さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

ごあいさつ

ようこそ、いらっしゃいました。あゆと申します。
2005年に慢性膵炎を発症いたしました。
闘病記録に日々のあれこれ、趣味のこと。
たわごとに寝言、なんでもありの内容となっております。
時折現れる、さそりの毒にはご注意を。(^_-)-☆

慢性膵炎の経緯はこちら。重症急性膵炎の闘病記はこちら
過去の入院・検査記録はこちら。お薬の履歴はこちら
膵臓に関する記事は、あくまで素人の作った内容です。
間違いが含まれている可能性はありますので、あくまで自己責任ということで情報を利用してください。

ご意見のある方はayushirokun☆hotmail.comへ、☆を@に変えてメール送信してください。
当ブログのコメントは承認制になっています。

受診付き添い

2016年05月12日 15時00分00秒 | 母の病気
今日は母の整形外科受診日でした。
最近は度々、母の付き添いで殿病院に通ってます。
何しろ、血液内科、肝臓内科、糖尿病内科に整形外科。
自分の受診が減ったら、そのかわり付き添いが増えたという。
そんなにこの病院が好きか!?という。
・・・決して、嫌いではありません。
・・・いまだに建物が見えると、"ただいまー"という気分になります。
イカンイカン。

入り口で母を先に降ろしてから、私は駐車場に。
300台ぐらいは収容できるのではと思われるのですが、
9時を過ぎると満車になってしまいます。
特に今日は(今日も?)激混みで、
あと10分遅れていたら駐車場待ちになったかも。

そんなこんなで、車を泊めて院内へ。
総合受付のあたりで立っていたら、
横を見慣れた後ろ姿が通り過ぎました。
・・・主治医様です。

また具合が悪くなって受診したのかと思われたかしら?
いやいや。
あの方はカンがいいので、
今日の私に問題ないことぐらいはお分かりになったことでしょう。

実は、雨と冷えが続いたのがよくなかったのか、
3日ほど前に吐き気で眠れない日がありました。
母と一緒に私も予約外で受診せねばならないのかと考えましたが、
幸いにも、晴れて暖かくなったら体調は戻ったので一安心。
やっぱり冷えは消化器の大敵だなと実感しますね。

整形外科の受診は待ち時間もあまりなく、
到着から1時間ほどですべてが終わりました。
内科もこんな風にスムーズだと助かるのですが。

母が整形で処方されているフォルテオというお薬は
薬価が43,334円もします。
一か月分の金額なので、二か月の一度の処方だと結構な金額です。

フォルテオは自己注射のお薬でして、
診療明細書によると「自己注射指導管理料」なるものが取られています。
これが770点。
糖尿病のインスリン注射の場合も、この指導管理料が算定されるのでしょう。

管理料には、他にも色々あります
例えば、特定疾患療養管理料
これは199床以下の病院でのみ取ることができます。
また、外来管理加算という項目も同様です。

特定疾患療養管理料はかかりつけ医が治療計画に基づき、
服薬、運動、栄養等の療養上の管理を行った場合に算定できる、ということになってます。
(実際は、受診したら大概が算定されます。)

初診月より後からで、月2回まで算定できます。
(2週間ごとに受診しろと言われるのは、これが関係あるかも。)
診療所では225点、100床未満の病院では147点、
100~200床未満の病院では87点となっています。

慢性疾患の診察では、再診料72点に外来管理加算が52点、これに上述の特定疾患療養管理料がプラスされます。
合計するとクリニックで再診の場合は349点。
(他に地域包括診療加算等が入ることもあります。)

一方、200床以上の病院では、
外来診察料の中にすべてが包括されることになっているので、
慢性疾患であっても、外来診療料の73点のみです。
(処方箋料や検査代金は別)
従って、大病院のほうがクリニックよりも診察代は安くなるのです。
この金額差を考えれば、大病院の3分診察も致し方ありません。

クリニックを受診するように指導するのであれば、
この矛盾をなんとかする必要性を感じます。

もっとも、大病院は外来ではなく、処置、手術をするところ。
外来はクリニックの役目・・・と区分けをしているところなので
大病院の受診を抑制していくためにも
選定療養費を5000円以上に上げたのでしょう。

なお、特定疾患療養管理料は以前「特定疾患療養指導料
という名称でした。
「何も指導されていません。」
という苦情に対処するために、名称が変更になったんだとか、なんとか。

保険の点数を金額に換算するには、
3割負担であれば3を掛けると近い数字が出てきます。

ちなみに、メモメモ。
特定疾患療養管理料の対象病名。
・結核
・悪性新生物
・甲状腺障害
・処置後甲状腺機能低下症
・糖尿病
・スフィンゴリピド代謝障害及びその他の脂質蓄積障害
・ムコ脂質症
・リポ蛋白代謝障害及びその他の脂質血症
・リポジストロフィー
・ローノア・ベンソード腺脂肪腫症
・高血圧性疾患
・虚血性心疾患
・不整脈
・心不全
・脳血管疾患
・一過性脳虚血発作及び関連症候群
・単純性慢性気管支炎及び粘液膿性慢性気管支炎
・詳細不明の慢性気管支炎
・その他の慢性閉塞性肺疾患肺気腫
・喘息
・喘息発作重積状態
・気管支拡張症
・胃潰瘍
・十二指腸潰瘍
・胃炎及び十二指腸炎
・肝疾患(経過が慢性なものに限る)
・慢性ウイルス肝炎
・アルコール性慢性膵炎
・その他の慢性膵炎
・思春期早発症
・性染色体異常

結構たくさんあります。
高血圧や喘息、糖尿病等が含まれるので、
クリニックの場合は対象になる方が多いでしょうね。
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昨日の夢

2016年05月11日 23時30分44秒 | たわごと
お友達が亡くなられたという、rinkoさんのブログを拝読したせいか、
昨夜の夢には4年前の春に亡くなった友達が出てきました。
(参考:本日診察日

どんなに辛く苦しい時でも、
他者への感謝と思いやりを忘れずに
前向きに頑張っていた人です。

彼女の姿勢には到底叶いませんが、
私もそのように生きていきたいものです。

来月には父の七回忌があります。
その準備をそろそろしないといけません。
七回忌なので、三回忌よりは少し人数を減らしました。

父の溺愛した息子さんが
「僕、忙しいねん。法事なんかしてられんから、これで終わりにして。」
となどと宣っております。(笑)

なんでも、法事の前週は海外出張で、前日は国内出張。
最終の新幹線で帰ってくるらしいです。
確かに忙しいっすね。
というか、迎える私たちもバタバタですよ。
母の体力も落ちていることなので、
今回はお料理はせずに、全部取ろうかと考えてます。

十三回忌は息子さんの暇な時期を選んで、
家族だけでひっそりとやることにしましょうか。
弟の希望であれば、父も文句ないでしょう。
母は十三回忌までは最低でも生きているつもりのようです。(笑)

そうそう。
この間の姉は、一緒に準夜だった同僚さんたちが、
手伝えることは全て手伝ってくれたらしく、
予想外に早く(?)3時頃に戻ってきました。
夜明けとの勝負には勝ちました。

翌日はお休みだったのですが、
その日の日勤さんはなんと夜の12時まで殆どが居残りだったそうな。
一体、どーなってんねん。
定時は5時です、念のため。
残業は半分もついてません。
ほんま、ブラックやわ。。。
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何の役にも立たない特技

2016年05月09日 23時20分49秒 | たわごと
今日の雨は冷たいですね。
ここのところの寒暖差が激しすぎて、体に堪えます。
今日は久しぶりに左肩の放散痛と左背部の鈍痛。
冷えは消化器の大敵なので、カイロを貼って温めてます。

さっき、今日も準夜勤の姉から
「いま、やっとごはん。」
とLINEがきました。
めちゃ忙しくて何時に帰れるかわからないというので、
「点滴合わせに行ったろか?」
と返信しときました。(笑)
(勿論、そんなことしちゃいけません。

わたくし、全く何の役にもたちませんが、
長年にわたる何百回(何千回?)の点滴の甲斐があって、
500ミリリットルの点滴を2時間or2時間半というオーダーを
目視で正確に合わせられる、
という特技(?)があります。(笑)


応用で100ミリリットルを1時間とかもいけます。
時間◯ミリリットルの時は何秒で何滴
・・・という看護師さんのマニュアルよりも余程正確です。
(というか、あのマニュアルでは正確に落ちない。)
まさに体で覚えた感覚というやつです。

ただし。
繰り返しますが、何の役にも立ちません。(爆)
甚だ、残念です。

LINEの続きに
「かわりに記録書きにきてくれ。」
ときたから、
私「あること、ないことで、ええんか?」
姉「ないこと、ないことで

冗談ですから、間に受けないでくださいねー。(笑)

最後に
「夜明けまでには帰りよー。ただし、夜明けはもう早いで。」
と返信しておきました。

はて、帰宅は何時でしょうかね
参考までに。
定時は12時半です。(笑)
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人間万事、塞翁が馬

2016年05月09日 22時30分40秒 | たわごと
母の日の昨日。
「何が幸いするかわからないね。」
という話を母としました。

去年、我が家の母は、
百日咳からの腰椎圧迫骨折で入院いたしました。
同時に私たち姉妹も百日咳をうつされたし、
入院先がひどい病院で感染症まで起こしてしまいました。
ところが、感染症に罹ったことをきっかけに、
殿病院に転院することができました。
環境の改善によって、母の状態はメキメキ回復。

が、しかし。
その入院中に多発性骨髄腫の疑いが浮上してしまいました。
その時は本当に気を揉みましたが、
幸いにも経過観察ですむレベルで、
血液内科は近隣にはないということから、
継続的に内科で診ていただけることとなりました。

*注
厚労省の意向により、現在は大学病院や500床以上の大病院は
大病院でしか見れない疾患を見るところ、となりつつあります。
大病院でしか出来ない治療(手術、処置等)を終えたら、
すみやかにクリニックに逆紹介せねばなりません。

大学病院等の特定機能病院では、
紹介率50%以上、逆紹介率40%以上をクリアせねばなりません、
紹介率とは初診の患者さんの中に紹介状を持っている人の割合で、
逆紹介率とは、(逆紹介した患者数)を(初診患者数)で割った数値のことです。

従って、大病院では処置なり手術が終われば
すぐにクリニックに帰るように言われるのです。
投薬等だけであれば、クリニックで診る方向になってます。
これは厚労省の方針ですから、致し方ありません。

ー*終了ー

話がそれてしまいましたが、
圧迫骨折のおかげで、殿病院にかかれることになったし、
今年の春の下血による入院を経て、
思い切り敷居が高かった消化器内科にもかかれるようになりましたし、
糖尿病が隠れていたこともわかりました。

遡って考えてみれば、圧迫骨折がなければ
糖尿は今も見逃されているままで、
合併症が出るまでわからなかった可能性もあるのです。

となると、圧迫骨折がラッキーだった、ともいえるわけで。

また、私のほうも。
母が畑に何ケ月もいけない。
→収穫物をほうっておけないので、行く。
→いつの間にやら、すっかり畑が日常に。
適度な日光と運動のおかげで、ドンドン元気に。

といった、感じで、
まさに人間万事、塞翁が馬。
何が幸いするかはわかりませんね。

・・・と。
以前にも塞翁が馬の記事を書いたことがあったような、
と記事を検索したら出てきました。
2010年の記事、「電話」

読み返してみたら、折しも弟からの電話ネタでした。(笑)

多分、この世は。
うまくまわるように出来てるのです。
一見、悪く思えるような出来事も
後から考えれば意味があることだったりして。

万事、塞翁が馬でこれからもやっていきたいですね。
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Mother's Day

2016年05月08日 23時50分53秒 | たわごと
本日は母の日です。
事前にプレゼントの準備をしていなかったので、
母と一緒にデパートに行って選んで貰いました。
私からはバッグ、姉からは七部袖のカットソー。
出かける前には
「何も買って貰わんでええ。」
と言ってた割には、なんだかんだと嬉しそうでした。
我が母は筋金入りの天の邪鬼です。(笑)
姉が準夜勤勤務でランチやディナーに行く時間が取れないので、
食事はモーニングで我慢してもらいました。

母がこよなく愛する弟からは
お正月の帰省時に、先に買ってくれていたので、
今日は贈り物はなし。
ついでに、音沙汰もなし。(笑)
きっと忙しいのでしょうけれども。
電話ぐらい掛けてきたってー。
母は待ってるでー。

晩御飯には母が好きな餃子を作りました。
餃子だけは手作りしたほうが絶対に美味しいですね。
(手作りしか安心して食べられない、というのもありますが。)



日曜の夜といえば、真田丸に加え、
マスケティアーズーパリの四銃士ーです。

NHKHPマスケティアーズーパリの四銃士ー
ご存知(?)アレクサンドル・デュマの三銃士が原作。
こういう時代のお話は大好きなもので、
お城を背景にコスチュームを身につけた人が動いている、
というだけで、私には十分お釣りがきます。

始まった頃は原作とは設定やストーリーが異なるし、
キャストの顔の見分けがつかないしで
話についていくのが大変でしたが、
今はどっぷりマスケティアーズの世界にハマっております。
バカ殿丸出しのルイ13世がお気に入り。
ダルタニヤンと三銃士の中では、アラミスがいいかな。


昨夜まではテニスのマドリードオープンに見入ってました。
負けはしましたが、錦織VSジョコビッチ戦は見応えありましたね。
次のBNLイタリア国際も楽しみです。
テニスにまで手を出して、どうするねん、と思いつつも、
ついつい見てしまう今日この頃です。

リオ五輪はきっと連日寝不足になることでしょう。

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寒暖差

2016年05月07日 20時00分24秒 | 体調あれこれ
ここ数日の寒暖差はきついです。
さすがに体に堪えているらしく、倦怠感が強いです。
鳩尾には張りがあって、左背部からチリチリした痛みもあり。

こういうお天気だと、以前なら点滴のお世話でした。
私のトリガーは寒暖差(気圧差)と疲れですね。
食事は胃が丈夫なこともあってか、あまり感じません。
(もちろん、無茶はしませんが。)
怠いぐらいで済んでいるのはありがたいのですが、
体に負荷が掛かっているのは間違いないので、
無理をしないように過ごしたいです。

というか。
私はどうも「疲れ」や「過労」に疎いらしく、
自分が具合悪いことに気づかないことも多々あります。
前兆を見逃していきなりドンときたりするので、
もう少し自分の体調の変化に敏感になったほうがいいのかもしれません。

最近はまたまた。
すっかり膵炎治った気分。
になっておりましたもので。



GW明けの昨日は母の受診日でした。
採血→胃カメラ→糖尿病内科→肝臓内科とフルコース。
朝8時過ぎには病院に到着いたしました。
ついた時から眠い・・・。

大きな病院では胃カメラといえば、
若いDr.の練習台お仕事。
でも、母は胃カメラを飲むのには慣れているので
さほど嘔吐反射もなく検査が終わったようです。
私がペーペー若いDr.に当たった時はきつかったなぁ。

糖尿病内科では、母の約一か月にわたる節制生活にも関わらず
HbA1cは全く改善しておりませんでした。
インスリンは十分に出ているので
「これ(糖尿)は肝臓からきているので、仕方ないですね。」
とのこと。

何故肝硬変の人が糖尿になるのかというと、
肝臓では空腹時には糖を作り出し、
食事を取る時にはブドウ糖をグリコーゲン等に分解しを糖を貯留する働きがあります。
ところが、肝硬変等によって肝臓の細胞が減少して糖を代謝できなくなり、
そのまま体内に流れていってしまうから高血糖になってしまうのです。

今回の母のHbA1cは6.2だったのですが、
前回も書いたように、肝硬変のある人のHbA1cはアテになりません。

その代替として測定するのがグリコアルブミン。
こちらは27という結果でした。
これを3で割ったのがHbA1cの値に近いらしく
そこからするとHbA1cは9.0ぐらい???
えらいこっちゃ。

どうやら食事を制限しても効果はないし
薬を飲んで好きなもの食べたら?と思った私です。
この日からメトグリコが処方されることになりました。
色んな副作用が出る可能性があるお薬なので、
しばらくは注意が必要です。

糖尿病の主治医の女医さんは
美人、優しい、品がある。
それでいて診察は的確という、奇跡のような方です。
母はいつも「きれいやなぁ。」と見惚れつつ、
こんな風に産まれたかった、と思うらしい。(笑)
神さまは不公平ね。


続いて肝臓内科へ。
・・・待っている最中に、院内に緊急放送が流れました。
「●●病棟でCPA発生。▽▽号室までお急ぎください。」

CPA・・・心肺停止です。

CPAが発生すると、一番近い場所にいると思われるDr.が
走って駆け付けないといけないそうです。
ただし、「自分が一番近い」と思うDr.は一人や二人でないらしく
当該場所は黒山の人だかりになっているそうな。
医師の矜持というものでしょうかね。

と、ここで。
あれ、なんかおかしいぞ?と気づきました。
長い、長い、入院期間でこんな放送聞いたことありません。

本来は「コードブルー発生」と放送されるものです。
この「コードブルー」ですら、
山Pのドラマのおかげですっかり世間に認知されてしまったので、
隠語の意味がなくなっております。
相当慌てておられて、そのまんまCPAと伝えてしまったのでしょうか。

おかげで、外来の患者さんもザワザワしてました。
病棟の患者さんも落ち着かなかったことでしょうね。

そんなこんなで、ようやく診察。
イルカ先生です。(笑)
いつも丁寧に話をじっくりと聞いてくださり、
こちらが恐縮するほど、優しくて腰の低いDr.です。

胃カメラの結果説明もあるので、一緒に入りました。
結果は良好で、10年前のものと比べても進行していないのだそうです。
食道静脈瘤や胃静脈瘤の心配はなし。
それでも半年に一度は胃カメラをしていく必要があるそうです。
結果が悪ければ3カ月に1度だそうで・・・。
胃カメラを3カ月に1度だなんて、それこそ吐きそう。
病気を比べても仕方ないですが、
どの病気も大変ですね。

薬の処方をしていただくときに、
母の説明不足を補うために、口を挟んでいたら
「よくご存知ですね。薬剤師さんですか?」
と驚かれてしまいました。
すみません。ただの出しゃばり玄人患者です。(爆)


フルコースの受診を終えて、帰途についたのは1時半。
疲れました。
倦怠感は病院疲れもあるのかもしれません。

明日は母の日です。
なんの用意もしてません。
はて、どーしましょ。
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四国珍道中

2016年05月04日 23時30分10秒 | おでかけ
1泊2日で四国のお遍路の旅に出かけてました。
今年は60年に1度の丙申の年にあたります。
この年に逆打ち(1番から順番に廻るのではなく、88番から逆に廻る)でお遍路をすると
弘法大師に出会えたという伝説があるらしく、
旅行社はこぞってお遍路ツアーを企画しているようです。

その宣伝にまんまと引っかかった(笑)我が母。
年初めに友達と一緒にお遍路の旅を申し込んでました。

ところが入院&体調不良により、ツアーを2日、欠席する羽目に。
そこで、その抜けた分の穴埋めをするための旅行となりました。

というわけで、同行の私と姉は。
順打ちでもなく、逆打ちでもなく、
すきま打ちwwのお遍路の旅。
でも、折角お遍路に行くのだから、
いずれは私たちも結願しよう!ということで、納経帳を購入することに。
次の閏年までに結願すればいいかな、ぐらいの長期目標です。(笑)

出発の前日、姉は準夜の勤務で、
定時では夜の12時半までの勤務だったのですが
あれこれと色んな事件が起こったらしくて、帰宅は朝の4時半。
たったの2時間睡眠での出発となってしまいました。
そんな人に運転させられるわけがないので
初日は私一人で運転を頑張りましたよ。

最初に行ったのは順打ちだと最後になる、88番札所。
大窪寺です。

GWなので、ものすごい人出だと予想したのですが
両日とも予想外に空いてました。
駐車場も待たず、御朱印に並ぶこともなく、とてもスムーズ。
お遍路さんは定年後の方が多いので、
GWを選択する方は少ないのでしょうね。

初日は第88番から84番までを周りました。
スマホナビを使ってスイスイとドライブ。
85番札所の八栗寺は山上にあるため、
ケーブルカーで参拝するお寺となります。
それまでと同様に、85番札所と打ちこみ車を走らせていると、
次第に山の中に入り込んで、道が狭くなってきました。

お遍路の中には難所もあると書いてあったし
ケーブルカーだから山の上なのかな・・・と
少々不審に思いつつも車を進めてました。
すると、道がどんどん狭くなっていきます。
いくらなんでもおかしくない???と小騒ぎしていたら、
山のてっぺんあたりで
「目的地に到着しました。」
といきなりナビ終了。

えっ???
どーゆーこと???
いくら、まわりを見渡してみてもお寺らしきものはなく、
ケモノ道すらみつかりません。

ご想像がおつきになるかもしれませんが。(笑)
ナビはお寺の麓にあるケーブルカー乗り場ではなく、
山上のお寺の場所近くまで連れていってくれたのです。


お遍路ガイドは一応読んでいたにもかあかわらず、
お寺の中にケーブルカーがあるぐらいに思い込んでました。
ナビにケーブルカー乗り場と入れるべきだったのですね。

はぁー、がっかり。
まっ・・・まあ。
ナビは正しく仕事をしただけでございますわね。
前の札所から15分ぐらいで着くはずなのに
30分と表示された段階で怪しいと思うべきでした。
姉は睡眠不足で朦朧としていたらしく
私の「なんで30分もかかるんやろ。」
のつぶやきをスルーしてしまったそうな。

仕方ないので。
そこから細い道を、結構な速さで滑り落ち降りながら
正しいケーブルカー乗り場を目指しました。
途中で、軽トラを止めて何やら作業しているおじさんに
サルでも発見したような目で見られてしまいましたよ。
ありえない場所から車が出てきたからでしょーね。(爆)

こんな珍道中も私たちならではでしょうか。

84番札所、屋島寺からの景色。
この下が源平合戦の屋島の合戦跡なのだとか。


ここで初日は終了。
88番だけが峠越えのはずが、予定外の山越え。
おかげで初日の走行距離は300キロ近かったです。
アドレナリンが上がっていたのか
疲れを全く感じなかったかわりに
夜は眠剤を普段の倍飲んでも、眠くならなくて困りました。



明けて二日目は文化の日。
睡眠不足の私にかわって、2日目は姉がドライバー。
午後から雨(嵐)の予報だったので、早目に出発。
この日は1番から10番札所の参拝予定です。

9番までは距離も近くてスイスイ。
10番札所は"最初の難所"らしく、
333段の石段があるとのことだったので、
その前に休憩を兼ねて、うどん屋さんでお昼ご飯。
その後10番札所へ。
駐車場に着いてみたらば、
門徒の方々がお接待をされていました。

「上の駐車場までいけますから。
 帰りにお接待を受けてくださいね。」
とのお言葉にありがたく頷いて、上の駐車場へ。
おかげさまで石段をあがらずにすみました。

その後、お接待の会場へ。
座ってお茶をいただいてたら、
デン!とうどんが登場。
「えっ???」
勿論、頼んでいません。
聞かれてもいません。

お接待というものは、断らないのが礼儀だそうです。
で・・・でも、無理ですっ。
狼狽えてるうちに、全員分のうどんが運ばれてきました。
山の幸をてんこ盛りに詰め込んだ、味噌煮込みうどんです。

「残さんと食べてよ。」
と門徒さんはにんまり。

・・・。
ついさっき、ご飯を食べてなかったら。
ありがたいうどんお接待だったことでしょう。

これも修行のうちでしょうか?
スムーズに廻れた行程の最後の最後に、
大きな難関が待ってました。

門徒さんのお気持ちはありがたいことです。
みなさんの御心が、具に詰め込まれてます。

なので、それぞれに善処いたしました。
が、いくらなんでも完食は無理。
ごめんなさいっ
私は膵臓的に具に厳しいものが多かったので、
うどんだけを半分ほどいただきました。

仏さまの前で食べ物を粗末にしたら、
バチがあたりそうですね。
というか。
お詣りを終わらせる前にご飯を食べようとした
私たちの姿勢が間違っていたということでしょうかね。

だけども。
GWだというのに、一度も渋滞に巻き込まれなかったし。
雨の予報だったけど、傘は使わずにすんだし。
暴風警報にもかかわらず、無事に橋は渡れたし。
(後で橋は強風で通行止めに)
何より私の体調は快調そのもので、疲れもなし。
たくさんの「おかげ」をいただけました。

年内に日帰りであと二回程行けたらいいね、
と姉とは話しています。
それもまた、珍道中になることでしょう。

納経帳と1番札所の御朱印です。
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「膵の会総会」のポスター募集

2016年05月01日 20時00分36秒 | 医療・健康
小児の膵臓疾患患者会「膵の会」で
年末に行われる総会のポスターに乗せる絵を募集されております。
応募資格は特にないそうですので、
奮って応募なさってみてください。

私も応募したいところなのですけど
子供の頃からお絵描きが壊滅的でして。
絵をさささっと描ける方がうらやましいです。
イラストの得意な方は是非どうぞ。


       

募集要項

◆テ ー マ◆ 
・ぼくのゆめ、わたしのゆめ
・私(ぼく)の行きたいところ
・私(ぼく)のすきなもの
・こんな自分になりたい!
・好きな絵を描いたよ♪

◆サ イ ズ◆ 
・A4サイズの大きさまで。縦書き、横書き、どちらも可。

◆募集期間◆ 
・平成28年5月20日まで

◆応募資格◆
・特になし

◆絵の描き方◆
・色エンピツ、クレヨン、水彩絵の具、切り絵、など。
・一人、2点まで応募可。

◆審 査 員 ◆ 
・お世話になっている先生、関連組織の皆さま

◆賞   金 ◆
・2,000円分の図書券

◆応 募 先 ◆
・郵送、またはデータでもお受けします。
・連絡先: suikai@outlook.jpまで

◆そ の 他 ◆ 
・審査の際、ブログ上で公開させて頂きます(名前なし)。

なお、今年の総会の日時、会場は以下の通りとなっております。

●日 時
・平成28年12月11日(日) 14:00~16:00

●会 場
・難病の子ども支援全国ネットワーク 3F会議室


また、今年の8月に予定されている《第26回日本外来小児科学会年次集会》
の患者会ブースに「膵の会」が出展されるそうです。
お近くの方は気軽に立ち寄られてくださいませ。


会場
・かがわ国際会議場・展示場(香川県高松市)

会期
・平成28年8月27日(土)~28日(日)

※こちらの展示会ブースでもポスター展示の予定だそうです。
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