今、話題の感動の実録映画・・・奇跡のリンゴ
実によくできた映画であり、遠景の岩木山のふもとのリンゴ農家の苦悩が克明に描かれており、何とも言えない感動もの。
主人公・木村秋則(阿部サダヲ)、三上家の次男に生まれ高校卒業とともに都会地に就職。1年後に故郷青森に帰ることとなり、地元で就職。その後、高校時代の同級生・美栄子(菅野美穂)と結婚し木村家に入る。
生まれた家も、養子先ももれなくリンゴで生計を立てているリンゴ農家。
秋則も義父とともにリンゴ栽培に精をだすようになったが、妻・美栄子が農薬に負けて皮膚もただれ、体調を崩すことが多かった。持ち前のバイタリティーのある秋則は、妻のために農薬を減らす方法を取り入れようとする。
その後、無農薬農法の本と出会って、不可能といわれているリンゴの無農薬栽培に取り組む・・・イバラの道を歩みはじめた。
二人の婚礼のシーン、本編の主人公のモデルである本物の木村秋則さんがワンカット、親族の一人として参加されていた。イキだね・・・中村義洋監督。
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」にて、同氏が出演され紹介されていたことを想い出した。
ところで、無農薬でも育つ野菜類などと違って、リンゴの無農薬化についてはいろいろと挑戦もあったが、これだけは不可能とされていた。
「神の領域」・・・とのこと。
あくなき挑戦をはじめようとする秋則。リンゴ農園の4分の1から試行的に無農薬栽培が行われるが、うまくいかない。義父に頼み込みすべての農園で無農薬に取り組む、そのことはリンゴで家計をまかなっていることから、無収入になることを意味する・・・。
そのことを許す主人公の義父がリッパであると・・・まず思った。成功する確率は極めて少ない、それでも挑戦を許す義父の決断は・・・何なのか。
映画の中でどうぞ
無農薬となると、周りの農家にまでも害虫やさまざまな病気がうつるとの警戒感も高まり、孤立するようになっていった。収入も途絶え、仲間や友達からも無理であると諭され、疎遠にされる。
妻と子供、義父だけが応援してくれた。3年が経ち、4年が経過。6年、7年と経過する中、電気も止められリンゴ園の半分は差し押さえられるなど・・・極貧の生活。
ありとあらゆるものを無農薬化の原料として試すが、害虫と木の病気を抑えることができない。精根尽き果てようとした主人公が、ついに妻に離婚を口に出すようになる。
画面を通して、家族と秋則の苦悩が伝わってくる。
なすすべもなくなった秋則は、岩木山中に入って、死を覚悟する。そのとき、思いもよらないものを発見し、無農薬への最後の挑戦への切っかけを掴む・・・。
苦節11年、ついに感動の光景を目の当たりにする。映画を食い入るように見入っている多くの観客、そして当方らも思わず感涙を覚えずにはいられない。
この感動の映画を観て、主人公・秋則の幼少時代からのエピソードが、成長とともに描かれていた。そして、主人公を支えた実母が実に素晴らしい方であった。
さらに誰以上に奥さんがとてつもなくいい、2人の親に優れた3人の娘たち。例え、貧しくても父を尊敬している子供たち、日本の多くの家庭が見習うべきことばかりが詰まっている映画であった。
それ故に一つのことを突き詰めて、ついには成功へ。これは世界にただ一つの奇跡のできごとであるが、映画の後半、地域の多くの仲間や友人、あらゆる人たちが主人公を励ます姿に・・・東北人の素晴らしさも観ることができた。
当方らも青森県をレンタカーで旅して、ねぶたの里、街中の商店街。さらにいろいろな観光地で多くの人と触れあったが、話す人たちがとても明るくて、陽光のさすように爽やかな人柄であったことが思い起こされる。
話題のこの映画、一人でも多くの人が映画館で感動を得られることを願っている。(咲・夫)

(出典:(C)2013「奇跡のリンゴ」製作委員会 抜粋)
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実によくできた映画であり、遠景の岩木山のふもとのリンゴ農家の苦悩が克明に描かれており、何とも言えない感動もの。

主人公・木村秋則(阿部サダヲ)、三上家の次男に生まれ高校卒業とともに都会地に就職。1年後に故郷青森に帰ることとなり、地元で就職。その後、高校時代の同級生・美栄子(菅野美穂)と結婚し木村家に入る。
生まれた家も、養子先ももれなくリンゴで生計を立てているリンゴ農家。
秋則も義父とともにリンゴ栽培に精をだすようになったが、妻・美栄子が農薬に負けて皮膚もただれ、体調を崩すことが多かった。持ち前のバイタリティーのある秋則は、妻のために農薬を減らす方法を取り入れようとする。
その後、無農薬農法の本と出会って、不可能といわれているリンゴの無農薬栽培に取り組む・・・イバラの道を歩みはじめた。

二人の婚礼のシーン、本編の主人公のモデルである本物の木村秋則さんがワンカット、親族の一人として参加されていた。イキだね・・・中村義洋監督。
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」にて、同氏が出演され紹介されていたことを想い出した。

ところで、無農薬でも育つ野菜類などと違って、リンゴの無農薬化についてはいろいろと挑戦もあったが、これだけは不可能とされていた。
「神の領域」・・・とのこと。
あくなき挑戦をはじめようとする秋則。リンゴ農園の4分の1から試行的に無農薬栽培が行われるが、うまくいかない。義父に頼み込みすべての農園で無農薬に取り組む、そのことはリンゴで家計をまかなっていることから、無収入になることを意味する・・・。
そのことを許す主人公の義父がリッパであると・・・まず思った。成功する確率は極めて少ない、それでも挑戦を許す義父の決断は・・・何なのか。
映画の中でどうぞ

無農薬となると、周りの農家にまでも害虫やさまざまな病気がうつるとの警戒感も高まり、孤立するようになっていった。収入も途絶え、仲間や友達からも無理であると諭され、疎遠にされる。
妻と子供、義父だけが応援してくれた。3年が経ち、4年が経過。6年、7年と経過する中、電気も止められリンゴ園の半分は差し押さえられるなど・・・極貧の生活。
ありとあらゆるものを無農薬化の原料として試すが、害虫と木の病気を抑えることができない。精根尽き果てようとした主人公が、ついに妻に離婚を口に出すようになる。
画面を通して、家族と秋則の苦悩が伝わってくる。

なすすべもなくなった秋則は、岩木山中に入って、死を覚悟する。そのとき、思いもよらないものを発見し、無農薬への最後の挑戦への切っかけを掴む・・・。
苦節11年、ついに感動の光景を目の当たりにする。映画を食い入るように見入っている多くの観客、そして当方らも思わず感涙を覚えずにはいられない。
この感動の映画を観て、主人公・秋則の幼少時代からのエピソードが、成長とともに描かれていた。そして、主人公を支えた実母が実に素晴らしい方であった。
さらに誰以上に奥さんがとてつもなくいい、2人の親に優れた3人の娘たち。例え、貧しくても父を尊敬している子供たち、日本の多くの家庭が見習うべきことばかりが詰まっている映画であった。

それ故に一つのことを突き詰めて、ついには成功へ。これは世界にただ一つの奇跡のできごとであるが、映画の後半、地域の多くの仲間や友人、あらゆる人たちが主人公を励ます姿に・・・東北人の素晴らしさも観ることができた。

当方らも青森県をレンタカーで旅して、ねぶたの里、街中の商店街。さらにいろいろな観光地で多くの人と触れあったが、話す人たちがとても明るくて、陽光のさすように爽やかな人柄であったことが思い起こされる。
話題のこの映画、一人でも多くの人が映画館で感動を得られることを願っている。(咲・夫)

(出典:(C)2013「奇跡のリンゴ」製作委員会 抜粋)

