2010 フジ

久しぶりに日米富士が日本に戻ってきたなあと思っていたら、あれよあれよという間にシェアを伸ばしています。昨年などはピストブームに完全に乗った感じでしたが、その前からアメリカのチームに供給し、今年はジロにまで進出しています。

フジ

はっきり言って去年までのモデルは書く気になりませんでした。フジとかナカムラとかアメリカで幅を利かせている元日本ブランドはありましたが、個人的には魅力に欠けていました。

ところがまあ、今年はいいです！

食指が動きました。いい出来映えですね。

SST1.0




完成車にしたときの佇まいもそうですが、




↑非対称チェーンステー


↑テーパーヘッド


↑プレスインインテグレーテッドシステム

内蔵BBですね。


インテグラルシートポストを一歩進めた、流行のエアロ型です。

シートステーも集合型の間を埋めている最新トレンドです。

あ、ちょっと前、シートステーは普通の集合型（後ろから見るとAの形をしています）がモノステー型より軽く、剛性があるという記事がありましたが、あれは嘘です。

どっちの形式でも剛性を高くできますし、低くもできます。それはあくまで作り手次第です。外見からでは底の部分にどれだけの素材が使われ、厚みはどうなのか？　接続形式はどうなのか？　わかりませんし。

ああいうのも、何か書かなければ成らないときの苦肉の策だなあと苦笑した記憶があります。


という風に良くできています。

閑話休題

相変わらず安いクロスバイクなどは魅力がないですが、5万円くらいでカラーバリエーションを5種類くらい揃えたMTBを見たとき、結構いけるかな？　という感想を抱いたのも事実です。

他のモデルが楽しみです。