日本では新薬の扱いですが、
リパクレオンは発売から30年もたつそうです。
アボットのHPよりリパクレオンの添付文書。
(PDFファイル)
日本ではこれまでに膵外分泌機能不全に対する膵消化酵素補充薬はなく、
一般の消化酵素薬を処方するしかありませんでした。
しかし、一般の消化酵素薬は胃酸で効力が失われるため、
効果を得るために保険適応外を大量(5~10倍)に服用する必要がありました。
リパクレオンは胃で効力を失わうことなく腸で溶けるように
1粒1粒コーティングがなされているそうです。
エーザイの出してるリパクレオンの説明文書にある
“慢性膵炎診療ガイドラインから考える膵酵素補充療法実施のポイント”について
簡単に内容をご紹介。
1)膵酵素補充療法を行うべき病態
・・・膵外分泌機能不全
→膵機能の障害で膵臓から十二指腸乳頭に分泌される膵酵素が欠乏し、脂肪、たんぱく質、炭水化物の消化吸収障害が起きる。
●膵外分泌機能不全が報告されている疾患・術後
・膵嚢胞繊維症
・慢性膵炎
・膵切除後
・膵ガンなどの膵腫瘍
・胃切除後
・糖尿病
・一部の急性膵炎後(壊死性急性膵炎もしくは重症急性膵炎)
2)膵外分泌機能不全の診断
・・・日本ではPFD検査のみ
PFD検査が出来ない場合は臨床徴候(所見)と血液検査により判断は可能と評価されている。
3)膵酵素補充療法を考慮する患者
●膵外分泌機能不全による栄養障害が疑われる患者
→栄養パラメーターの低下及び体重減少
TP、Alb、Hgb、TG、その他(ビタミンE、プレアルブミン、トランス下リン、レチノール結合蛋白)
●栄養障害が顕在していない場合
・脂肪便及び脂肪便に関連した症状(便重量の増加、悪臭、下痢、軟便、便の光沢、白色便等)を伴う患者
・PFD検査による膵外分泌機能の低下が見られる患者
・消化障害を疑う患者(腹部膨満感、鼓腸、食欲不振)
慢性膵炎ガイドラインでは
消化酵素薬は脂肪便、体重減少を伴う慢性膵炎ではグレードA(行うよう強く求められる)、
腹痛、腹部不快感、便通障害などの慢性膵炎症状にはグレードC(行うほうが良い)の評価となっています。
以上のとおりリパクレオンは、
アミラーゼやリパーゼが上昇しなくなった慢性膵炎非代償期に対するお薬
ということになります。
膵外分泌機能不全という病名がなければ
使用することはできないのです。
消化剤にしては薬価も高いです。
私は湿気る、かさばる、まずいの三拍子w揃ったパンクレアチンを
飲まなくていい薬があるのなら試してみたいです。
セブンイー・Pを毎食4cp処方してくれるならそれでもいいけど
保険通すのどっちが難しいんでしょうね。
昨日の診察では電子カルテに
セブンイー・Pもパンクレアチンも「処方上限を超えてます」
と表示されてました。
リパクレオンは発売から30年もたつそうです。
アボットのHPよりリパクレオンの添付文書。
(PDFファイル)
日本ではこれまでに膵外分泌機能不全に対する膵消化酵素補充薬はなく、
一般の消化酵素薬を処方するしかありませんでした。
しかし、一般の消化酵素薬は胃酸で効力が失われるため、
効果を得るために保険適応外を大量(5~10倍)に服用する必要がありました。
リパクレオンは胃で効力を失わうことなく腸で溶けるように
1粒1粒コーティングがなされているそうです。
エーザイの出してるリパクレオンの説明文書にある
“慢性膵炎診療ガイドラインから考える膵酵素補充療法実施のポイント”について
簡単に内容をご紹介。
1)膵酵素補充療法を行うべき病態
・・・膵外分泌機能不全
→膵機能の障害で膵臓から十二指腸乳頭に分泌される膵酵素が欠乏し、脂肪、たんぱく質、炭水化物の消化吸収障害が起きる。
●膵外分泌機能不全が報告されている疾患・術後
・膵嚢胞繊維症
・慢性膵炎
・膵切除後
・膵ガンなどの膵腫瘍
・胃切除後
・糖尿病
・一部の急性膵炎後(壊死性急性膵炎もしくは重症急性膵炎)
2)膵外分泌機能不全の診断
・・・日本ではPFD検査のみ
PFD検査が出来ない場合は臨床徴候(所見)と血液検査により判断は可能と評価されている。
3)膵酵素補充療法を考慮する患者
●膵外分泌機能不全による栄養障害が疑われる患者
→栄養パラメーターの低下及び体重減少
TP、Alb、Hgb、TG、その他(ビタミンE、プレアルブミン、トランス下リン、レチノール結合蛋白)
●栄養障害が顕在していない場合
・脂肪便及び脂肪便に関連した症状(便重量の増加、悪臭、下痢、軟便、便の光沢、白色便等)を伴う患者
・PFD検査による膵外分泌機能の低下が見られる患者
・消化障害を疑う患者(腹部膨満感、鼓腸、食欲不振)
慢性膵炎ガイドラインでは
消化酵素薬は脂肪便、体重減少を伴う慢性膵炎ではグレードA(行うよう強く求められる)、
腹痛、腹部不快感、便通障害などの慢性膵炎症状にはグレードC(行うほうが良い)の評価となっています。
以上のとおりリパクレオンは、
アミラーゼやリパーゼが上昇しなくなった慢性膵炎非代償期に対するお薬
ということになります。
膵外分泌機能不全という病名がなければ
使用することはできないのです。
消化剤にしては薬価も高いです。
私は湿気る、かさばる、まずいの三拍子w揃ったパンクレアチンを
飲まなくていい薬があるのなら試してみたいです。
セブンイー・Pを毎食4cp処方してくれるならそれでもいいけど
保険通すのどっちが難しいんでしょうね。
昨日の診察では電子カルテに
セブンイー・Pもパンクレアチンも「処方上限を超えてます」
と表示されてました。
リパクレオンって発売して30年経っているんだね。日本で新薬ってことはジェネリック扱いはされないのかな?
パンクレアチン、なんか最近、食べ過ぎることが多々あり、パンクレアチン愛飲しまくり
味も、慣れたおかげで嫌いじゃなくなってる。匂いも・・
私、変かな~
お薬の事、よく研究なさってますね。
私は、先生にまかせっきりで質問に答えるだけです。 解からない所だけ質問しますが。
お腹を押したり、背中をたたいたりして、私の痛さを解かってくれてるみたいです。
あ、血液検査やにょうけんさもね。
だから風邪薬や抗生剤などの出してくれます。
エーザイの出してるリパクレオンの説明文書に九大の伊藤先生が
“慢性膵炎診療ガイドラインから考える膵酵素補充療法実施のポイント”
というタイトルで監修されています。
そういうのを聞くと、とても嬉しくなります。
これからも、お任せでお願いしようと思います。
正しくは私もわからないけど
日本では新薬という扱いじゃないのかな。
新薬の場合、申請を出してから特許が切れるまでが20年じゃなかったかな。。。
(自信なし)
リパクレオンがいつ申請されたかわからないけど
少なくともあと10数年はジェネリックは出ないだろうね。
パンクレアチンは飲む時のまずさよりも
後味の悪さが気になるの。
必ず歯みがきしないと気持ち悪くて、
外食時にはつい避けてしまいます。
レセプトを書くご苦労もわからず、
気軽に記事にして申し訳ありません。
今の保険診療では保険を通すために病名をつけるのは良くあることというか
病名をつけなくては通りませんよね。
膵炎関係でも
フオイパン6錠処方は「慢性膵炎急性増悪」。
PPIの長期処方は「難治性潰瘍」。
ビソルボンの適応外処方は「慢性気管支炎」。
本当に病気かどうかはさておき、
カルテ上には病名がつけなくてはいけませんよね。
このことを言いたかっただけなのですが
言葉足らずですみませんでした。
リパクレオンに膵外分泌機能不全という病名が必要だというのは初耳でした。
膵臓に関しては伊藤先生にお任せしていたら安心だと思います。
伊藤先生がいらっしゃらなかったたら
今も軽症or初期の慢性膵炎患者は見過ごされたままだったかもしれません。
消化器の主治医であっても色んなことをわかっていただけているから
風邪薬でも一番相応しい処方をしていただけることでしょうね。
と。。。とても嬉しい。
でも、短期処方なんだよねぇ~
ということは、当分パンクレアチンとは。。ご一緒だわね。
でも、外食するときとか。。。あの開封時の、ぷほっとなる、変な臭いの迷惑が、かからないと思うと、それだけでもイイかな(笑
っても、あたしは。。構わず飲んでるけどね(爆
あたしも、パンクレアチン&エクセラーゼの最強「こな薬」は、上限を超えてます!!表示を、慣れた手つきで先生は、クリアしてるわ(あはは
そうそ。
新薬だから2週間処方なのよ。
うちの主治医はかかりつけ医で貰ってくれてもいいよ、とか仰ってたけど
2週間ごとにかかりつけ医にいくのも受診するのも大差ないわん。
パンクレアチンはね味というより後味がまずい。。。
特にカップスープの後に飲むと化学変化?を起こすのか激まず。
うん。
うちの先生も気にせずクリアしてた(爆)
胃全摘出です 最近リパクレオンを知りました 某市大付属病院に年に4回検査通院しています
先日先生に 未だに油っぽい食事のあとは下痢をする リパクレオン どうでしょうねぇ~と相談すると
いいかもしれないですね
と出してくださいました 発売されてからもう2年も経つので 膵炎患者様以外にも処方されるのでしょうね~
コメントありがとうございます。
リパクレオンは膵炎患者ではなくとも
消化器の不調にとてもよく効くようです。
胃を全摘された方にも消化の助けになることでしょうね。
リパクレオンで少しでも食事がしやすくなればいいですね。