咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

大卒就職内定率・・・・悪化

2011-01-20 22:39:20 | 報道・ニュース
 昨年12月初めにNHKクローズアップ現代において取り上げられていた大学生の厳しい就職内定率・・・・第2氷河期。

 今春卒業予定の大学生の就職内定率が、文部科学省・厚生労働省の調査で判明し18日発表された・・・・昨年12月1日現在で68.8%、大方の予想のとおり極めて厳しい数字である。

 この70%を割った数字は、昨年同期と比べて4.3ポイントの減で、「就職氷河期」と呼ばれた平成12年前後も下回り、調査をはじめた8年以降において最低の数字らしい。

 「学生を取り巻く雇用情勢は依然深刻だ」と、メディアも報道している。

 「厚生労働省は18日、就職先が決まっていない今春卒業予定の大学生や高校生らに対する支援策を発表した。2月1日から3月末までに未内定者を採用した企業にも、助成金を支払うことが柱」とのこと。

 
 日本経済の疲弊は、少々の国を上げての支援策やテコ入れでは解決しない情勢にあると思われる。また、国自体も自らの政権維持にのみ汲々として、明けても暮れても政争にのみ走っている政治家のみなさん・・・・これでは益々お隣の国々にも置いて行かれるばかりであろう。

 18日のNHKクローズアップ現代で「都市鉱山」(廃棄される携帯電話・家電製品などに含まれるレアメタル・レアアースの回収)に関する話題が取り上げられていた。

 日本でも官民を挙げてプロジェクトが組まれ資源回収がモデル的に実証されているが、色々な法律の壁があり思うように前に進まないらしい・・・・・再利用・廃棄物からの資源回収に関する日本の技術力は最高レベルにあるというのに。

 一方、中国ではこの資源回収を国の奨励事業として大規模に進めようとしており、それには資源回収技術を他国に学ぶ必要がある。
 そこで、日本の優秀な技術に目をつけ、日本の企業との共同出資などを中国で行うよう中国側から“モーアタック”が行われているらしい。

 日本がモタモタしているうちにまたしてもこれらの有能な技術と技術者が吸い取られ、中国でその高度な技術を確立すれば日本はお払い箱になることは目に見えている・・・・・このような問題も国は、もっと深刻に考えるべきである。

 「資源の乏しい日本が、資源の有効活用のできる技術の向上を国を挙げて支えるべきであろう」

 これらの技術は、日本の大企業を支え続けてきた中小企業などが磨き上げたものが多い、昔からいた職人さんと呼ばれるさまざまな高度な技術もしかりである。


 大学生・高校生にとっても就職口が見通せない昨今、一朝一夕には突破口は見いだせないであろうが、このような高度な技術力を誇る中小企業を目指して見るのもいいのではないだろうか・・・・・将来の夢が膨らむかも。


 子供のころから、両親が子供に好きでもない習い事を無理やり押し付け型にはめた人間形成よりも、その子、その子に合った能力を引き出すような家庭教育を行い、子供時代から目的意識を持たせるよう教育する必要があろう。

 何が何でも取り合えず大学に進学させ、進学してから就職先を探すと言った曖昧なことは止めるべきである・・・・・最高学府に目的意識もなく行くべきではない。

 例えば、アジアの国々やその他の国々から来ている留学生は、何のために日本の大学に入り、何のために学問に勤しんでいるのか・・・・キチンと目的意識を持っている。

 今の大学は、就職試験に受かるための勉強、就職活動のみを追求するところに押しとどまっていると思われる。

 
 日本の学生のみなさんもこれらの留学生に負けないように目的意識を強く持って奮起してもらいたい・・・・・キチンと自分の意志で目的を持って大学での学問に取り組めば道は自ずと開ける。(咲・夫)

 参考資料:NHK「クローズアップ現代」、産経新聞他

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