ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1224、30年の歴史に幕

2011年07月23日 | Weblog
8日に打ち上げられた最後のスペースシャトル「アトランティス」が21日早朝(日本時間21日午後)フロリダ州のケネディ宇宙センターに着陸し、地球に帰還しました。
1981年の初飛行以来、アメリカの宇宙開発をリードしてきたスペースシャトルが30年の歴史に幕が下ろした瞬間です。
この間、355人(日本人7人を含む)の飛行士を宇宙に運び数々の成果をあげました。
シャトルの後継機完成のめどは立っておらず、国際宇宙ステーションへ(ISS)の往復は、ロシアの宇宙船「ソユーズ」に頼らざるを得ない状況となり、アメリカの宇宙開発が停滞すると懸念されています。
シャトルの退役で2000人がNASAを解雇されるという現実もあります。
今後の宇宙開発はどうなるのか?
オバマ大統領はISSへ飛行する民間の商業宇宙船の開発を推進していますが、有人船を運用する具体的なめどはたっていません。
宇宙開発でも中国やインドが台頭する中、自前の有人輸送手段を失う米国の影響力低下が指摘されています。
1961年のガガーリンによる人類初の有人宇宙飛行を成功させた旧ソ連に後れを取ったアメリカが、1969年のアポロ月着陸で優位に立ちました。
その後世界をリードしてきたアメリカの宇宙開発ですが、シャトル退役後の明確な目標を見つけられずにいます。
火星への有人飛行も検討されていますが、それこそ20年はかかるでしょう。
写真は最後の帰還をする「アトランティス」(NASAのホームページより)

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