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日光浴

2011-04-17 | 雑記
天気がいいのと、仮眠が思いのほかよく眠れたので、せっかくだからと多摩動物公園に行ってきた。

上野のパンダと言えば全国ネットで放送される人気者。さて多摩動物公園はというと、パンダみたいな強烈な売りはなかったりする。

ただ、小高い丘と言うか山のようなところにあるためか、設備をたまに大きく拡張したりする。オランウータンが遥か上空で綱渡りを出来るようにする、というのは上野では出来そうもない。

そういう動物の本来の姿を見せる展示の嚆矢は旭山動物園だが、オランウータンの綱渡りも旭山が有名になった後だったので、推測の域は出ないが、影響が大きかったのだろうなと思う。

嘗て、上野は入場者数一位を誇っていたのだが(誇っていたかは知らないが)旭山に追い越されてしまったという。現時点ではどうかしらないが、たぶん変わってないのではなかろうか。

旭山に追いつけ追い越せかは分からないが、なんだか目が離せないなと思っていたのだが、オランウータンの綱渡り以外で大きな目玉は最近ないような気がする。それも数年前である。


それなのによく行くのは、山の中にあるから。なんせ天気もよかった。動物や時間帯にもよるのだが、元気なやつは元気だったり、客に近いところや外で寝ていたりする。

分からない人が名前を聞いてもピンとこなさそうなウォンバットが、ガラスのすぐ傍で丸太を抱いて寝ているところを見ていたら、周りは「かわいい」で騒がしくなったりもした。日曜日なのもある。
これは飼育員の陰謀、じゃなくて策でもあるのだろうが、お気に入りの台と丸太がガラスのすぐ手前にある、というのが大きい。前に見たときはこんな近くで見えなかった気がする

オランウータンの綱渡りは見れなかったが、まったく念頭になかったオオワシが、空に比べれば遥かに狭いとはいえ、中で大きく飛び回っていた。自分が見ている前で飛び始めたのもあって、ちょっと感動した。

多摩動物公園には、アフリカゾウとアジアゾウがいる。アフリカゾウは何頭か一緒に暮らしているのだが、アジアゾウは一頭だけ。

なんでも、象関係に疲れたらしく、一頭がよいのだとか。いつ見ても鼻と尻尾を振りながら機嫌がよさそうな動きをしている。初めて見たときと変わらない調子で踊っているのだ。結構な歳らしい。このままゆったり余生を過ごしていただきたいものだ。

何を見てきたこれを見てきたと言っていると終わらないので、気まぐれに撮った写真を一枚。



上から見たら草を食んでいたのに、回りまわってやってきたら寝ていた水牛くん。手を伸ばせば触れそうなくらい近かったのでとりあえず。

今日は結局、ほぼ全部を見て回ることが出来た。特に変な気分にもならなかった。
上野に行ったときの気分の悪さやら、二日酔いも覚めぬ頭で書いたわけの分からない前回(を書くきっかけになった寝起き)やら、どうやらこれは寝不足が原因だったのだと思われる。

夜勤明けで寝てないと言ってたら「脳に負担をかけるのはよろしくない」とよく注意されたものだが、今回のでそれがよく分かった。パンダには感謝しないとならない。では、また。