94歳で亡くなった母の命日は2月4日丁度立春の日であった。火葬された時
足に入れていた金具を見て、初めてその重さを感じた。理解してあげられなかったことへの不甲斐なさと、自分への憤りである。老いを理解するのは難しい。歳をとった時はじめて、その辛さが理解できる。公共広告機構ACの
「心が見えないけど、心ずかいはみえる。」認知症ではその心も、見える風景も違っている。
ACジャパン CM 見える気持ちに。
介護をする上でも、看護をする上でもその痛みが判らなければ、認知症の方に寄り添った福祉ケアとは言えないだろう。
VR認知症サンプル
送迎の車から降りるにしても、屋上のビルから飛び降りる感覚らしい。
電車の車内もこの様になるのだ。VR認知症プロジェクトを手掛ける株式会社シルバーウッド(東京都港区)の代表、下河原忠道さんが開発した疑似体験のゴーグル。認知症の正しい理解を社会全体に広げるにはVRを利用した“認知症の一人称体験”が有効だと訴え、全国各地で体験会を開いている。
3. V→R_認知症VR体験プロジェクト