AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

HONDAの錯覚力(3)

2016-06-10 19:45:36 | アイディアのIdentity



本田宗一郎の理念は、このCMにも活かされております。

この斬新なペーパーアニメションを手掛けたのは、PES(Adam Pesapane)はニューヨークのRESETというプロダクションに所属する現在42才の映像・CMディレクターです。食材や日用品を使ったstop motion filmが高い評価を受けているクリエーターで、CMも手掛けています。
2013年にはFresh Guacamoleがアカデミー賞にて短編アニメーション映画部門にノミネートされました。




日本で言うところの「映像の時間 テクネ」鬼才 佐藤雅彦さんの様な方々は世界にもいます。そんなアイディアの思考が「Honnda」とあったんでしょう。

「成功者は、例え不運な事態に見舞われても、
この試練を乗り越えたら必ず成功すると考えている。
そして、最後まで諦めなかった人間が成功しているのである。

自分はこれが好きだと思い、
自分はこれを職業としたいというものを発見させるのが、
教育の主眼のひとつであろう。
こちらが悪ければ、悪い人間が寄ってくる。
こちらが信用することによって、信用される人間が生まれる。
やろうと思えば人間はたいていのことができると私は思っている。
私は開き直ることにした。自分はたぶん、
他のどんな人よりも自分に忠実に生きてきたという自信がある。
チャレンジして失敗を怖れるよりも、何もしないことを怖れろ。
何かを深く信じれば、誰でも自分の中に大きな力を見つけだし
自分を乗り越えることができる。
人間、生をうけた以上どうせ死ぬのだから、
やりたいことをやってざっくばらんに生き、
しかるのち、諸々の欲に執着せずに枯れ、
そして死んでいくべき、という考え方だ。
人間というものは、面白いものであり、不思議なものであり、
必要のない人間というのはいないのである。
発明は恋愛と同じです。苦しいと思えば苦しい。
楽しいと思えばこれほど楽しいことはありません。
伸びる時には必ず抵抗がある。
日本人は、失敗ということを恐れすぎるようである。
どだい、失敗を恐れて何もしないなんて人間は、
最低なのである。」
デジタルの時代だからこそ、アナログ的な表現が評価を受けます。
如何に3DCGで描いても、血が通っていない表現は評価されないものです。
斬新なアイディアとそれを成し遂げる地道な努力こそ日本人が持ってきたこのちっぽけな国をここまでにした遺伝子だと思います。