男は世界中を旅していた。一つの探し物を求めて―
始まりは、どこかの国が放った遺伝子細菌兵器であった。やがて、その報復として核弾頭が使われ終わりのない世界大戦がはじまった。地上では星すら見えなくなり、雨が降り続く世界へと変わっていった。滅びゆく世界の中、空から降り続ける雨は、気が付けば雪へと変わり人々の暮らしは地下へと移っていった。
かつて貴重物資を回収することを生業とし“屑屋”と名乗っていた男は、若いころあることがきっかけで、多くの人々に星の素晴らしさを伝えるようになり、訪れる集落で星の世界を語り継いでいった。いつしか人々は彼のことを“星の人”と呼び、敬うようになった。そんな彼は、ただ一つの“心残り”を持ちながら、世界を旅していたが、志半ばにして行き倒れてしまう。
一方、地下集落に住むレビ、ヨブ、ルツは外の世界に興味津々。大人たちに隠れて、地下の集落から抜け出て外の世界を探索していた。降り積もる雪の世界の中で興奮冷めやらぬ中、三人は埋もれていた一人の老人を発見する。
彼は、三人に助けられて、無事一命をとりとめた。そして、村の長エズラと話をしていく中で、彼が星の人と分かり歓迎されることになる。
「あなたを歓迎します、星の人」
無邪気に話しかけてくる、レビ、ヨブ、ルツ。三人と話していくうちに、若いころ自身が訪れた【封印都市】のことを思いだしていった。そこは、世界大戦初期の遺伝子細菌兵器の影響で、人々から放棄された街。彼は、まだ見ぬお宝を求めて、探索していた最中、追跡していく戦闘機械(メンシェン・イェーガー)から逃れて、デパートのプラネタリウムに迷い込んだのだった。
そんな彼の前に、一人のロボットの少女が現れた―。
(
公式サイトより)
公式サイト見て知ったのですが、これの元は「ゲーム」
だったんですかね
開始時に簡単ながら、この作品の舞台についての説明があり、唐突にオッサンがブッ倒れてしまいました
オッサンを偶然救った3人の子供達、この変なオッサンに妙に興味を示してて、半ば強引にこのオッサンの「過去の物語」もスタートしました
メインである、「屑屋」の物語・・・最初こそ、「なんだろうかなぁ・・・こんなハナシ・・・
」と思っていました。
デパート上階にあるプラネタリウムで働いているロボット(ほしの ゆめみ)も、なんだかメイドさん衣装だし・・・
で、状況把握していない「ゆめみ」なので、まあ同じ事をくどいくどい・・・「屑屋」さんと同じく面倒がっていたのは確かです。
・・・しかし、変わり果てた世界、光が見えない世界において、ひたすら「輝いていた日々」をメモリーに刻んで(屑屋さんに)応対している「ゆめみ」の姿が、次第に愛おしくなっていく・・・この辺の感情も、「屑屋」さん同様でした
いつの間にやら、「ゆめみ」のために行動をするくらいまで決意が出来てしまった「屑屋」さん。
この行動、正直言うと、何となく展開が読めちゃいますよね・・・
機械的であった「ゆめみ」がなぜあんな行動をとったのか
・・・などという突っ込みは野暮ってもんで、ココは素直に「お涙ちょうだい
」に乗ってしまおう
と思った俺でした。
ずーっと、BGM
で流れている讃美歌が、やたら効果的ですよね・・・哀しいなぁ・・・切ないなぁ・・・
3人の子供に夢を芽生えさす・・・そして自らは「あの地」に訪れたんですね・・・素敵な作品でした
ちゅうことで、今度結婚式で讃美歌が流れたら、思い出してしまうかも
・・・で75点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません