さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

ごあいさつ

ようこそ、いらっしゃいました。あゆと申します。
2005年に慢性膵炎を発症いたしました。
闘病記録に日々のあれこれ、趣味のこと。
たわごとに寝言、なんでもありの内容となっております。
時折現れる、さそりの毒にはご注意を。(^_-)-☆

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乳ガン講座

2011年08月17日 19時00分00秒 | 医療・健康
少し前のことになるのですが、
うちの病院で開催された「乳ガン講座」に行ってきました。
お話のお上手なDrで1時半があっという間。
面白いというと少々語弊がありますが、
とても興味深いお話でした。

ガンというのは英語で「cancer」と言います。
これには蟹という意味もあります。
(蟹座はcancer)
何故、乳ガンが蟹というのか?
それは乳ガンの進行したものは、
胸に蟹(の甲羅)が出てきたように見えたから、だそうです。
人間が初めて目に出来たガンが乳ガン。
(他のガンは表面には出てこない)
それで乳ガン=蟹という命名になったらしい。

乳ガンは自己検診でわかると思いこんでいる人がいるけど
それは大きな間違い。
医者が診ても一見したら
ガンなのかそうでないのかわからないこともある。
赤い湿疹が出来るようなしこりのないガンもあるので
素人には判別なんて無理。
“必ず、検診を受けてください。”

そして、乳ガンと卵巣がんは遺伝子が関係するので
家系に乳ガンと卵巣ガンの人がいる場合は
30代から毎年ガン検診を受けたほうがいい。
国のガン検診が2年に1度なのは費用対効果でそう決まっただけ。
検診なしで末期ガン患者だらけになると医療費が高く付いて困る。
といって毎年検診すると検診代が高くつく。
間をとって2年・・・といういい加減な決め方をされているので
“2年に1回の検診で十分とは思わないように。”

残念ながら、検診をしても乳ガンは1割が見落とされるそうです。
1割の見落としの中に入って、2年間検診に行かなかったら?
ガンが進行してしまいます。
だから、毎年検診することが大事。

今や乳ガンは8割が温存になってるそうです。
ガンには「微小転移」というものが存在するので
(これがないのはステージ1ぐらい。微小転移は検査に引っかからない)
悪いところを全部切ったら治るというものではない。
この微小転移をやっつけるために、局所療法(手術)以外に
全身療法(抗がん剤、ホルモン療法)が必要になるそうです。
乳ガンで全身療法がいらない人は
「35歳以上、2cm以下、リンパ節や全身に転移がなく
 ホルモン剤に感受性があり、ガン細胞の核が大人しく
 血管やリンパ管に浸潤のない人」
・・・と非常に条件が厳しいので、
8割の患者さんが全身療法が必要になる。

そして、乳ガンの再発にはBMIが関わっているそうで
BMI30以上の人は再発率があがるらしい。
“サプリメントを飲むよりダイエットを頑張りましょう”
だそうで。

他に医者とのコミュニケーションの取り方について
なるほどと思えるお話もありました。
こちらはまた次回に。
乳ガン検診については自分でわかると思いこんでいたので反省。
毎年行くようにします。
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