咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

感銘の「産経抄」・・・

2013-07-11 22:17:22 | 日記
 一人の尊い命が消えて行った。福島第1原発事故発生により、現場で陣頭指揮をされていた吉田昌郎所長(当時)が、病のため他界されたとの報道。

 原子力発電所のことを知り尽くされていた人、まさに勇猛果敢なこの人がいなかったら、現在の事態では収まっていなかったであろうとのこと。それに引き替え、東電本社の事務方のトップたち、あの時点から人命よりも廃炉をもっとも懸念し最後の手段である海水注入を躊躇していたのであろうか。

 それにもまして、初動対応を遅らせるような行動に出た管直人元首相。

 「理系出身だから原発のことはよくわかる」とか、なんとか言いながら福島第1原発上空にヘリを飛ばしてやって来て、東電スタッフも首相への対応優先で初動対応措置が遅れたことは否めないであろう。

 その当時の素人官邸の面々が、最も大事な初動対応措置への指揮権発動と危機管理対策の遅れが我が国の不幸を招いている。そのことを棚上げにして、原発廃止論者になっている管直人元首相らの責任問題はどこへ行ったのか不思議でならない。

 それに引き替え、現場を指揮された吉田前所長と現場のスタッフの皆さんの命懸けであった対応には頭が下がる思いである。また、あの原発事故の原因をもっともよくご存じであった吉田前所長の回顧録(本当に言いたかったこと)などが残されないまま、病に倒れられたことはご本人にとっても残念でならなかったことであろう。

 本日の産経抄、改めてよく読むと・・・とても、意味の深い感銘を受ける内容である。(咲・夫)

[追 記]~産経抄~
 福島第1原発事故の発生から5日目の早朝だった。現場で不眠不休の作業の陣頭指揮をとっていた当時の吉田昌郎(まさお)所長は突然、座っていた椅子から立ち上がり、床にあぐらをかいて頭(こうべ)を垂れた。
 ▼「私はあの時、自分と一緒に“死んでくれる”人間の顔を思い浮かべていたんです」。『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』(PHP)の著者、門田隆将(りゅうしょう)さんの取材に答えている。その吉田さんが9日、食道がんのために58歳の生涯を終えた。
 ▼門田さんはテレビ番組で、「戦死」と表現していた。確かに病に倒れて所長を辞するまでの日々は、所員や自衛隊員、消防隊員とともに「日本」を守るための闘いの連続だった。原子炉を冷やすための海水注入の問題では、現場を知らない東電本店や官邸が“敵”となった。
 ▼何より戦後68年、日本がさまざまな危機に見舞われたとはいえ、これほど過酷な決断を迫られたリーダーを他に知らない。戦争関連の著作も多い門田さんは吉田さんに、絶望的な戦場で部下を鼓舞する指揮官の、悲壮な姿を重ねたのかもしれない。
 ▼『死の淵を見た男』によれば、菅直人首相が東電本店に乗り込んできたのは、ちょうど吉田さんが自分と仲間たちの「死」を考え続けていたころだ。「撤退したら、東電は百パーセントつぶれる。逃げてみたって逃げ切れないぞ!」。テレビ会議で言い放つ首相に、吉田さんは背を向けてすっくと立ち上がり、「ズボンを下ろし、パンツを出してシャツを入れなおした」という。
 ▼東工大の先輩でもある首相への、無言の抗議だったのか。一方で、東電本店の部長時代、津波対策に消極的だったとの指摘もある。吉田さんが書きかけていたという、回想録を読みたかった。
(出典:産経新聞[産経抄] 抜粋)

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ゴールデンジャックの仔・・・ジャックトマメノキ

2013-07-11 20:57:10 | 日記
 驚きのニュースが流れていた。「埼玉県民共済生活協同組合」の理事6人の退職給与引当金が6億円超であるとか。ちなみに同生協職員の退職給与引当金は、一人平均460万円余だから、いかに膨大な金額なのかうかがい知れる。

 公益性、公共性の団体であることから、埼玉県が指導監督に入って見直しをするようとのこと。ところが、理事長らは、これでも足りないくらいであり、民間であれば100億もらってもいいと、改善の考えはないらしい。

 トップに立つ人間がこれだから、ロクな組織ではないであろう・・・。他の自治体の生協も同じようなことがあるのか、どうなのか。

 このようにバカげたニュースを横目に競馬の話にでも切り替えるかな。

 1994年(平成6年)5月、サンスポ賞4歳牝馬特別(現:フローラS)を勝利し、オークスではチョウカイキャロルの2着入線のゴールデンジャック、この二つの馬券をものにした思い出深い同馬。

 特に強烈な追い込みでファンを沸かせた同馬。オークス当日は帰りの羽田空港のロビーにてラジオ短波(現:ラジオNIKKEI)の実況を聞き、その後興奮しながら搭乗したことが思い出される。

 2013年3月15日、繁殖先の日高にて心不全で他界したとのニュースには驚かされた・・・。デビュー時から四位洋文騎手が主戦であったが、後半では福永祐一騎手が主戦。

 そして、先日のメイクデビュー中京、ダイワメジャーを父に持つゴールデンジャックの仔「ジャックトマメノキ(牡2 加用)」が、芝千四でデビューした。その全姉「プリンセスジャック(牝3 加用)」は、桜花賞3着馬・・・鞍上は、どちらも福永祐一騎手。

 一度聞いたら忘れることのない馬名のジャックトマメノキ、デビュー前から鞍上は好感触であったらしい。特にゴールデンジャックの仔であるとの思い入れもかなり強いようである。

 デビュー時の馬体重418キロ、パドックでも頭の高い歩き・・・それでも、小さくは見えなかった。

 ファンファーレが鳴り響いた。大外から好スタートを決めた同馬、後方3番手に下げて追走。3、4コーナー中間から徐々に押し上げ、最後の直線400切ったところで横に広がった馬群の中に入れた鞍上の福永騎手。

 残り200あたりから、逃げ込みをはかるアップルシェアーを追って・・・ゴール前、キッチリとらえた末脚は確かなものであった。これを機に気にかけながら、応援して行くかな。

 ところで、その日曜日、チョコチョコとレースに手を出すも・・・不発に終わっていた。野球中継に切り替えて、日本ハムを応援しながら・・・気分転換。

 中京10RからWIN5がはじまる。そのレース、大外の16番ハーキュリーズをイの一番に狙っていた。相手には7番マジェスティハーツ・・・前走の500万を減量騎手の森一馬騎手で好走しており、昇級戦のここも面白いと思っていた。

 えい、やぁー・・と、この2頭のウマタン折り返しのみ購入。何と、最後の直線外の16番ハーキュリーズ、その内の7番マジェスティハーツ、この2頭の脚いろがいい。

 200を切った、この2頭が抜け出したゴール前、内の森騎手が懸命に追ってマジェスティハーツが踏ん張り、先着したように見える・・・。クビ差で7 ⇒ 16で入線(4,470円)

 この日の初的中。

 ところが、この2頭から3連複総流しなら7万馬券、3レンタンなら27万馬券・・・とはね。

 そして、メインレースの七夕賞、イチオシのマイネルラクリマが好走し1着になるも・・・相手がいない。情けない

 福島12Rウマレン、ウマタンダブル的中。中京12Rウマタン的中で溜飲を下げた。

 今週は日曜日に親戚の結婚式で関西方面へ。前日、ウインズ難波にチョコッと顔を出すかな・・家内は娘と買い物だろうから。(夫)



参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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