検事局。ジャック・マッコイのオフィス。
扉がノックされる・・・・
「はい、どうぞ・・・ベン!どうした?」
「やぁ、ジャック・・・なにやら忙しそうだな。入っていいかい?」
「勿論!入ってくれ。今日はもうバタバタだよ。クレア、いないし・・・
ランチもまだ食っていない・・・・もう、疲れたよ」
「そうか・・・いや、今日は仕事じゃないんだ。ホラ、差し入れだよ」
「オッ、なんだ・・・?オォ!!ケーキじゃないか?ウマそう~。
手作りだな?誰の手作りだ?」
「アーサーの奥さんだよ。パメラのケーキだ。そら、こんなに・・・」
「エェ!3つも!!こりゃ、凄いぜ!腹減ってたんだよ~、助かる!
ベン、時間あるんだろ?一緒に食おうぜ。
あぁ、座ってろ、ベン。あんた、動くと、そこら中散らかるから・・・」
いそいそ、コーヒー&ケーキの用意をするマッコイ。
言われた通り、座って大人しく待っているストーン。
「・・・・ウマいなぁ!本当にウマいッ!!腹減っているからかな?」
「いや、パメラのデザートは美味しいと評判らしいよ。
まだ事務所が小さかった時は、
パメラがランチやデザートの差し入れをしていたらしいが
当時からの職員たちは、美味しいことを覚えているよ」
「ヘェ~、いや、本当にウマいよ、これ。
で、ベン、差し入れに来ただけなのか?」
「アーサーの言いつけでね。君を先ず美味しいもので釣って来いってね。
いつアーサーの家に食事に来るのか、聞いて来いってさ」
「なんだ・・・・いつでもいいぞ、オレは。いつの週末でも空いている」
「ホォ~、ジャック・マッコイが週末のお相手もいないとは・・・事件だな」
「何言ってるんだよ・・・オッ、種類が違うケーキなのか・・・こりゃいいぞ」
再びノックの音。今度は横にあるドアからだ。
返事を待たずに扉が開き、シフが入ってくる。
「ジャック、おい・・・あぁ、ベン!いたのか・・・!よく来たな」
「御無沙汰してます、アダム。お元気そうで」
「何を他人行儀な・・・いつでも戻ってこい。君の場所はいつでもあるのだからな」
「アダム・・・有り難うございます」
「ちょっと、アダム、それって、オレにどけってことか?」
「そうだ。そう聞こえなかったか、ジャック?」
「ヒデェなぁ。オレ、検事局で勝率トップでしょうが」
「あぁ、そうだな。同時に判事への侮辱行為も苦情率もトップだ」
「そりゃ、仕方ないさ・・・なぁ、ベン」
「ベンの時は、こんなことはなかった・・・・一体お前は、何考えてるんだ?」
「まぁ、そう言わずに、アダム・・・ジャックはまだ若いのだし」
「エッ?オレ、アンタより年上だぞ、ベン?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・知らなかった・・・・・・・・・・・・・・・」
「まぁ、アダム、ケーキ、食べませんか?ウマいですよ」
「ケーキ?こんな時間に、何サボってるんだ?」
「だって、オレ、今日ランチ食ってないし。イイでしょ、休憩しても」
「クレアがいなくて、大変なんだろ、ジャック」
「どうして、クレアはいないんだい、ジャック。休んだのかい?」
「いや、嫁に行ったんだよ、ベン」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・嫁に行った?????????」
「アァ、そうなんだ。ですね、アダム」
「そうなんだ、ベン。クレアは結婚退職というやつなんだよ。
まだ結婚はしていないがね。予定、ということで」
「一体、相手は誰なんですか?私も知っている男ですか?」
「いや、知らないんじゃないかな?ボルティモアから来た刑事と仲良くなってサァ。
そのまま、結婚話が出たそうで・・・ボルティモアに行ったんだよ」
「それは・・・・・意外だ・・・刑事・・・・ボルティモア・・・・」
「いや、オレの前からいなくなることが重要だ!」
「だから、今忙しいんだろ、ジャック。
補佐役は、まだ決まらないのか?何をやっているんだ?」
「募集だって、大々的に声かけているんですけどね。皆、敬遠して・・・
オレ、人気無いなぁ。モテてるって自信、あったのにナァ」
「クレアの変貌を見て、女性検事が戦々恐々としているんだよ」
「クレアの変貌は、オレじゃなくて、ベンのせいじゃないかと・・・」
「何を言う、ジャック!ベンのせいにするなど、私が許さん!」
「ハイハイ・・・もう、アダムはベンが大好きなんだから・・・
ベン、検事局、戻ってくるか?オレが代わりにゴールドの所に行くわ」
「イカン。それもイカン!」
「ジャック・・・アダムは君のことも好きだよ」
「そうだ、ジャック。お前がいると退屈せん」
「・・・・オレは、退屈しのぎかよ・・・
アダム、オレの補佐役、捜してくださいよ。頼みますよ」
「ウムム・・・・どんな希望があるんだ?」
「まずは笑顔が可愛くて、愛想がよくて、気配り上手で・・・
あぁ、美人でお願いしますよ。後は、仕事、できればOKかと」
「・・・・・・・・!お前の嫁さがしではないぞ、ジャック!!」
笑いをこらえるストーン。
「勿論、分かってますよ、アダム。嫁じゃなくて補佐役!」
「どう考えても、お前の好みを言っているだけではないか?」
「嫌だなぁ~。まぁ、この条件で頼みますよ」
「・・・・・・私は退散するよ。ケーキ、少し包んでくれ。
ベン、またゆっくり話そう」
「オレのいない所で頼みますよ、アダム」
「勿論、うるさいお前抜きでだ! 一体だれが、お前を次長検事に・・・」
「あなたですよ、アダム。あなたが決めたんですよ、忘れましたか?」
「あぁ、そうだな、ベン。君がいなくなって、気が狂っていたのかもしれない・・・」
「ほら、自分で決めて忘れるなんて・・・年には勝てませんって、アダム」
「・・・・・・ベン、コイツをいつか起訴してくれ。極刑にするなら、どんなでっち上げも許す!」
アダム、ケーキを携え、退室。
「ジャック・・・クレアの結婚のことなんだけど・・・」
「あぁ?まさか、未練があるなんて、言い出すんじゃないだろうな」
「まさか・・・いや、結婚のお祝いをしていないから・・・」
「あぁ、オレがあんたと連名で、プレゼント、渡しておいたよ。
勝手なことして、悪かったかなぁ?時間もなかったし・・・」
「そうか~!有り難う、ジャック!それなら安心だ・・・済まなかったナァ。
で、何をプレゼントしたんだい?」
「実用的なものだよ・・・ポットにカーディガン。必需品だろ?」
「・・・・その2つを?大丈夫だったかい、ジャック・・・」
「アダムがいる場所で渡して、中を見ていたから・・・
顔が赤くなって、オレを睨み付けたけど、アダムの前では何もしないだろ」
「そうか・・・考えたな、ジャック」
「あぁ、別に・・・実用的だしな。
ポットは昔ながらのデザインで、ステンレス製だ。丈夫で長持ち」
「それが一番だよ・・・懐かしいなぁ・・・で、あの・・・」
「カーディガンだろ?もちろん紺色だよ。
カーディガンは紺色に決まってる。そうだろ、ベン?(ニヤッ)」
・・・・・クレア、今回で退場です。
シーズン0のクレアを喜んで下さった皆様(いるの?笑)有り難うございました。
アダムがジャック君を「お前」と呼ぶのは、ココだけですね。
アダムは、上品だから・・・「お前」なんて言いませんよね(ニコッ)
アダム登場で、ベン様と相思相愛が確定的に!!(クスッ)
ジャック君は、相変わらずお笑い系&ベン様お世話係ッ(クスクス)
扉がノックされる・・・・
「はい、どうぞ・・・ベン!どうした?」
「やぁ、ジャック・・・なにやら忙しそうだな。入っていいかい?」
「勿論!入ってくれ。今日はもうバタバタだよ。クレア、いないし・・・
ランチもまだ食っていない・・・・もう、疲れたよ」
「そうか・・・いや、今日は仕事じゃないんだ。ホラ、差し入れだよ」
「オッ、なんだ・・・?オォ!!ケーキじゃないか?ウマそう~。
手作りだな?誰の手作りだ?」
「アーサーの奥さんだよ。パメラのケーキだ。そら、こんなに・・・」
「エェ!3つも!!こりゃ、凄いぜ!腹減ってたんだよ~、助かる!
ベン、時間あるんだろ?一緒に食おうぜ。
あぁ、座ってろ、ベン。あんた、動くと、そこら中散らかるから・・・」
いそいそ、コーヒー&ケーキの用意をするマッコイ。
言われた通り、座って大人しく待っているストーン。
「・・・・ウマいなぁ!本当にウマいッ!!腹減っているからかな?」
「いや、パメラのデザートは美味しいと評判らしいよ。
まだ事務所が小さかった時は、
パメラがランチやデザートの差し入れをしていたらしいが
当時からの職員たちは、美味しいことを覚えているよ」
「ヘェ~、いや、本当にウマいよ、これ。
で、ベン、差し入れに来ただけなのか?」
「アーサーの言いつけでね。君を先ず美味しいもので釣って来いってね。
いつアーサーの家に食事に来るのか、聞いて来いってさ」
「なんだ・・・・いつでもいいぞ、オレは。いつの週末でも空いている」
「ホォ~、ジャック・マッコイが週末のお相手もいないとは・・・事件だな」
「何言ってるんだよ・・・オッ、種類が違うケーキなのか・・・こりゃいいぞ」
再びノックの音。今度は横にあるドアからだ。
返事を待たずに扉が開き、シフが入ってくる。
「ジャック、おい・・・あぁ、ベン!いたのか・・・!よく来たな」
「御無沙汰してます、アダム。お元気そうで」
「何を他人行儀な・・・いつでも戻ってこい。君の場所はいつでもあるのだからな」
「アダム・・・有り難うございます」
「ちょっと、アダム、それって、オレにどけってことか?」
「そうだ。そう聞こえなかったか、ジャック?」
「ヒデェなぁ。オレ、検事局で勝率トップでしょうが」
「あぁ、そうだな。同時に判事への侮辱行為も苦情率もトップだ」
「そりゃ、仕方ないさ・・・なぁ、ベン」
「ベンの時は、こんなことはなかった・・・・一体お前は、何考えてるんだ?」
「まぁ、そう言わずに、アダム・・・ジャックはまだ若いのだし」
「エッ?オレ、アンタより年上だぞ、ベン?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・知らなかった・・・・・・・・・・・・・・・」
「まぁ、アダム、ケーキ、食べませんか?ウマいですよ」
「ケーキ?こんな時間に、何サボってるんだ?」
「だって、オレ、今日ランチ食ってないし。イイでしょ、休憩しても」
「クレアがいなくて、大変なんだろ、ジャック」
「どうして、クレアはいないんだい、ジャック。休んだのかい?」
「いや、嫁に行ったんだよ、ベン」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・嫁に行った?????????」
「アァ、そうなんだ。ですね、アダム」
「そうなんだ、ベン。クレアは結婚退職というやつなんだよ。
まだ結婚はしていないがね。予定、ということで」
「一体、相手は誰なんですか?私も知っている男ですか?」
「いや、知らないんじゃないかな?ボルティモアから来た刑事と仲良くなってサァ。
そのまま、結婚話が出たそうで・・・ボルティモアに行ったんだよ」
「それは・・・・・意外だ・・・刑事・・・・ボルティモア・・・・」
「いや、オレの前からいなくなることが重要だ!」
「だから、今忙しいんだろ、ジャック。
補佐役は、まだ決まらないのか?何をやっているんだ?」
「募集だって、大々的に声かけているんですけどね。皆、敬遠して・・・
オレ、人気無いなぁ。モテてるって自信、あったのにナァ」
「クレアの変貌を見て、女性検事が戦々恐々としているんだよ」
「クレアの変貌は、オレじゃなくて、ベンのせいじゃないかと・・・」
「何を言う、ジャック!ベンのせいにするなど、私が許さん!」
「ハイハイ・・・もう、アダムはベンが大好きなんだから・・・
ベン、検事局、戻ってくるか?オレが代わりにゴールドの所に行くわ」
「イカン。それもイカン!」
「ジャック・・・アダムは君のことも好きだよ」
「そうだ、ジャック。お前がいると退屈せん」
「・・・・オレは、退屈しのぎかよ・・・
アダム、オレの補佐役、捜してくださいよ。頼みますよ」
「ウムム・・・・どんな希望があるんだ?」
「まずは笑顔が可愛くて、愛想がよくて、気配り上手で・・・
あぁ、美人でお願いしますよ。後は、仕事、できればOKかと」
「・・・・・・・・!お前の嫁さがしではないぞ、ジャック!!」
笑いをこらえるストーン。
「勿論、分かってますよ、アダム。嫁じゃなくて補佐役!」
「どう考えても、お前の好みを言っているだけではないか?」
「嫌だなぁ~。まぁ、この条件で頼みますよ」
「・・・・・・私は退散するよ。ケーキ、少し包んでくれ。
ベン、またゆっくり話そう」
「オレのいない所で頼みますよ、アダム」
「勿論、うるさいお前抜きでだ! 一体だれが、お前を次長検事に・・・」
「あなたですよ、アダム。あなたが決めたんですよ、忘れましたか?」
「あぁ、そうだな、ベン。君がいなくなって、気が狂っていたのかもしれない・・・」
「ほら、自分で決めて忘れるなんて・・・年には勝てませんって、アダム」
「・・・・・・ベン、コイツをいつか起訴してくれ。極刑にするなら、どんなでっち上げも許す!」
アダム、ケーキを携え、退室。
「ジャック・・・クレアの結婚のことなんだけど・・・」
「あぁ?まさか、未練があるなんて、言い出すんじゃないだろうな」
「まさか・・・いや、結婚のお祝いをしていないから・・・」
「あぁ、オレがあんたと連名で、プレゼント、渡しておいたよ。
勝手なことして、悪かったかなぁ?時間もなかったし・・・」
「そうか~!有り難う、ジャック!それなら安心だ・・・済まなかったナァ。
で、何をプレゼントしたんだい?」
「実用的なものだよ・・・ポットにカーディガン。必需品だろ?」
「・・・・その2つを?大丈夫だったかい、ジャック・・・」
「アダムがいる場所で渡して、中を見ていたから・・・
顔が赤くなって、オレを睨み付けたけど、アダムの前では何もしないだろ」
「そうか・・・考えたな、ジャック」
「あぁ、別に・・・実用的だしな。
ポットは昔ながらのデザインで、ステンレス製だ。丈夫で長持ち」
「それが一番だよ・・・懐かしいなぁ・・・で、あの・・・」
「カーディガンだろ?もちろん紺色だよ。
カーディガンは紺色に決まってる。そうだろ、ベン?(ニヤッ)」
・・・・・クレア、今回で退場です。
シーズン0のクレアを喜んで下さった皆様(いるの?笑)有り難うございました。
アダムがジャック君を「お前」と呼ぶのは、ココだけですね。
アダムは、上品だから・・・「お前」なんて言いませんよね(ニコッ)
アダム登場で、ベン様と相思相愛が確定的に!!(クスッ)
ジャック君は、相変わらずお笑い系&ベン様お世話係ッ(クスクス)