万6150円ですから、日本の販売価格は5万円台前半かと。

乗ったわけではありませんが、RT8TTをちょっといじる機会がありました。多分あれはすんごく良いです。握り込んだときの、カン! とした剛性はあり、絶対的な制動力を感じさせつつも、マグラならではのパワーモジュレーションというかコントロール性の高さが匂ってきました。あくまで握っただけですけどね(笑)。

あの系譜を継ぐなら、RT6は名作の予感がします。願わくばTTモデルだけでなく、マスドモデルも早く出て来て欲しいですね。



銀輪の風の終了

2012-11-18 12:53:00 | 自転車
ありゃま? この自転車ブームのご時世に?

以下引用
視聴者の皆さまへ
いつも「銀輪の風」をご視聴いただきありがとうございます。
突然ですが、
当番組は11月26日の放送をもちまして終了することになりました。
これまで番組制作にあたってお世話になった方々、
ご協力いただいた方々、
そして長い間応援していただいた視聴者の皆さまに
心より御礼申し上げます。
これからも私たちは
自転車競技・文化の発展を願い伝えていきます
           「銀輪の風」制作スタッフ一同

引用終わり
http://www.ginrin.tv/archive/2012/11/post_267.html



BSでやっていたこの番組。なんで私が取り上げるのかというと……、以前特集を組んでもらったことがあったからです(汗)。

ううーん、でも、でもねえ-。この未曾有といも言うべき世間の流れの中で何故故に? という印象はぬぐえません(このブームが良いか否かは別として)。本当の突然決まったみたいですしね。止める月に発表するなんてちょっと尋常ではありません。

あくまで憶測ですが、ひょっとするとスポンサーが口を出しすぎたのかもしれません。競輪の露出を図りたいのもわかりますが、ちょっと主張が強すぎた感はあります。最近は単独スポンサーでもCMとまりですから。そういうところは視聴者はちゃんと見ています。

今のブームはレースが支えているのではないと思います。もっとボトム部分、サイクリングロードを楽しむ人やクロスバイクの購入者などへのフォーカス、さらには提案がもっとあったら良かったのかもしれませんね。

自転車はどうも不遇ですねえ(苦笑)。



iMac 発売が2013年にずれ込む?

2012-11-18 02:51:00 | 自転車
なななな、なんですと!?




以下引用
MacBidouilleが、航空機の翼やロケットのブースターのタンクなど、絶対に失敗が許されないパーツの製作に使われている「摩擦攪拌接合」を採用したiMac (Late 2012)は、当初iMac (21.5-inch, Late 2012)を11月27日に出荷を開始する予定だったようだが、結局間に合わすことが出来ずに2013年の発売に変更されるかもしれないと伝えています。
引用終わり
http://www.macotakara.jp/blog/rumor/entry-18335.html#prettyPhoto
ここしばらくのあまりの不調にいい加減パソコンを買い換えようかと思っていたさなか、新型のiMacが発表されました。光学ドライブが省かれたり、メモリを自前で増設することも出来ないなど、かなり思い切ったスペックなのですが、ディスプレイの反射を削減したり、モニタのキャリブレーションを出荷時に済ませてしまうなどかなり良くなっている印象もまた受けました。

何よりしばらくすればこのスペックが標準になるでしょうから、まあしょうがない待つかと考えていたのです。エコポイントやこつこつと貯めてきたポイントがついに役立つときが! と思っていたら、11月発売でもまだでてこない……。

何故?

と思っていたら最大の売りである筐体の接合法、摩擦攪拌に難があるらしく、製造が滞っているとのこと。なにー!

摩擦攪拌法とは比較的新しい技術で、1990年代に確立されました。







http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070918/139256/?SS=imgview&FD=1484156006
http://www.hitachi-cable.co.jp/products/news/20010405.html
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070918/139256/?SS=imgview&FD=1483232485

基本的に溶かす訳ではないので熱によるゆがみが生じにくく、安定しているのが特徴です。機械がまだ大がかりなので細かいところや薄い材料が苦手だそうです。またアルミやチタンで必要なシールドガスが不要なことから、上手く量産化できればランニングコストもかなり下がることでしょう。Mig溶接の代わりとしても期待されているとか。

なんで接続できるのかというと、接合工具を材料のほぼ反対側までねじ込みそこから回転させることで、溶かすのではなく、熱で柔らかくした材料を回転する工具で練り合わせ粘土状(塑性流動)にして接合するから。

出来た板を見ると、一見バフがけをしたようにしか見えませんが、断面で見ると谷型の塑性流動部分が見えます。ちゃんと奥まで接合されているのです。

ついでに動画も……、



最新技術は面白いですねえ。


……あ、iMac。速く出て欲しいです(汗)。