AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

物を売らない感謝の日

2016-06-06 20:15:14 | アイディアのIdentity



OneShowで選ばれたBest of Showには、クロスプラットフォーム部門からアメリカのアウトドアショップREIが行った"#OptOutside(外に出よう)"が選ばれました。サンクスギビングホリデー直後の金曜日はクリスマス商戦の幕開けで、小売店にとって売上が一気に黒字に転化する日ということで"Black Friday"と呼ばれています。人々は街中にショッピングにこぞって出かける日、アウトドアショップであるREIは、もっと人々に大自然に出かけて欲しいというメッセージを伝えるためこの日の売上を放棄し、一斉に全店舗を休みにすることをアナウンスしました。結果、この試みは面白いとメディアやSNSに取上げられ、60億以上のメディアインプレッションを獲得したそうです。Black Fridayを題材にしたアイデアといえば、以前にもアメックスの"Small Business Saturday"がありました。




儲かる日に敢えて「休むこと。」こういう「誰にも売らない日」があっても良いかも知れません。仏滅は休んで、「果たして貴方に必要なものか?」考えさせて、大吉で買う。こういうキャンペーンは、既に買い控える日本人には重要な思考です。物を消費するのは、中国人に任せれば良いのでしょう。日本は既に断捨離の時代なのですから、、、。