ウヰスキーのある風景

読む前に呑む

安息日

2008-10-20 | 雑記
こんばんは。久しぶりに風邪をひいたようです。

風邪に関連したとある書物をひとつ。
『整体入門』著者は野口晴哉(のぐちはるちか)

何故に整体?と思う人がほとんどかもしれない。
細かい話は割愛して、概略を述べると、
人間の体には偏りがあって、(体癖という)この偏りに応じた
体の動かし方で健康になろう、みたないもの。

関連に、『風邪の効用』というそのままの著作も。
これは、『整体入門』にある、風邪についての部分を拡大した本。
セットで読むとよりよく理解できるかと思います。ちくま文庫にある。

風邪は治すものじゃなくて経過させるものだ、と著者はいう。
たまった疲労なんかが体の偏りをより偏向させてて、それを元に戻す
自然の治癒作用なので薬を飲んだりしないであるがままに任せると。
かといって、何もしないわけではないので注意。

風呂の入り方や、休息をとるタイミングはいつなのか、などなど
現代医学とは違う話が多いので、風邪時の参考文献にしていました。

その話はまたいずれ。今度は食べ物の話を。

これも風邪関連ですが、風邪を引いた時は生姜湯を作って呑む。
葛粉と黒砂糖と生姜の絞り汁をお湯で溶いたもの。
葛根湯というものを聞いたことがあるかと。
この葛根が和菓子なんかでも使う葛のこと。くずもちなんかね。

使い勝手は片栗粉と同じだが、効用が違う。
片栗粉はジャガイモのでんぷん。漢方としては何もないと思われる。
で、葛の効用はというと、保温作用と筋肉の炎症に効果があるという。
風邪の症状に効果大といえそうだ。
ちなみに、葛根湯の中には生姜も(漢方ではショウキョウという)
含まれており、葛根湯ほどではないが相乗効果がありそうだ。

葛根湯はいくつかの漢方(7とか8ほどだったかと)が調合されてて、
単体でも効果のあるものなのだが、葛根湯として服用した場合、
相乗効果が発揮されて、単体を別々に呑むのとは違うのだという。
インフルエンザにも効くとか去年テレビでやっていた。

生姜湯だけでどれほどの効果があるかはわからないけど、
興味があったらどうぞお試しください。では、また。