半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『PSYCHO-PASS(全22話)』を観ました。

2013-03-22 05:00:00 | あにめ&ひーろーの部屋
 あらゆる感情、欲望、社会病質的心理傾向はすべて記録され、管理され、大衆は「良き人生」の指標として、その数値的な実現に躍起になっていた。人間の心の在り方、その個人の魂そのものを判定する基準として取り扱われるようになるこの計測値を人々は「PSYCHO-PASS(サイコパス)」の俗称で呼び慣わした。
犯罪に関する数値も“犯罪係数”として計測され、犯罪者はその数値によって裁かれる。
治安維持にあたる刑事たちは常に、犯人を捕まえる実動部隊となる“執行官”と、執行官を監視・指揮する“監視官”のチームで活動する。自らが高い犯罪係数を持ち、犯罪の根源に迫ることのできる捜査官こそが優秀な“執行官”となりうる。それゆえに、犯罪者になりかねない危険も孕む“執行官”は、その捜査活動を冷静な判断力を備えたエリートである“監視官”に監視されている。
公安局刑事課一係のメンバーはそれぞれの想いを胸に、正義の在処を常に突きつけられながら任務を遂行していかなければならない。
彼らが立ち向かうものの先にあるのは――
公式サイトより)

 冒頭の解説が長いですが、この解説こそが、この作品の「魅力」の一つでしたので、ご勘弁ください
モノを「数値化する」という点、分かりやすいし、説得しやすい・・・これは現代でもアリです
が、「犯罪係数」という形で、「犯罪を犯す可能性を数値化」という点は面白かったですね。単に「殺したい」とか、「盗みたい」という欲望で上昇するのではなく、犯罪の被害者にも数値が移り上昇してしまう(トラウマや、復讐など)という点が
その犯罪係数が一定以上の数値になった者に対してのみ発動される電子銃(ドミネーター)っていう武器も、派手派手で使いづらそうですがイイんでないでしょうか
このドミネーターを逆手に取った犯罪(犯罪係数が何故かあがらない犯人)との闘いも面白かった
1話完結で話が進みながらも、1話、そして1クール終盤、そしてラスト数回については、槙島聖護という特異な存在が出てきて、全体の話をしっかりと締めてくれました。
そんな中でも、刑事課一係の面々が(人並みな言葉ですみませんが)キャラが立ってて良いです
「執行官」と「監視官」という立場(と感情?)の違う面々でのチーム体勢、この人たちの中でも色々と背景があったり、新米監視官として就任した常守朱が、このチーム、とりわけ強烈な執行官・狡噛慎也を通じて成長し、対峙するまでになるとは予想しませんでしたね
一つの「社会」がこの作品にはしっかり確立されてました。今年の秋冬アニメではナンバー1です
ちゅうことで、続編もしくは映画化を強く希望しますで85点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
コメント
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