突如地上に降り立った、巨大な球体型宇宙船。謎の知的生命体と意志の疎通をはかるために軍に雇われた言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は、“彼ら”が人類に<何>を伝えようとしているのかを探っていく。その謎を知ったルイーズを待ち受ける、美しくそして残酷な切なさを秘めた人類へのラストメッセージとは―。
(
公式サイトより)
最初に自白しますが、120分弱のこの作品に、居眠りもしていないのに、3.5時間かかりました
一度通しで見た時の感想は「・・・全く分からん
」でした。
で、特に意味不明だった幾つかのシーンに戻って確認しても、どーもしっくりこない・・・
一度休憩したのち、公式サイトの「あらすじ」を観てもダメ、仕方なく、所謂「ネタバレ」を主としているサイトにお邪魔してじっくり読んで、やっと「ああ、そういった事だったのね・・・
」という状況までなって、今一度、ポイントとなるシーンを再度鑑賞する・・・こんな感じでした
今まで、難解な作品は多々鑑賞経験がありますが、過去作品と違ったのは「投げ出さなかったこと」でした
いつもなら、「自分に合わない」と決めつけるか、「見返す価値を見出せない」と判断するか、「もう時間ないから」と意味不明な理由を作り上げるかして終えてしまうのが常なんですが、今回はなぜか「何とか理解したい」という気持ちが残っていました。
その理由は、話そのものの「謎」の見せ方が興味深かったという点でした。異星人の存在はあれど、ドンパチやるワケでもなく、じゃあフレンドリーに接しまくるワケでもなく、ただただ静かにメッセージらしきものを発している異性体に対して、世界各地でそれぞれの「反応」を示すという展開。
そんな中の一つがルイーズの話であり、ルイーズ本人も、知らない自分の存在がフラッシュバックする・・・
この繋がりが分からないままというのはねぇ・・・何かがあるのに掴めないのは、いい気持ちしないですもん
劇中は暗いシーンが多くて、正直言って、ルイーズのシーンが、フラッシュバックなのか、現実なのかも分からなかったです
ただ、よーくシーンを観ると、ルイーズの顔も違ってましたね。
ネタバレ内容を知ってから、見直すと、この作品が「ブッ飛んでいる設定」であることに、やっと気づかされた・・・という感じでした。
もう一回見ると、「アラ」も見えてきそうな気がしますので、2度で満足するのが良い・・・と思います。
ちゅうことで、2000年後に人類を頼る「事件」のほうも気になる・・・で70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません