東濃IFR

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三重県防災航空隊訪問(4月21日その5)

2019年06月20日 20時50分33秒 | 航空機
久居駐屯地を後にし、MNさんとtomoさんの乗った車の後ろをついて行く。
先程三重県防災航空隊N隊長から「帰りに寄ってってよ」とありがたいお言葉をいただいたからだ。
向かったのは伊勢湾ヘリポート。
何度か来ているが、飛んでいる防災機は撮ったことが無かったりする。

隊舎に着くと、玄関には隊員さんが休憩等で出ていた。
N隊長が出てきて、「おし、ついてきて!」と言い歩いて行ってしまうので慌ててついて行く。
そこは…



格納庫内!


機長席に乗せてもらい、ヘルメットを手渡される。


AW139のコクピットに興奮する筆者。撮影はMNさん。


単なるヘリマニアになってます(笑)


 いやいや、興奮しているだけじゃダメ。
 この機会に色々と取材を敢行する。
 (今回の写真は掲載前に確認、許諾をいただいております。)



センターコンソールに、


正面の大型ディスプレイ。電源までは入れてもらえなかった。


オーバーヘッドパネル。計器類だけでも旅客機並みにありそうだ。


キャビン後部の荷室。機外両サイドからもアクセスできるドアがある。


 この後部荷室が意外と広く、結構大きな資機材も入る。
 また、412シリーズと違い、ギアボックス等がキャビンに出ていない。
 そのためキャビンは広く使え、要救助者の取り回しも楽というわけだ。



MGB付近を点検中。ここの機構がすべて上にあるのでキャビンは広い。


 機体だけでなく、他の設備等も説明してもらう。
 目からうろこな内容が多かった。



屋内訓練用の模擬機体だが…


 向かって右側が機首側になっており、機首方向から後方に向かって傾斜している。
 この傾斜角は約10度で、AW139がホバリングした際のキャビン内での床の角度だそうだ。
 そういえば、先ほどホバリングしているときもノーズが上がっていたな。
 
 模擬機体で使用しているウインチはこの時ついていなかった。
 不思議に思っていたら「GW明けに耐空検査で機体がいなくなっちゃうから、先に整備に出した」と隊長。
 三重の場合はウインチも実機と同型の物を使用して訓練をしているとのこと。
 機体が整備入りしても先にウインチが戻って来るので模擬機体で技量維持訓練はできるわけだ。
 岐阜は市販ウインチ(一応BKと412で位置は変えてある)だもんな~。
 


模擬機体から見た格納庫内。向こう側にはドクターヘリが入る。


N隊長と伊勢湾ヘリポート応援団の二人。質疑応答が続く。


 N隊長とMNさんとの漫才(?)が面白く、時間があっという間に過ぎて行く。
 格納庫を出て再び隊舎へ。
 そこでは隊員さんが出て何かやっている。



照明塔はしごを使って懸垂中。


 日課で終業前の体力錬成だそうだ。
 10回を3セット。体力勝負の職場だからね。
 色々と話しているうちに今日の仕事を終えたドクターヘリが戻って来る。
 え、もうそんな時間?


17:11 今月は伊勢赤十字病院が基地。


JA122D EC135P2+ 中日本航空  ヘリパットからエプロンへとエアタキシー。


向きを変えて着陸、エンジンカット。


小型のキャリアで格納。お疲れ様でした。


 自分もそろそろお暇しなくては。
 後ろ髪引かれる思いで隊舎を出る。
 
 アットホームな雰囲気だが、N隊長の熱い想いを感じた。
 「ファンは大事にしなあかん、活動の一番の理解者だから。」
 また寄らせていただきます。
 貴重なお時間を割いていただき本当にありがとうございました。
 今度は訓練を見てみたいな~。


コメント (6)
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