その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

ロンドン 街並み

2009-12-15 15:25:52 | ロンドン日記 (日常)
 土曜日の昼間、どうしても行かなくては行けないところがあったので、人ごみのピカデリーサーカス付近まで出かけた際にとった何枚かの写真です。

 新しく出来たJAPAN CENTRE。ピカデリーサーカスの西方にあるジャパンセンターに加えて、新たに南方のロンドン三越の隣に新しいジャパンセンターができました。食材、弁当、日用品、日本酒・焼酎、ちょっと高いけどいろんなものが売ってます。私はこの日はアンパンとメロンパンを買って昼食に。日本のものと全く同じ味で、なつかしいです。


 ナショナルギャラリー前のトラファルガー広場に飾ってあった氷の白熊。地球温暖化への警鐘のようです。周りに環境団体がデモをしていました。


 ロンドンのリージェントストリートに隣接する通りから。去年はサンタさんが飾ってあった記憶が・・・


 これがこの12月のロンドンで話題の交差点。最近オープンしたオックスフォードストリート交差点です。ロンドン初のスクランブル交差点だそうです。日本の渋谷を参考に取り入れたと、いろんな新聞で紹介されていました。
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ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 指揮マリス・ヤンソンス マーラー交響曲第2番

2009-12-14 08:23:47 | コンサート (in 欧州)
 ロイヤル・コンセルトヘボウの2日目はマーラー交響曲第2番です。この曲は9月にユロフスキ指揮のLPOのコンサートで大感動をしたばかり。なので、その感動を薄めたくないので、実は今日のコンサートはもともとチケットを買っていませんでした。しかし、以前仕事の都合でキャンセルしたコンサートの返金分金券の利用期限が迫っていたため、(仕方なく?)買ったチケットです。

 その結果は、LPOとは内容は全く異なるが、同様の感動を与えてくれたコンサートとなりました。ヤンソンスとロイヤル・コンセルトヘボウは今日も素晴らしい演奏を聴かせてくれました。100名はいるかと思われる大編成オーケストラをヤンソンスはエネルギッシュな指揮で、テンポ、強弱を強力にコントロールし、完全に掌握しているように見えます。オケは今日も個々の素晴らしい音色とそれは見事なアンサンブルで応えます。第一楽章のチェロの迫力ある導入から始まって、(それでも前半は一部ちょっと乗り切ってなかったような気もしましたが、後半からは)完全にペースに乗った感じでした。今日は2階席の最後列でしたが、ステージ上の緊張感がビビッドに伝わってきました。今日のヤンソンスも、ペースはスロー。じっくりと深~いマーラーを聴かせてくれました。

 独唱陣も良かったです。ソプラノのRicarda Merbeth、メゾソプラノのBernarda Fink 二人とも初めて聴く人でしたが、しっとりとした落ち着いた声で2番の神々しさを歌ってくれました。

 また、先週の「オテロ」の時も同じ思いでしたが、London Symphony Chorusのコーラスは素晴らしいです。良いコーラスは本当に心を揺さぶられます。コーラスの実力は正直、日本のそれとはかなり開きがあると思わざるえません。この日は、最後のフィナーレまでずっと座ったままでの歌唱。そして、フィナーレで全員が起立。劇的でした。

 終演後の会場は昨日以上の大拍手。スタンディングオベーションで讃えます。今日はさすがのヤンソンスは疲れ切ったのかアンコールはなし。昨日、アンコールは有り難いものの、最後の曲の余韻に浸れないもどかしさを感じていたところだったので、今日は十分に余韻に浸りながら会場を後にしました。

 来週の今年最後のオペラを残し、今日で今年のオーケストラのコンサートは打ち止め。本当にいろいろ素晴らしい音楽を聴かせてもらった。外国人に囲まれた職場と慣れない一人暮らしでこの1年結構しんどかったが、これらのコンサートでどんなに救われたことか。本当に感謝です。





Royal Concertgebouw Orchestra of Amsterdam / Jansons
Mahler Symphony No 2 in C Minor 'Resurrection'
13 December 2009 / 15:00
Barbican Hall
Mahler Symphony No 2 in C minor 'Resurrection'

Royal Concertgebouw Orchestra of Amsterdam
Mariss Jansons conductor
London Symphony Chorus
Ricarda Merbeth soprano
Bernarda Fink mezzo-soprano
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ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 指揮マリス・ヤンソンス、ブラームス交響曲第4番他

2009-12-13 08:29:20 | コンサート (in 欧州)
 バービカン・ホールにロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とマリス・ヤンソンスが来てくれました。

 今日のメインのブラームスの交響曲第4番は大好きな交響曲の一つなのですが、生で聴くのは今回が確か3回目で、もっぱら大学生時代に買った音楽テープを何度も聴いていました。今日のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とマリス・ヤンソンスの4番は、生演奏の素晴らしさを存分に味あわせてくれました。

 今日のヤンソンスはゆっくりとしたテンポで、この曲の持つ抒情性を最大限引き出していました。wikiによると、この交響曲4番とバッハ等のバロック音楽との関連が指摘してありますが、ボヘミアとかの民族音楽の影響もあるのでしょう。聴いていて、「この音楽は民族音楽なのか?」と思ったぐらいです。ドボルザークの交響曲に似た雰囲気を感じました。ブラームスもハンガリー舞曲とかを書いているぐらいですから、きっと関係はあるに違いありません。また今日のプログラムも、スメタナ、マルティヌとチェコの大作曲家を取り上げてますから、ヤンソンスはその関連性を示しているのですね。

 コンセルトヘボウの音色は、個々の楽器の一つ一つの音が独立していながら、かつ全体として調和が取れているという、まさにオーケストラの妙味を味わせてくれます。聴いていて本当に上手いなあ~とため息が出ます。ヤンソンスは脂が乗り切っているという感じで、全身を使って、自分の音楽を作り出していきます。テンポ、強弱、アンサンブル全てが完璧だなあと思いました。特に、弦のアンサンブルが綺麗ですね。管では第4楽章中ほどのフルートのソロが美しい。演奏者もとっても綺麗な女性でつい見とれてしまうほどです。第3楽章のトライアングルの若いアンチャンもがんばっていました。

 この曲のスケール、奥深さ、アンサンブルの美しさは生の演奏でなければわからないに違いないと心底思いました。

 会場は拍手の嵐。ヤンソンスはサービス精神も旺盛でアンコールも2曲もやってくれました。アンコールは嬉しいんですが、もう少しブラームスの余韻に浸っていたかったなあという思いもありました。明日のマーラーの2番も聴きに行きます。楽しみです。





Royal Concertgebouw Orchestra of Amsterdam / Jansons
Brahms Symphony No 4 in E Minor
12 December 2009 / 19:30
Barbican Hall

Smetana Overture: The Bartered Bride
Martinu Double Concerto for Two String Orchestras, Piano and Timpani
Brahms Symphony No 4 in E Minor
Royal Concertgebouw Orchestra of Amsterdam
Mariss Jansons Conductor
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ロンドン 韓国料理店 Korean Kitchen

2009-12-12 10:22:54 | レストラン・パブ (in 欧州)
 今週はいよいよ年の瀬大詰めということもあり、殺人的な忙しさ。昼飯にありつけたのは2日、昼飯、晩飯にもありつけなかったのが2日と、この金曜日が何と待ちどうしかったことか。今日もまだ仕事は残っていたのですが、9時過ぎまでやって肉体的にも精神的にもほてほと疲れたので、週末に先送りし、日本人メンバーでピカデリーサーカスに繰り出しました。

 入ったレストランは、その名もKorean Kitchenという何のひねりもないお店です。ナムルとキムチ、ブルコギ、参鶏湯、ビビンパ、冷麺、豆腐チゲ、知っている韓国料理を皆でシェアして食べました。味はどれも素晴らしいです。こちらであまり美味しいと思う韓国料理は頂いた覚えがないのですが、ここは秀逸です。

 あと、従業員の方の笑顔が素晴らしかった。終始笑顔で対応いただき、本当に安心できました。

 値段もお手頃ですし、とってもお勧めです。

32 Great Windmill Street, London Haymarket, London, W1D 7LR
Telephone: 020 7434 3262
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ロンドン レストラン Rowleys

2009-12-11 10:00:47 | レストラン・パブ (in 欧州)
 ロンドンのへそ、ピカデリーサーカスから歩いて2分のお店です。店内は広くはないですが、少し高級感のあるレストランです。

 メニューはモダンブリティッシュとでも言うべき内容でしょうか。いろいろ揃っています。その中から私は、ステーキを頂きました。ステーキを食べたのはロンドンでは久しぶりのような気もします。「ミディアム・レア」と頼んでも「OK Medium」と言われて、ミディアムどころかウエルダンのステーキが出てくるのが常ですが、今日は本当のミディアム・レアでとっても美味でした。

 今日のお相方は取引先の幹部。いろんなお話が、伺えとっても勉強になりました。

 繁華街のすぐ近くですので、是非、お楽しみください。

 ※レストランのホームページはこちら
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ロンドン クリスマス近づく

2009-12-10 06:20:39 | ロンドン日記 (日常)
 土曜日に撮ったロンドンのクリスマス風景。

 地下鉄の駅の現れたサンタ軍団。ざっと数えただけでも100名は優に超えてました。車両の中で皆でジングルベルを歌ってました。うるさかったけど、楽しそうだから、まあいいっか。


 コベントガーデンのクリスマスツリー。青のライトがきれいでした。


 同じくコベントガーデンの電光トナカイ。


 街や道路は異様に混んでますし、いよいよクリスマス本格到来です。
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ロイヤル・オペラ Cherevichki (The Tsarina’s Slippers:女帝の靴)

2009-12-09 05:34:32 | オペラ、バレエ (in 欧州)
 昨日の記事と前後しますが、先週土曜日にロイヤルオペラに「Cherevichki (The Tsarina’s Slippers女帝の靴)」を見に行きました。期待以上にとっても楽しい舞台でした。

 ロシアの若い男女のラブ・コメディですが、魔女や悪魔が出てきたり、バレエシーンがあったりで、クリスマスの家族向けにぴったりです。チャイコフスキーの聴きやすく美しいメロディ、頻繁に変わる舞台、ロシアの華やかな民族衣装、美しいバレエ、聴きどころ満載のアリア、3時間たっぷり楽しめました。

 今回はロイヤルオペラでは初の舞台とのことですが、出演者もほとんどがロシア人キャスト。いつもとはちょっと違う雰囲気がしたのは、気のせいでしょうか。

 歌手陣の中では、ヒロインのOxana役のViktoria Yastrebovaがとても気に入りました。まさにはまり役で、美しいが、ちょっとわがままな若い女性を上手に演じていました。歌も声量はそれほどではありませんが、とても綺麗な歌声でした。男性陣は相手役のVakulaのVsevolod Grivnovは可もなく不可もなく、Oxanaのお父さん役のバリトンがすごい迫力でびっくりしました。

 第3幕にはバレエのシーンが多く織り込まれています。ロイヤルバレエのメンバーが踊っていたようですが、踊り手さんがみんな綺麗なのにびっくり。もちろん、踊りも美しく、バレエも楽しめ一粒で2度おいしいお得感がありました。

 今日はバルコニー左手の立ち見席(何と10ポンド)。立っているのは普段のイギリス人とのパブ吞みで鍛えられているので苦になりませんし、私はむしろ座っているとすぐに眠くなってしまうので、かえって立って見る方が集中して観劇できます。ただ、今日は最初の第1幕1場の前半はずーっと死角の左手隅を中心に話が進んでおり、最初の10分ちょっとは全く見えない状態。最初に乗り遅れたと思いましたが、その後はほぼ影響なく見ることができました。映画とほとんど変わらない値段で、オペラが見れるので、これまたすごいお得感満載でした。







The Tsarina's Slippers
Saturaday, December 05 7:00 PM

Credits
Composer
Pyotr Il'yich Tchaikovsky

Director Francesca Zambello
Set Designer Mikhail Mokrov
Costume designs Tatiana Noginova
Lighting Designer Rick Fisher
Choreography Alastair Marriott

Performers
Conductor Alexander Polianichko
Oxana Viktoria Yastrebova
Vakula Vsevolod Grivnov
Solokha Larissa Diadkova
Chub Vladimir Matorin
The Devil Maxim Mikhailov
Schoolmaster Viacheslav Voynarovskiy
Pan Golova Alexander Vassiliev
Panas John Upperton
His Highness Sergei Leiferkus
Master of Ceremonies Jeremy White
Wood Goblin Changhan Lim§
Dancers Dancers of The Royal Ballet
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ロンドン交響楽団 デイビス指揮 『オテロ』 (演奏会形式)

2009-12-08 06:47:22 | オペラ、バレエ (in 欧州)
 素晴らしいコンサートでした。まだ、胸の高まりがおさまりません。

 オーケストラ、独唱、合唱、全てが最高のレベルで組み合わさったケミストリーでした。良いコンサートはいくつもありますが、打ちのめされるようなコンサートはそうはありません。今夜のコンサートは間違いなく後者でした。

 全てが良かったのですが、あえてオーケストラと合唱の素晴らしさを特筆したいです。LSOのPresidentであるコリン・デイビス指揮だからそう思うのでしょうか?指揮とオケの息の合い方が素晴らしいです。ベルディのスケールの大きな音楽を余すことなく演奏してくれました。管楽器の美しいハーモニー、木管・金管の切れ味、うっとりさせたり、高揚させたり、悲しませたり、LSOのパワフルな演奏が自由自在に表現してくれたと思います。とても82歳とは思えない溌剌さです。

 また、合唱陣も素晴らしかった。特に、第一幕冒頭のオテロの来航場面。迫力ある合唱で一気に、聴く者をオテロの世界に引っ張り込んでくれました。

 もちろん独唱陣も良かったです。オテロは急きょ代役登場となったサイモン・ニール。夏のプロムスのフィデリオで聴いた人です。急な代役で、かなり楽譜を見ながらの歌唱で細かい感情表現はもっと良くなるのではと思うところもありましたが、迫力あるテノールを存分に聴かせてくれました。また、Desdemona役のソプラノのAnne Schwanewilms。第1幕の終盤のオテロとのデュエット、第4幕の悲しみに暮れる独唱、感情豊かで、美しいソプラノでした。白の衣装も綺麗でした。存在感を存分に発揮していたのは、Jago役のGerald Finley。どっかで見た覚えがあると思ったら、夏のザルツブルグ音楽祭の「フィガロの結婚」でスザンナを誘惑する伯爵役でていた人ではないですか。今日は、ある意味、オテロよりもこの物語のキーパーソンであるJagoの悪人ぶりを見事に表現していました。

 今回はコンサート形式ですが、私はこのコンサート形式というのも好きです。演出に縛られない分、自分で自由に想像できるからです。先週、原作のシェイクスピアを読んだばかりなので、自分の中の場面を想像しながら、演奏を楽しめました。

 いやー、本当に良かったです。




London Symphony Orchestra / Sir Colin Davis
Verdi Otello
6 December 2009 / 19:00
Barbican Hall

Verdi Otello

London Symphony Orchestra
Sir Colin Davis conductor
Simon O'Neill Otello
Gerald Finley Jago
Allan Clayton Cassio
Lukas Jakobski A Herald
Anne Schwanewilms Desdemona
Eufemia Tufano Emilia
London Symphony Chorus
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ハイドパーク 12月

2009-12-07 02:29:51 | ロンドン日記 (日常)
 12月に入っての初めてのハイドパークまでのジョギングですが、クリスマスシーズンを迎えて、ハイドパークもいつもとは趣が異なっています。

 11月から準備していた観覧車が動き始めました。


 近ずくと、ホリデーシーズンの移動遊園地がハイドパークにやってきたことがわかりました。


 11時前だというのに沢山の家族連れ、観光客で賑わっていました。


 アトラクションが揃っていて、楽しい雰囲気満載。




 ドイツからのソーセージの店もありました。おいしそうです。




 お菓子のお店。見ているだけで、別世界へ引き込まれてしまいます。


 ジャージ姿にお金を1ペンスも持っていないので、早々に退散しましたが、家族で来たら楽しさ満点でしょう。

(付録)同日、同時刻のハイドパークの他の風景

いつもの角度から。ついに葉は完全になくなりました。

 
 環境保護の集会とデモ行進もやってました。


 12月5日午前11:00頃 ハイドパークにて
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ロンドン インベントリーチェック

2009-12-06 00:50:57 | ロンドン日記 (日常)
 先月の引っ越しにまつわるエピソード。

 こちらでアパートを借りる時、出て行く時には、インベントリーチェックというものを行い、備え付けの家具や食器の在庫確認とともに、家の中の傷の付き具合などをチェックし、家主(の管理委託会社)と借主の双方で確認します。

 先日、先月出て行ったアパートの退室時のインベントリーチェックの内容が送られてきました。カーペットの毛羽立っていた、コンロが汚れている、窓の留め金がない、風呂のチェーンが切れてる、冷蔵庫の棚が一つない・・・などとあることないことを散々指摘してあったあげく、修理代として300ポンドの請求書が同封されってありました。唖然・・・

 確かに3割ぐらいは本当ですが、もともと壊れていたり、身に覚えがないものだったり。さすがにこれで300ポンドはないだろうとメラメラと怒りが燃え上がり、管理会社へクレーム。「だいたい入居の時にカーペットの状態なんかチェックしていない。風呂のチェーンは最初から切れていると申告している。止め金も最初からなかった(ハズ)。冷蔵庫は故障して半年前に替えたばかり。入居の時はあんないい加減なチェックしかしなかったのに、出るときだけこんな詳細なレポートが来るなんて、アンフェアだ。そもそも、そっちの都合で無理やり出て行かされて、こっちは大変迷惑したんだ。1年間しか使ってないのに、こんなに修理代がいるわけないだろう。」などなど・・・。管理会社は「もう一度、確認して連絡する」とのこと。

 1週間後、何の連絡のないまま、新たな請求書だけ送ってきました。なんと、修理代 0ポンド。逆にこのいい加減さにも驚きですが、やっぱり、言わないと何も始まらないことが改めて身にしみました。300ポンドをセーブした嬉しさよりも、何か「こんなのありかあ~」という、割り切れない思いや疲労感が残った小事件でした。
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日本食レストラン Miyama City (みやま シティ店)

2009-12-04 07:50:14 | レストラン・パブ (in 欧州)
 米国と香港から訪英しているビジネスパートナーをお連れして、シティにあるみやまへ行きました。過去に3度ほど訪れていますが、落ち着いた雰囲気で、料理もまずまず、値段もお手頃なお店です。

 今日のお客様は会うのは初めてですが、いかにもやり手のビジネスマンという感じの人たちで、話題の豊富さ、切り込みの鋭さなどなど、圧倒されっぱなしでした。

 共通するのは、テンポの良さと目の力の強さ。間断なく、自分の情報を提供したり、直球ド真ん中の質問を投げてきたり、ディナーとは言えまったく無駄がありません。相手の眼をしっかり捕えて、離さないぞ、と言わんばかりの眼の力にも無言の圧力を感じます。

 さすが、業界でもそこそこ名が売れている人は違うなあと、大いに見習わなければと思いました。まあ、感心しているだけでは、だめなのですが・・・

 レストランの話に戻ると、私は、土瓶蒸し、ホタテのバター炒め、握りずし、天ぷらという店番コース。サービスも感じがよく、有意義なビジネスディナーを楽しむことができました。
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シェイクスピアー 『オテロー』 (小田島隆夫 訳)

2009-12-03 09:04:38 | 
 今週末に、オペラ(コンサート方式)の「オセロー」を見に行くので、読んでみました。話のあらましは知っていたものの、恥ずかしながら実際に読むのは初めてです。

 すばらしい作品ですね。どの人間も多かれ少なかれ持つであろう、嫉妬心というものが、いかにたやすく燃え上がり、人に冷静な判断力を失わせるものかということを見事に描ききっていると思いました。ストーリー展開、せりふの比喩、掛け合い、さすがシェイクスピア、どれもため息が出るような職人技です。個々の登場人物のキャラクターも際立っていて、個性に満ち溢れています。旅行先で一気に読んでしまいました。

 シェイクスピア劇ももっと見てみたいものの一つです。
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ヨーク旅行 (その3 博物館シリーズ)

2009-12-02 06:09:24 | 旅行 海外
 2日目は朝から雨。9時前発車の3両編成のローカル線に乗って、再びヨークへ。イングランド北部の荒野から臨む朝日が美しい。


 まずは、ヨービック・ヴァイキング・センターへ。8世紀後半からイギリスに侵入したヴァイキング時代のヨーク(ヨービック)を再現したアトラクションです。自動カートに乗ると、当時のヨービックの生活や社会の様子がわかるように作ってあり、なかなか面白かったです。




 そのあとは、世界で最大級(一体、世界に鉄道博物館がいくつあるのだろう?)といわれる国立鉄道博物館へ。さすが鉄道発祥の国だけあって、ここは面白いです。2つの大きなホールがあって、そこにイギリスの機関車や世界の列車が並んでいます。元鉄道少年としては、子供の時に戻ったように、目が輝いてしまいます。




 世界で一番早い蒸気機関車だそうです。


 王室が乗る御用機関車。客車にはお風呂までついてました。


 そして感動は、日本の新幹線。


 元祖の0系で、中にも入れます。匂いまで新幹線の匂いで大感動!!!


 外の展示には、新幹線関連の備品(乗務員の制服とか)に加えて、駅弁が!!!前の職場で、月に2,3回新幹線で名古屋に通っていた時に良く食べた名古屋コーチン弁当がありました!!!食べたい~


 そうは言っても「名古屋コーチン弁当」があるわけないので、ホール内にあるレストランで、代わりにロースト・チキン・サンドウィッチを食べました。おいしかったけど、ちょっと違うんですよね~




 14:00過ぎの列車でロンドンに戻りました。このぐらいの国内旅行だと、疲れないし、リラックスできて、とっても良いと思いました。普段、ロンドン市内や近郊をうろついているだけで、殆どイギリスの他の街は見ていないに等しいので、これからもう少しいろいろ訪ねてみようと思います。
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ヨーク旅行 (その2 クリスマスマーケット、リーズ)

2009-12-01 08:00:04 | 旅行 海外
 衝動的に決めた旅行だったので、旅行前から実は意外なハプニングが。出発の3日ほど前に列車の予約を入れた後に、宿の予約を取ろうとしたら、どこも一杯。「いくら人気のある観光地とは言っても、シングルルーム一つも取れないなんてことがあるのか?」と信じられない気持で、とあるB&Bに電話したところ「この日は、ヨークのクリスマスマーケットの日で、一番混む日。ヨークに来るなら他の日にしたほうが良いよ」とのこと。そうは言っても列車は予約したし、年内はもう空いている日がないからということで強行した旅行でした。宿は、結局、隣町のリーズで予約(列車で30分弱)。

 というわけで、ヨーク・ミンスターの後は、せっかくですので、そのクリスマスマーケットに出かけました。たしかに、街中すごい人であふれかえっています。まるでここは週末のコベントガーデンかと思うほど、人だらけ。有名なシャンブルズ通りも人だかりで、前に進むのがやっと。通りはとても素敵で、他にもそぞろ歩きが楽しそうな通りがたくさんあるのですが、とてもお店を覗くような余裕はありませんでした。


 広場では露店が所狭しと並んで、クリスマスのオーナメントやプレゼントにするような小物が売っています。ジャズバンドがディキシー調でクリスマスソングを演奏するなど、楽しい雰囲気が満載です。私は一人で買物という性質ではないので、暖かい赤ワインや発酵させたリンゴ酒などを露店で買っては、少しぶらつきました。




 ただ、30分も居ると、正直、その人ごみにどっと疲れが・・・。街を抜け出して、街の周りを少し散策しました。ちょっと、良かったのはヨークシャー博物館の横にあった廃墟となった教会跡。夕暮れ時と重なり、想像力を掻き立てられます。




 結局、4時過ぎには列車に乗って、ホテルのあるリーズに向かいました。リーズは北イングランドでも有数の商業地で、おしゃれなショッピングセンターがいくつもあります。

 駅前にはきれいなクリスマスツリーが。


 駅近くのホテルにチェックインし、ショッピングセンターを散策。確かに、今まで見たイギリスの街の中では一番、近代的というか古さや歴史を感じさせない街並みです。白人が多く、生活の匂いがするイギリスの普通の街といった感じ。そして、やはりここはイギリス。5時を回っていたので、ショッピングセンターの中のお店もほとんどが既に閉店。


 「イギリスで一番美しいショッピングセンターといわれる」(「地球の歩き方 イギリス」)ビクトリア・クオーター内もお店は閉店済み。



 ちょっと残念でした。


 
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