かっこいいですね、
キャノンデールは。
今アメリカのマスプロダクトと、本当にマスドロードで戦えるレーサーとしてはダントツではないでしょうか?
勿論性能の裏付けがあってこそデス。
そう言う意味ではアメリカは停滞しています。スチール時代にライトスピード、カーボンフレームス、クラインなどが秘密兵器としてスポンサーに隠してまでエースクラスのレーサーが使いたがった、時代の平均を超えたスーパーフレームは今アメリカにありません。
スチールなどの趣味性に振ったビルダーが生き残っているといった感じでしょうか。 カーボンの開発が非常にコストが掛かるのは分かるのですが……。
一部ではあまり進化がないとも言われている同社ですが、アルミフレーム、カーボンフレーム共に一級の性能を持っています。
ファットアルミが代名詞でもありますが、実はカーボンもかなりのキャリアがあります。MTBでですが。レイブン、スーパーVシリーズなど数多くのカーボンフレームがあります。スーパーシックスやシックスカーボンで突然出てきたような印象を持っている人もいると思いますが、一朝一夕ではあの完成度は出せません。
シナプスもいいですね。なんだかこう、ガンダムチックなかっこよさがあります。
スーパーシックスは本当にセンスがいいです。ハンドルの送りっぷりはさておきますが。ここまでのスタイリングを見せられたら、インテグラルシートポストを問うのは野暮というモノです。
それでまたCAAD9もいいですよね。
他社がすでにエントリー向けにしか作っていないアルミフレームを、初期からの延長線上で真面目に造っています。性能では同価格帯のカーボンに勝りますね。
ここら辺でいいのは、キャノンデールのCAAD9かコガのスカンジウムかどっちかでしょう。
カーボンがいいことには変わりませんが、最初から選ぶ必要もありません(お金があるなら……、ねえ?)。色々な意味で気兼ねなく使える金属フレームで、最先端をきっちり見据えている、これが入門というのも凄く贅沢ですが、選んで損はしません。
アルミは硬いという、近年の迷信を吹き払ってくれる一台です。