1496、飛行機に乗って

去年引退したスペースシャトル「ディスカバリー」が、ワシントンDCのスミソニアン博物館に寄贈されます。
1984年の初飛行以来39回宇宙に行き、多くの宇宙飛行士を宇宙へ運びました。
日本人飛行士も5人搭乗しました。
最後の飛行は改造したジャンボ機に背負われ、フロリダのケネディ宇宙センターからワシントンまでの旅でした。
上の写真はワシントン近郊のダレス国際空港に到着した瞬間。
今月20日から一般公開され、第二のミッションに入ります。

「197、驚き、篤姫の籠」
「314、ナショナル・モール」
「1056、船長復帰」
「1224、30年の歴史に幕」などを参照

1495、あと100日

7月27日開幕のロンドンオリンピッまで100日となりました。（昨日18日）
日本が初めてオリンピックに参加したのはスウェーデンのストックホルムで開催された、第5回夏季オリンピックでした。
期間は1912年5月5日～7月27日で、ちょうど100年前です。
100年前にはいろんなことがありました。
タイタニック号が沈没したのは1912年。
ワシントンDCに桜の苗木が送られたのも1912年。
日本では7月29日に明治天皇崩御。
9月13日 明治天皇大喪、同日乃木希典が夫人とともに自宅で殉死。

最も、1912年が特別というのではなく、毎年いろんな出来事があります。
しかし、100という数字には特別な意味があるように感じます。
100という数字はこのブログでも何回か登場しました。
「1339、100回」などを参照
Bicentennialも参照

1494、かるたも変る

総務省は17日、昨年10月1日現在の年齢別・都道府県別推計人口を発表しました。
在日外国人を含む総人口は前年比0．2％（25万9000人）減の1億2779万9000人で、1950年以降の統計で最大の下げ幅を記録しました。
出生率が低下しているので少子高齢化が加速しそうです。
総人口に占める65歳以上の高齢者の割合は、前年比0.3ポイント増の23.3％で、過去最高を更新しました。
福島県の人口は1.93％減で、都道府県別として過去最高の減少率となりました。（震災と原発事故の影響か？）

「1411、すそ野は長し」で上毛かるたを紹介しました。
ほとんどの読み札は1947年（昭和22年）に発行された当時から変わっていませんが、人口を詠んだ札「ち」は4度変わっています。
最初は「力あわせる百六十萬」でした。その後、人口が増えるにつれ「百七十万」（73年）、「百八十万」（77年）、「百九十万」（85年）と変化し、現在の読み札になったのは93年で「　「力あわせる二百万」　です。
これは戦後のベビーブームと高度成長に合わせ、人口が増えていったことを示しています。
群馬県の人口は、2004年7月の203万5000人をピークに減少に転じ、2010年（平成22年） 8月1日、200万人を割り込みました。
かるたの読み札が今後190万、180万と変わっていくかもしれません。

1493、まにあった

100年前のタイタニック号と同じ航路をたどる豪華客船は4月8日、サウサンプトンを出航直後に乗客の1人急病になってアイルランドに引き返しました。
沈没した15日午前2時20分までに沈没地点に到達できるか心配されていましたが14日夜、沈没現場の海域に到着し、船が沈んだ時間に遺族を含む乗客らが犠牲者1512人を偲んで黙とう、海面に花輪を投げるなどして追悼しました。
今頃はニューヨークに向かって航海していることでしょう。

100年目の今年はさまざまな催しが行われています。
建造地の北アイルランドのベルファストでは犠牲者を悼む記念庭園が公開され、出航したサウサンプトンでも追悼の行事が行われています。
沈没前日の一等船客用ランチメニューがイギリスで競売にかけられ、7万6000ポンド（約1千万円）で落札されました。
タイタニック号への潜水ツアーも計画されています。
一方、海底に沈むタイタニック号への接近が容易になっていることで、船体の保存が危機に瀕しています。
遺物の持ち去りやゴミの散乱、接近によるダメージなどの問題が起きています。
深さ4000メートルに沈む船体は管轄権を主張する国がなく、船内の遺品が持ち出されるケースが相次ぎ、ユネスコはタイタニック号を「水中文化遺産保護条約」の保護対象にしました。

1492、桜吹雪

昨日15日（日）、総合運動場は桜吹雪が舞っていました。
絶好のテニス日和で、コートにも花びらが落ちていました。


前橋の桜は先週の土曜日は0.2分咲きで、15日頃満開になると予想しましたが、12日（木）に満開になりました。（平年より6日遅い）
7日は真冬のような寒さでしたが8日から気温が上昇し、12日は25度近くになりました。
週半ばには満開になるかも、とも書きましたが、こちらの予想は正解。
14日（土）は1日中雨で、花散らしの雨になるかと思いましたが、気温が低く花が長持ちしたようです。

1491、黒田もいるぞ

今年の米大リーグの日本人投手といえば、テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手が注目されていますが、ニューヨーク・ヤンキースの黒田博樹投手が頑張っています。
2009年に松井秀喜がシリーズMVPを獲得して以来2年間、ワールドシリーズから遠ざかっている名門ヤンキースです。
ワールドチャンピョン奪還のため昨季ドジャースで13勝を挙げた黒田を迎え入れました。

13日のエンゼルス戦に本拠地ヤンキースタジアムで今季2度目の先発し、8回0／3を5安打無失点に抑え今季初勝利を挙げました。（試合は5－0）
この日は地元ヤンキースタジアムでの今季開幕戦で、黒田に対する期待の大きさが分かります。

移籍後、初登板となった7日の敵地レイズ戦では5回2／3を投げ、8安打6失点で負け投手になっていましたが、2度目の先発で期待に答えました。
上の写真は13日、ヤンキースタジアムで投げる黒田投手。
「193、グッバイ、ヤンキー・スタジアム」の写真は旧ヤンキー・スタジアム。

速報：2度目の登板になったダルビッシュは敵地ミネアポリスでのミネソタ・ツインズ戦で投げ、2－2の同点6回途中で降板し、2勝目はなりませんでした。
BSで生中継をしたので朝4時に起きてテレビを点けたら降板直後でした。
レンジャーズはミネアポリス、ボストン、デトロイトの北部への10泊11日の遠征中です。
気温差や長距離の移動など、環境の変化にも慣れなければなりません。
「110、大陸横断鉄道」の地図を参照
デトロイトはミネアポリスとボストンの中間辺り。

1490、ニューヨークの何処

100年前にイギリスのサザンプトン港を出航（上の写真）したタイタニック号が、ニューヨークに向かっていたことは知られています。
では、ニューヨークの何処に向かっていたのでしょう？

ニューヨーク（マンハッタン）は南から北に発展していった、と何度か書きました。
「430、34th Street」などを参照

100年前のニューヨークは14～23丁目辺りが中心で、20丁目のハドソン川沿いにある「チェルシー・ピア」に向かっていました。（私の想像）
23丁目と5番街の角にあるフラットアイアン・ビルは1902年（タイタニック号事故の10年前）に建てられたビルで、完成当時世界一の高さを誇っていました。
スポーツ、娯楽の殿堂「 マディソン・スクエア・ガーデン」も、近くの「 マディソン・スクエア・パーク」にありました。

チェルシー・ピアに到着する直前、ニューヨーク港に入った乗客たちを自由の女神が迎えたはずです。

今回のクルーズ船は現在のニューヨーク港の中心、42～60丁目辺りのピアに到着すると思いますが、100年前の航路を再現しているので、チェルシー・ピアかも？。

42～60丁目辺りのハドソン川沿い全景は「727、機長引退」の写真を参照

1489、100年後もトラブル

今年はワシントンDCに桜の苗木が送られて100年になりますが、同じ1912年4月にタイタニック号が処女航海に出ました。
1912年4月10日、英南部サウサンプトンを出航しニューヨークに向かいました。
14日午後11時40分、北大西洋で氷山と衝突、15日午前2時20分に沈没して1513人が犠牲になりました。

100年前と同じ航路をたどるクルーズ船が4月8日、サウサンプトンを出航しました。
乗客数は1309人で、参加者の中には事故の犠牲者の子孫もいるそうです。
10日、乗客の1人が心臓障害を起こしたため、この乗客を病院に搬送するためにアイルランドに向かって引き返しました。
その後クルーズ船は予定された航路に戻りました。
14日夜にタイタニック号が沈没した地点に到着し、沈没した15日午前2時過ぎに船上で追悼礼拝を行う予定ですが、このトラブルで14日夜までに到達できるか分からない状態です。
タイタニック号が到着できなかったニューヨークには19日に着く予定です。
今回はこれ以上のトラブルが起きないことを祈ります。

1488、両者出揃う

今年11月に行われる米大統領選に向けて民主、共和両党の候補者が出揃いました。
民主党はオバマ大統領で決っていましたが、混迷が続いていた共和党もほぼ決定です。
穏健派のロムニー前マサチューセッツ州知事に次いで、2位につけていた保守強硬派サントラム元上院議員は10日、選挙戦撤退を表明しました。
これでロムニー氏の指名獲得が確実となりました。
サントラム候補とロムニー候補はネガティブ・キャンペーンを展開していたので、両者ともダメージを受け ロムニー離れが起こっています。

一時は支持率が低下し再選も危ぶまれていたオバマ大統領は、静観しているうちに支持率が上昇してきました。
世論調査によると、いま大統領選が行なわれた場合、オバマ大統領の得票率は51%、ロムニー氏は44%という数字が出ています。
大きな失政がなければ現職のオバマ大統領有利。
「1453、レースは続くよ」を参照

1487、5失点も初勝利

レンジャーズのダルビッシュ有投手が9日（日本時間10日）、本拠地テキサス州アーリントンで初登板しました。
相手は同じリーグのマリナーズで、いきなりイチローとの対戦が実現しました。
二回までに5点を失う苦しい立ち上がりでしたが味方打線の援護を受け、11-5でチームが逆転勝ちし勝利投手となりました。
六回二死まで投げ、球数数110、被安打8、奪三振5、与四死球5でした。
注目のイチローとの対戦はは二塁打1本を含む4打数3安打で、今回はイチローに軍配が上がり、先輩の貫録を示しました。
初対決はサード後方への内野安打。（上の写真）

5点取られても勝利投手になる強運で、運も実力のうち。
勝負の世界は勝つことが第一で、その意味では100点。
内容は本人もコメントしているように「体が勝負にいきたくてアンバランスな状態だった」で50点。
緊張の中でも「最初のマウンドに立ったときに落ち着いていて、周りが見えていた」と話しているように精神的にも強靭です。
環境の変化、滑りやすいボール、初登板のプレッシャーなど、難しい中でもしっかり結果を出しました。
3回以降は立ち直ったので、慣れてくれば大丈夫でしょう。
レンジャーズのワシントン監督は「彼は戦うためにマウンドに上がった。すごくいい仕事をした。序盤の失点は最初だったので興奮したのだろう。次に投げるときはもっともっとよくなるだろう」と語っています。
次の登板が楽しみです。

「1440、ダル、キャンプイン」
「1410、張さん」などを参照