「Law&Order」が好きだ!!(邪道にて)

海外ドラマ「Law&Order」が好きです。
とにかく叫びたいので、ブログに叫びます。

~ Finest 6-1

2013-07-31 10:26:27 | Best
「Finest」、そして「Category Best」の最期を飾りますのは、コレです!


S7#12『Barter』(「悪魔との取引」)

マンション駐車場で、住人のシェリー・ガンツが射殺される。
シェリーは、マンションの管理組合で活動しており、
その関係の恨みからではないかと睨むブリスコー&カーティス。
しかし、2人が行き着いたのは、シェリーは人違いで殺されたのであり、
犯人の本当の狙いは、同じくマンションの住人スーザン・タシジャンであるということだった・・・。

・・・という訳で、融資会社の債務者達の中で、返済が滞っていた者達同士が、
社長であるルッソの命令で、自分の債務を減額するために殺人を行っていた・・・
となかなかハードな内容なエピで御座います。

このエピ、普通です。多分、印象薄いっていうエピかも・・・
『L&O』本家、そのものって展開です、特に目立ってどうの~ってことも無いと思いますが。
では、何故?私がこのエピを、最高!というのか・・・
正統派だからですよ。

面白いエピや人気のあるエピって、
派手というか、キャラの誰かの特別エピというか、
まぁ、どこかが抜きんでいるエピが多いと思うのですよね。だから印象に残る・・・。
しかし『Barter』は、トコトン正統派です。
しかし、その中で事件や捜査、検察等々が最高レベルに達している。私はそう思っています。
そして、何かが抜きんでいるんじゃなくて、全てが、そうなっている、と。
正統派で全てが素晴らしい。そう思えるエピだからです。

そしてね、これまたタイトルも気に入っています。
『Barter』、邦題が「「悪魔との取引」なので、
この原題も取引って意味かなぁってお思いになるでしょうが・・・
私は「交換」と訳しています。多分邦訳は交換が最も適しているかと・・・
それに、交換の方がよりシンプルで原始的で怖いでしょ?(笑)
交換だから、等価交換と考えるのが一般的で・・・命と命、金と金、そして命と金・・・・
いやぁ、素晴らしいですねぇ。
この『Barter』、『Double Down』『Mad Dog』と並んで、タイトル・ベスト3で御座います。

このエピ、事件はなかなかハードですよね。
しかし、それほどハードとは思えないのは・・・随所に笑いや日常があるんですよ。
マンションの管理組合の老婦人宅で、
食事やコーヒーを御馳走になりながら書類調べをする刑事コンビ。
シェリー殺害犯を目撃したという男性が、似顔絵作成に協力する際の文句の数々。
ベンツ試乗(?)のブリスコーの会話。
刑事コンビ張り込み中、車の中で話すカーティスの家庭事情あれこれ。
とても殺人犯には見えない普通のおじさんエンリケ。
27分署での刑事コンビ&ジェイミーのやりとり(レイのジョークに反応するレニー)
ビーチウッド融資会社社長ルッソのクリスマス電飾固執。
・・・そして、27分署で取り調べ中に心臓発作を起こすエンリケに、
「人工呼吸を!」と叫ぶ弁護士の声に反応し
「君が、やれ」とマッコイにマジ顔で促すブリスコー・・・笑えますねぇ。
部分だけ見ると、お笑いか?と思うくらいです。
まぁ、笑いがあるのは、私にとってポイント高いので(ウムウム)

エピに戻りますと・・・スーザン・タシジャンが殺された。
夫スティーブンを疑う刑事&検察コンビ。
タシジャンもビーチウッド融資会社から金を借りており、返済に困っていた。
妻を殺したのは、保険金目的か?
しかしスーザンには2つの保険がかけられていたことが分かる。
受取人は夫スティーブン、そしてビーチウッド融資会社・・・
ビーチウッドは、債務者全員に保険をかけている。
スーザンは夫の連帯保証人であり、特に変なことではない。
しかし、前年ビーチウッドの債務不履行者の数人が死亡している。
・・・・未解決事件になっているものも。
そしてシェリー殺害の容疑者であるエンリケ・フロレスも
タシジャン同様ビーチウッドの債務者だと判明する。

ルッソが、返済が滞っている者に命じて、同じように滞っている者を殺害するよう命令。
殺人の結果、殺害者の返済額は減額され、被害者の借金は保険金で補填される・・・
まぁ、うまいこと考えたナァ、と感心感心(エエェェ?)
フロレスを取り調べるも、心臓発作を起こし病院へ。
病院で処置中に医師に2件の殺人を告白するフロレス。
それを聞いていたカーティス。
フロレスの自白として証拠採用したいが、
医師と患者の秘匿特権という相変わらずのお約束で(笑)証拠不採用に。
証拠探し&ルッソの関与を証明したい検察、過去の事件を洗うことに。

ビーチウッドへの返済が滞っていて&殺されて&未解決事件になっている男性カイザー。
お約束通り、保険金で借金は補填されている。
そしてカイザーをビーチウッドの紹介したのがタシジャンだった・・・。
カイザー事件の後、タシジャンの債務が減額されている。
タシジャンが、友人であるカイザーを殺害したのか?
タシジャンを追及するマッコイ。
紹介したのは確かだが、殺害への関与は否定するタシジャン。
ルッソは妻スーザンも殺しているのではないか?
ルッソに償わせたくないのか、と迫るマッコイ。
タシジャン、全免責を条件で、ルッソに対して証言すると。取引を了承するマッコイ。

しかしジェイミーは黙っちゃいない。
殺人の疑いのあるタシジャンに全免責を与えるなど。
更に法廷で証言させることは偽証教唆になるのでは?
頑張るジェイミーに対し、狙いはルッソであると明言するマッコイ。
カイザー事件時のタシジャンの行動を知る者は
妻スーザン、殺されたカイザー、タシジャン本人、そして命じたルッソ・・・
生きているのはタシジャンとルッソの2人。
ルッソを仕留めるのはタシジャンの証言が必要だと。

法廷。証言するタシジャン。
ルッソが債務者に殺人を命じていると。妻もその犠牲になったのだと。
しかし判事に、主張の根拠を聞かれ明確にできない。
なぜ手口を知っているのか?口ごもるタシジャン。
証言を考慮しないよう陪審に諭す判事・・・自分の証言が信じてもらえない・・・!
感極まり、自分もルッソの命令で友人のカイザーを殺したと証言するタシジャン。
後悔の涙を流しながら・・・・。

検察の後半になってから、いきなりドラマになって・・・
え?どうなるの?って感じになってしまうンですよ。
この辺は、もう画面にクギ付けって言葉がピッタリかと・・・
私は、そう思っているんですよね。
まぁ、タシジャンが証言するのは、ちょっと都合よくないかぁ?と思いもするのですが・・・
しかし、アリとも考えられるし。
スーザンは夫が殺人者だとは知らなかったのだと思います。
だから刑事コンビや夫が、
「本当の標的はスーザン自身だ」と言っても信じなかったのでしょうね。
その妻が殺されたのは、自分のせいだとスティーブンは思ったのでしょう。
罪の意識で・・・
自身が殺人者だと告白するリスクよりも、妻の無念を晴らすのが自分の務めと思ったかねぇ。
そう考えれば、証言も頷けるか。

しかし!ここからが・・・!!
って、なんで、こんなに長くなるんだぁ??最後だから!(笑)

タシジャンは、殺人を告白しても免責ですよね。
しかしラスト、ジェイミーは御機嫌。
それはタシジャンが殺人者だと告白したからなんですよね~多分。
罪に問われなくても、もう社会的に死んだも同然だという事で。

そして・・・マッコイの言葉
「・・・誰かがタシジャンの50万ドルの借金を、近々回収に行くだろうな」・・・!
これ聞いた時!!検事長!!なんて素敵なの!!私の目に狂いはなかったと!!!
大喜びしましたねぇ~。
これ聴いた瞬間、このエピは絶対私の中で最高クラスにランクインすると確信しましたよ。

なんで・・・?ですかね?(笑)
ドラマ終了後テロップで、ルッソ&タシジャンのその後が出ますよね。
「・・・3か月後、スティーブン・タシジャンは、射殺された。犯人は捕まっていない」
これは、マッコイの言うとおり、借金の回収でしょうね。
ルッソが獄中ですから、資金を提供していたギャングの仕業でしょうかね。
マッコイの予言が当たった?
いいえ、マッコイはそうなると確信して、免責を与えたんだと私は思っています。

タシジャンは、どうせ死ぬんだからってね(ス、ス○キ・・・)
法廷で殺人を自白したので、全免責でも社会的に死んだも同然。
もしかしたら、罪の意識に耐え兼ね自身で死を選ぶかも・・・。
そうじゃなくても、借金の回収があるから、どうせ長い命ではないだろう・・・
それならちょっと役に立ってもらおうか・・・・
ってマッコイが考えたというのが、私の解釈です。

誰もいません?同じ解釈の方??アレ、おかしいなぁ・・・
「あんたが、一番おかしいわッ」という御意見は、募集していませんので(ペコリ)
これが、イイんですよ!!ホント、好みだわ。もう、これで十分なんですけど・・・

さらに、このエピは私を大喜びさせてくれる要素が・・・
マッコイ、登場時にセーター姿です。今回は赤セーター。
その姿で、スーザン殺害現場へ。こんなサービスしてくれるなんて・・・と大喜び。
そしてセーター姿で27分署取り調べ室にまで・・・もう涙涙の有難う御座います状態に。
更にスーツで再び27分署取り調べ室へ。ここで!レニーに人工呼吸役を促されて・・・
その時の表情!!!もう、もう!!!!って何言ってんだか・・・
もう最後だから、許して下さい(笑)
もう、これで満足ですよ、と思っていると・・・・!

『L&O』本家、最も私が愛するシーンがぁぁ====!
残業!白シャツ!!腕捲り!!!そして頬杖ぇぇ!!!!!!!!!
声も出ませんって(書くけど・笑笑)
この検事長が最高、なんです・・・
あぁ、ウソつきましたね。いつも「これが最高ッ」みたいなこと書いているんですから。
・・・バカですねぇ、ホント。しかし、この検事長には、参ってしまいましたね。
多分、このエピの本記事でも絶叫してるんじゃないかな??
って見直していないのか、自分?はい、そうです(正直者ッ)

最高のエピ、そして最高の検事長・・・・・・・!だからここに!!!


。。。。。。。。以上、「Category Best」 終了致します。
コメント (2)
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~ Finest 6-2

2013-07-30 13:10:02 | Best
S16#22『Invaders』(「最後の手段」)

これは・・・・これ観て、検事長に惚れてしまったという曰くつきエピ
・・・観るんじゃなかったかも・・・とよく思ってます
・・・こんなバカ騒ぎの元凶の1つですね。

もう前座小芝居から、残酷極まりない殺人事件だし。
もうやる気ね!などと思った記憶が(笑)
アンドレス一家が殺される。アンドレアス自身は無事。
彼は、ダイクマン通りのドラッグ強奪事件の関与で逮捕されたが、
捜査に協力すると申し出て釈放されていた。
担当はアレックス。

ダイクマン通り事件と、一家殺害事件は、同じ犯人ではないか?
アンドレアスは、警察官のバッヂを偽造していた。
本物の写真を見せられたのだ。警察関係者が関与している?

アンドレアス一家の惨事に心を痛めるアレックスだが、今度は彼女自身が犠牲に。
自宅で襲われ行方不明に。
アンドレアスが何か知っていると、攻めるマッコイ。
ここ、もう表情が怖いし。
最初、まだ慣れていないからヒェ~ッって思ってました。

麻薬捜査官アルモンテが浮上。しかし、アレックスの行方は分からない。
無理やり微罪で逮捕するも・・・・
そしてアレックスの遺体が発見される。車のトランクの中で、酷い姿で・・・
ここ、発見されてから~遺体を確認するまでのが、もう見てられないわって思います。
何度見ても。

私、このエピは、(牛山さん、御免なさい)
字幕で見て下さい、伏してお願いしているエピです。
特にこの一連のシーンは・・・息遣いが、もう演技なんですよ。
微かに聞こえる程度なのですが。
これは、残念ながら二か国語版では、牛山さんの息遣いになってしまうので。
ここは、Waterstonの息遣いで、ご覧いただきたいと!
もう、居た堪れない感情が現れていますので。

で、ここから怒涛の反撃開始で。と言っても、静かな静かな怒涛で・・・
ウ~ン、これも何度も視聴して分かったことなんですがね。
事件が凶悪だし、刑事さん方も荒っぽいので、
マッコイももっと騒いでいる印象があったのですが、後半は静かに静かにですね。
ブランチに責められても、口調は案外静かだったが・・・
表情は結構凶悪感ありましたね。
口調は落ち着いているが、表情が感情を見せている・・・
これがこのエピのマッコイだと思っています。

そして作戦は、アンドレアスに大陪審で偽証させ、
アルモンテがダイクマン事件に関与していたということを言わせる、ですね。
ブックマン判事の了承のもとです。
初視聴時には、検察や法廷が?????だったので、あまり理解していなかったが・・・・
コレ、はっきり言って犯罪だよね。
アルモンテが関与しているってマッコイは信じているが、もし関与していなかったら・・・
検察の権力の乱用以外ないものでもないし。
私、このエピが好きな理由は、一杯ありますが、
このマッコイ権力乱用ともいうべき手段が、大いに気に入っていることもあります(バカッ)
アレックスの死は、自分の責任だと思っているのだなって。
もう正義のためじゃなくて、復讐だし。それも捨て身ですね。

そのことを知ったブランチ、苦言どころか論争状態に。
でもここでもマッコイの口調は案外静か&表情凶悪っぽく。

ブランチとマッコイ
・・・・・・・
「“ショー”を続けるために、私が納得する理由を1つ言え」
「アレックスが殺された」
「君に責任はない」
「やらせてくれ」
「権力の乱用は、倫理観を失う」
「そんな話は、やめてくれ。
 彼女は人生最期の時を、車のトランクで過ごしたんだ。
 悪党に殴られ、自分の嘔吐物で窒息して・・・」
「冷静になれ。君の計画は、怒りによるものだ」
「怒り以外、何があると?・・・・・」

・・・・・・・・・・私的意見も最たるもので申し訳ありませんが
・・・・ここで、惚れない人がいるの??
って、そっちが大大大大大~多数ね、多分(クッ・・・・泣き笑い)

殺人の共犯で起訴しても、アルモンテは話さない。
監視官の命令で釈放することに、マッコイも同意するが・・・
釈放されたアルモンテを追跡する警察。おとり捜査だ。
案の定、犯人とされるリッキーとビンセントが接触を・・・
と、いきなりアルモンテを射殺。そして逮捕へ・・・

あれほどの凶悪犯なのに、こんなにあっさり逮捕なの??と思わずにはいられない(笑)
もう1つ・・・・アレックス、自宅ドア無防備に開けるのはおかしいって。
女性の独り暮らし(多分)では?(笑2)

再びブランチとマッコイ

「市長とマスコミに、どう説明するんだ?」
「8人を惨殺した男2人を、我々は逮捕した。
 被害者には、ボルジア検事補も含まれる」
「アルモンテのことは?」
「汚職麻薬捜査官で、合法的なおとり捜査に使った。9番目の犠牲者」
「おとりに使われ死亡した、という事実は?」
「・・・それは、ひねくれた表現だろ」
「そうか?」
「うまくいった」
「結果的には、満足だ」
「仕方なかった」
「いや、感情に任せて、動いてしまった」
「動物の本能だ。悪いことをしたとは思っていない」

「そうか・・・さて、どうする?
 スコッチでも開けて、祝杯をあげるか?」
「アレックスは、それを嫌っていた」
「彼女は、スコッチが嫌いなのかと思っていたよ」
「年配の男の乾杯の儀式に、あきれていたんだ・・・・・
 ・・・・・・・・・・・明朝一番に罪状認否だ・・・・」

ここ・・・・・バカなことを申し上げますがって今更ですね(笑)
何度視聴しても、泣くんじゃないか、泣くんじゃないかって思てってしまう場面で・・・・

そして、罪状認否で、州司法次官補の介入が。
マッコイの一連の行動に疑惑ありで
調査中&公正にこの事件に臨めないという判断から、交代すると。

法廷から去るマッコイ。扉を開けて、振返って、外に出ていく・・・・
ってこの辺で、もう惚れていたか??
やはり、アレックスの祝杯嫌いくらいから、もう陥落していたと思うが・・・。
いま、この記事書くために観直しましたが・・・DVDで・・・・
Waterston、最高のマッコイと私が信じているエピです。

こんな老マッコイに惚れてどうする!!!!と叫んでも、今更どうしようもないが、
一応自問自答するのが日課で(笑)

・・・・・・この記事、エピが素晴らしいと言うよりも
私がマッコイ惚れた過程になっているわ・・・・
・・・・・・・・笑って見逃してやって下さい(平伏)
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~ Finest 6-3

2013-07-29 13:04:36 | Best
S7#18『Mad Dog』(「執念の追い討ち作戦」)

冒頭から、いきなりマッコイ登場。
受刑者ダーネルの仮釈放の申請についての話し合いの場。
ダーネルは、6件の強姦で有罪になり、他に余罪7件があった。
刑期は30年で、今は18年目。そして仮釈放の申請は今回で3回目。
過去2回、マッコイが阻止してきた。
しかし、今回は仮釈放が認められ、ダーネルは塀の外へ・・・

で、始まります『Mad Dog』!
マッコイのやり過ぎ感満載のエピとして、記憶に残っているかも・・・?

このエピ、初視聴時、完全に油断しておりました。
S7#15~17はハリウッド3部作だし、#19は『Double Down』だから、
このエピは、休憩エピと勝手に判断し、気楽な気分でTVに向かった記憶が・・・。
だから、視聴した途端、「しまったァ==」状態に。
記憶によると、アイス食ってたかノンアルコール飲んでいたような・・・(意味なし)

まぁ邦題に執念ってありますから、まぁ執念ね、は分かる。
私は・・・何か世界観おかしくないか?と思いながら視聴しておりました。

娘と孫たちと暮らすダーネル。
しかし少女テレサがレイプ殺人事件で死亡する事件が発生。
捜査上にのぼらなかったダーネルだが、徐々に疑いが・・・・しかし証拠はない。
ダーネルを犯人と決め付けるマッコイ。
最初は半信半疑だった刑事コンビも、ダーネル犯人説を信じるようになる。

今回ジェイミーは、反論しませんね。
だから、マッコイの暴走がまっしぐら状態に!じゃなくて・・・
最初からこういう内容なんだからね(笑)
マッコイのやり方が、まぁ執念で追詰めで・・・最大限に自分の権力を行使しております。

刑事訴訟法がダメなら、精神衛生法で精神障がい者として収監させようとする。
それがダメなら、
職場や近所に合法的嫌がらせ的行為を行い(刑事さん方、大活躍)住めなくなるように。
そしてダーネルが転居を望むと、関係各地に手を回し、
その地の地方検事局に手を回し、転居に反対させる。
ダーネルは、自由人権協会の支援の元、接近禁止を訴える。
しかし、判事は検察のやり過ぎを憂慮するも、ダーネルの人権を侵しているとは言えないと判断。
そして監視が続く・・・

ある少女の虚偽の証言を利用し、ダーネル逮捕に踏み切ろうとするマッコイに、
とうとう業を煮やしたシフが一喝!
ようやくマッコイも、自分の行為を振り返え考えることができたが・・・もう遅し。
ダーネルが殺されたとの一報が。
ダーネルは、同じアパートに住む娘の友人に襲い掛かったのだ。
その現場を偶然見た娘は、バットで父親を殴りつけ、結果的に殺してしまう・・・・

凄いラストだよねぇ。ヒぇ~って思いましたね。どんな結末なんだよって。

現場に駆けつけるマッコイとジェイミー。
ブリスコーから説明を受け、血だらけで放心状態の娘と対峙する。

この時、娘は無表情でマッコイをジッと見つめる。
マッコイも見つめ返すが、瞬きをした一瞬視線を逸らす・・・

ここネぇ、初視聴時では、視線を逸らさない方が良いのでは、と思いました。
娘の視線から目を逸らさない。
「俺の言う通り、お前の父親は犯罪者だったんだ」って迫る感じで。
しかし、その後再視聴等では、
やはり逸らした方がドラマが広がるように思え、良いなぁと思いました。
マッコイが悔いているのは、ダーネルに対してか?娘&孫に対してか?
・・・またはダーネルを犯罪を犯す前に収監できなかったことに対してか・・・
・・・明確にならない・・・ほら、色んな事考えられる。
最後にジェイミーに対し「私のせいだな」と言っている。
何が、は分からない。
ウンウン、イイよねぇ、この放り投げ感が!
そしてジェイミーの「そんなこと・・」の言葉を聞き、驚いた表情で終了。
で、最後までテレサの殺害犯人は謎になっているんだよね。
一体、誰なのか・・・?そしてダーネルは、何もやっていないのか・・・?
アァ~て感じのエピですね。

そして、燦然と輝く(?)名セリフがありますよネェ。

マッコイとダーネル
「・・・くそったれが!
 警告しておく。これ以上、私に構うな!」
「選択肢は3つしかないぞ、Mr.ダーネル・・・・
 私を殺すか、自殺するか、刑務所に戻るか、だ」

この言葉聞いた時!さぁ!!やって下さい!!検事長!!!!!!!
などと、脳内で大騒ぎしました・・・だってぇ、やる気だったんだでしょ?(笑)

それと・・・オォ!と思えたのは、
精神障がい者として収監することに対する民事部の裁判で、
判事の判決を聞く時の検事長の・・・眼が・・・ポーズは変わらずなんですが・・・
手を組んで口元に充てて、判事の顔を観ているってシーンですが・・・
瞳だけギョロッと動くのね。なんかネぇ、怖いわ・・・って感じです。
凶悪なマッコイが出ているので、ナイスッ!!じゃなくて、怖くて・・・
(・・・誰も信じちゃいないだろうが、一応怖がっているという姿勢を見せる私)
怖くて、好きなシーンだな~って(理解不能)

タイトルもイイですよね!『Mad Dog』・・・狂犬・・・狂犬って誰だって話?
ダーネル?マッコイ?
多分マッコイでは、と仰る方が多いかと思いますが。
私もそう思う反面、世界観が狂っているので・・・この世界自体が狂犬の世界って感じもしています。

見境なく襲い掛かる・・・
マッコイがというよりも、このドラマ自体がそんな印象だと思います。
このことも気に入っている点ですがね。

それと・・・Sam Waterstonの、こんな狂ったような演技は、なかなか無いからねぇ・・・・
圧倒的いい人ですからねぇ~演じる時は(笑)
・・・その意味でも、貴重なエピだと思っています。
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~ Finest 6-4

2013-07-28 12:49:52 | Best
S15#14『Fluency』(「第三の男」)

『Law&Order』本家初放映時から、視聴はしていました。
つまりS15#1~からですね。
しかし、真剣には視聴していなかったのが本当で、まぁ普通に見ていました・・・・
・・・よそ見しながら、とか。
このエピを観て、「これは面白い!」と思い、その後真剣視聴に、そしてこの様でして・・・
私の『Law&Order』人生の基盤となっているエピです。
検事長に惚れたのはS16#22ですが、
その前に、これを観なくっちゃ始まらなかったってことですね。
反語的に言いますと、これを観なければ・・・(以下同文・笑)

偽インフルエンザワクチンのお話ですね。
そしてアレックス・ボルジア登場エピでもあります。
生理食塩水をインフルエンザワクチンと偽り製造&販売したピータース。
逮捕され詐欺罪は認めるが、検察は第2級故殺で起訴する。
ピータースは、自分の行為が人の死につながると予見していたのか、が今回の争点で。

最初視聴したとき、ウ~ンとなりましたね。
確かに生理食塩水では、一般的に考えると死亡はしないだろうし。
これを殺人に問うのか?ってどうなるんだろうと、
『Law&Order』初心者の私は、思いながら視聴していました。

私がこのエピを観て、
このドラマが面白い、と思ったのは、やはりマッコイの反対尋問ですね。
まぁエピのヤマ場ですが。ここで映画『第三の男』を引合いにだし、
ピータースの心理状態を探ろうとする(byマッコイ)のだが・・・・

ここは、もう感動していましたね。
ニュルンベルク裁判でアメリカ主席判事ジャクソンが、
最終弁論でシェイクスピアを引合いに出して答弁したことが、
サッと浮かんできて・・・あぁ、こういう事なんだなぁって(勝手に)納得していました。

心理を探ろうとするといった血圧高そうなおじさん(=マッコイ)は正解だわって心境でした。
それが、凄く嬉しかったし(申し訳ないが)、レベル高いドラマなんだなぁって思えました。
と同時に、これは私の好みだわって(笑)

今ここで、マッコイの反対尋問&ジャクソンの最終弁論を書きたくてウズウズしていますが・・・
自制心全開で、自主規制(エライッ)

ラストの16人死亡だから、15年の刑を累積して・・・
計240年っていうのも、なかなか!でした。
血圧高そうなおじさん(=マッコイ)のムスッとした顔と弁護士さんの諦め表情の対比が・・・・。

そして!絶対忘れられないラスト!アレックスとマッコイの短い会話。

「Thank you for keeping my promise for me」
「You’re welcome.don’t do it again」

字幕「私の約束を守ってくれた」「もうムチャな約束はするなよ」
二か国語「おかげで、約束が守れました」「いいや、これが最後だぞ」

戦略で、重い慢性疾患があった患者に限定して、集団訴訟のようにしようとする検察。
冒頭で死亡した10歳の少年ジェームスは、ここに含まれていない。
ジェームスの母親は、息子のためと思い、小児科で「運よく」接種してもらったのだ。
それが、効果のないものだったとは・・・・その母親との約束ですね。
普段なら、そんな約束するなんて、と激怒モードになる検事長ですが、まぁ今回は。
このラスト、本当にアッという間に終わってしまうシーンですが、好きですね。

このエピ、とても優しいと思っています。たとえ警察パートが過激で銃撃戦ありでも・・・。
すごく優しい雰囲気を感じています。珍しく・・・。
まぁ最初に意識して視聴したってこともあって、
大分贔屓目になっているのは事実かもねぇ。
その贔屓魂が、甘甘風エピを、優しさに変換させているのかもね(苦笑中~)

ここで、やっと血圧の高そうなおじさん=マッコイ=ツンデレ?という図式が成立しました。
これ以降、「マッコイさんの血圧は大丈夫か?」と名前で心配することになります~。

私の中で、絶対忘れないエピだと思う。
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~ Finest 6-5

2013-07-28 12:41:55 | Best
S14#19『Nowhere Man』(「孤独の検事」)

原題はビートルズの曲で「ひとりぼっちのあいつ」
・・・こちらの方が、何となくピッタリするように思えました。

殺された検事補テノフスキー。マッコイも一緒に仕事をしたこともある優秀な検事補。
マッコイはじめ周囲の評価は高いが、私生活に関して知る人は皆無。
そして殺されてから判明したことは、テノフスキーが身分詐称していたこと。

テノフスキーの過去の事件を再検証する検察。その中から発見されたパレンティ事件。
不可解なこの事件を捜査する過程で、テノフスキーのことが見えてくる・・・。

マッコイ・エピの割には、静かでしたね。そして、事件も込み入っていて面白いし。
パレンティ事件を解明することが、テノフスキー事件の解明につながる。
この2つの事件の絡みも不自然ではないのは、
2つの事件に関与している“菓子と本”の2人の存在でしょうね。
もうこのエピ、タイトル&“菓子と本”って聞いただけで、
サクサク内容が浮かんでくる位、私の中ではインパクト大です。
誰よりも“菓子と本”が効いている・・・(笑)

事件解明の過程で、テノフスキーの不正が、何度か言及されていますが、
その度、マッコイは否定の声をあげるか、無言ながら表情で否定しているのが、
観ていて哀しかった・・・
このエピ、哀しいエピだと思っているのですが。
事件全容解明しても、テノフスキーのことは、まだ謎。
このエピを哀しく感じるのは、マッコイがテノフスキーに騙されたとは思っていないからでしょう。
身分詐称は分かっているが、彼の人柄=人格を信じている。
マッコイが知っているのは、仕事に真摯だったこと位なんだけど、
それから信じられる人物だと思っている。
謎の人物で、マッコイ自身も騙されていたのに・・・それでも信じている様子が、哀しい。

そして、私が(勝手に)思っているもうひとつの理由は、
タイトルの「ひとりぼっちのあいつ」は、テノフスキーを指しているのでしょうが、
同時にマッコイも指しているように思えて。
謎の男、自称テノフスキーを信じていて、それは証明された。
しかし、謎は謎のまま。
一体、自分は何を見ていたのか・・・・
その哀しい、孤独な様子が随所に現れていて、ラストで哀しさが伝わってくる。

登場時に、ヴァン・ビューレンと話していましたが、
会話が噛み合っていないの、分かりました?前半がね。
マッコイはテノフスキーの思い出話を独り言のように話している。
ヴァン・ビューレンは、捜査について話しているが
途中でマッコイが自分の話を聞いていないことを知り、
首を振り、諦めた表情になる。
また刑事コンビと話すシーンでも、
ブリスコー&グリーンのテノフスキーを揶揄する言葉に対し、
哀しそうに否定の表情を浮かべるだけ。
こういう小さなシーンに、繊細な表情が見え隠れし・・・
そこにも、やられたナァって脱帽状態でしたよ。

全然!全く!派手ではないんですよね。しかし、ウ~ン、心に残るなぁって思えました。
もう老マッコイ目前だし、そりゃ若マッコイ比べると・・・って思いもするが、
やはり!!こういう演技は、年重ねないと・・・ネェ。

もう終了目前で、のんびり視聴していたら、いきなり!で
・・・・あぁ、油断していた心に、響いたなぁ。


*******************

初視聴時の感想は、コチラです


本家 S14-19「孤独の検事」<1>


<2>


<3>


<4>


追記



宜しかったら御覧下さい


                2016年5月13日 リィン




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~ Finest 6-6

2013-07-27 07:05:48 | Best
「Finest」に入ります。
格好つけてますが、まぁ単刀直入にいうと、最後のバカ騒ぎですね。
最も愛する(と今現在は思っている)6エピです。
記事順の意味は、「Best of Best」と同じです。
順々に、バカ騒ぎが過熱する・・・そう思っていただくと、正しいかと。
中には地味~で「「一体、それはどんな内容だったっけ?」というエピもあるかと。
・・・・・そう思ってくださると、嬉しいナァ(??????)


S6#23『Aftershock』(「余波」)

冒頭から死刑執行シーン、
そしてそれを見つめているブリスコー&カーティス、マッコイ&クレア・・・・

本家エピある意味最も有名な『Aftershock』
S1以降珍しい、主要キャラの私的部分に主眼を置いたエピですね。
死刑執行を目の当たりにした4人は、
その影響が多からず少なからず出てくることに、戸惑いを、ですかね。
この記事書くのに、改めて視聴しましたが、
マッコイがバーで飲み始めるのが、開始16分位からで、バーから出ていくのが43分位でした。
だから、もう酔っ払いマッコイの話を聞くエピともいえるかもね(苦笑)
このエピは、もうマッコイ&ブリスコー、というよりも
Waterston&Orbachの演技を堪能してウットリしましょ!ってことにしています、私は。

カーティス&クレア、御免ってことで。この若手2人の行動は、分かりやすくて・・・
特に!カーティス!!君だ!!!(笑)

マッコイが酔っぱらって、隣り合わせた男性に、家族、特に父親に対する思いを語り出す、ってことですね。
確かに、今までのマッコイの演技とは異なる印象ですよね。
これを視聴して、「Waterstonって、なかなか巧いなぁ」って思っていただけたら幸いかと
・・・ファン心理で(笑)

いま改めて視聴すると・・・
私は、中年男がバーで、その時だけの会話相手に感情を吐露するってお芝居見ている気分でした。
まぁ舞台演技見ているようだとも言えるかな。

と同じくOrbachも素晴らしい。
久しぶりにに会った娘を見て、喜びの笑顔から、段々険しい表情、怒りも感じられ、
そして諦めたような溜息に・・・・この諦めたような表情の中に、
「俺ばかり責められなければならないのか」というような、理不尽さに対する憤りも感じられ、
オォ!さすがだわっ!!と思いました。

ラスト、クレアとの自動車での会話ですが、
ここ!本当に短いシーンですが、誓いを破り飲酒してしまったブリスコーの心情が出ていたと思います。
それを慰めるクレア・・・

クレア役のJill・HennessyとOrbachは、撮影中も親しくしていたようで
、Hennessyは新加入時にOrbachとローガン役のChris・Nothを頼りにしていたそうです。
(その時ストーン役のMichael・Moriartyは、それ所じゃなかったと推理)
だから、このラストシーンも、2人でどうしようか、と話し合ったそうです
(『Law&Order The Unofficial Companion』より)

しかし、やはりこのエピの主役はマッコイでしょうね。
・・・・・と自分では思っていますが・・・・エ~ッ、至上主義者なんだし、御勘弁(ペコリ)
私、初視聴時、大喜びしたのは当然ですが、
やっとモテ男から脱却!ですか、検事長=!!と思いましたね。
何かねぇ、鬱憤晴らしとまでは言わないが(苦笑)、
もうモテ男終始演技は終わりで、どうだ!!って感じでしょうか。
あぁ、勿論私が勝手に思うだけですよ。ご理解くださいね。
これ観て・・・「ヨシ!S7は、間違いなしだわ!!」と思った記憶が(笑)
どうこう言っても、演技には間違いないし、
このようなWaterstonの演技を、
マッコイ役で堪能できるのがホント嬉しかった、という気持ちのエピですね。
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再開します

2013-07-27 06:45:12 | Best
覗いて下さる皆様、有り難うございます。
再開させていただきます。

もう少しなんだから、自分を誤魔化しながら~と
思いつつも、そういうことは、私の信条に反すると思い
休んでいました。

もう、大丈夫。

もう少しですが、最後まで何とか!と思っています。


さて・・・ジョー・フォンタナ役のDennis Farinaが、亡くなりましたね。
御存知の方、いらっしゃるかと。

彼はブリスコーの後任として登場しましたが
本国では、好意的な意見ばかりとは・・・なキャラを演じてくれました。

まぁ、ブリスコーの後任は、誰でもそうなるのでしょうけどね。

日本では、S15から開始でしたので
ファンタナは、何の違和感なく受け入れられたと思いますが、私はねェ。
・・・・まぁ、「荒っぽい刑事さん方だなぁ」とは思いましたが。

S15~16視聴の方々は
存分にフォンタナをお楽しみください。

「なぜ、金持ちなんだ?」「なぜ、そんなにコネが・・・」
そう思いながら視聴すると、一層楽しいかと(笑)


では、後程・・・・
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申し訳ない・・・・

2013-07-24 11:40:33 | Best
覗いて下さる皆様、有り難うございます。

今、事情により、書き込みを中止しております。
全く完全無欠に、自分の都合によるものです。
人様から見れば、「何だぁ?そんなことで」になるのでしょうが
私にしてみれば・・・・
と、まぁ、誰にも覚えのあるようなことでして。

再開はするつもりです。これはキッパリ!!

しかし、今は、ゴメンなさい、です。

今の心境を、うまく言い当てた言葉を思い出したので・・・

って、今世間では。、ボルジア家って、もう一般知識かな?
漫画やドラマ・・・御存知の方々も多いかと。

私も、大分(笑)前に、何度か周期的に読んでおりましたので。


 *********************

・・・中田耕治 『ルクレツィア・ボルジア』より・・・・

・・・マキャヴェッリ『君主論』にチェーザレの述懐を~

 「大公(チェーザレ)は、私にこう語った。
  彼に父が亡くなったとき、起こるべき事件についてかねてから覚悟していた。
  それで万事遺漏ないように対策は講じた。
  しかし、父が亡くなったときが、また自分が死ぬときであろうとは
  まったく予期しなかった、と」

と、書いたが~

 **********************

今、こんな心境ですわ。分からん?って言う方、大多数か??
そりゃそうだろう・・・・分かりにくいって、ネェ。
でも、これが最も適しているので。
解説は・・・イイかぁ(丸投げッ)

そして、一応目指す方向というか、まぁ願いというか・・・
同じ書籍から、抜粋。
ルクレツィアが、フェラーラに嫁ぐために、ローマを離れる時。
父法王アレッサンドロ6世が、娘に送った言葉

 ****************

「・・・安心して行くがよい。
 何かあったら手紙をよこすのだ。
 これから、そなたに、してやることに比べたら
 いままでに、してやったことなど、ものの数にもあたらぬ」

 ******************

・・・・これも、分からんって?でしょうねぇ。
まったく不親切な書き込みだわ(笑)

私も、この本、数年ぶりに開きました。
でも、パッと思いついたのが、この2つだったから・・・まぁ真面目に心境ですわ。

では、再会の時に・・・・!
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~ Best of Best 6-1

2013-07-20 14:13:13 | Best
あぁ、やっとココまで・・・
さすがに、テンションの急降下が否めない・・・
文章にも、それが出ていたら・・・御無礼この上ない(ペコリ)


S7#19『Double Down』(「勝負の時」)

警官を殺して逃走中の2人組の強盗。逃げる際にハイヤー運転手を人質に。
強盗の1人ハープは逮捕されるが、取引を申し出る。
運転手タイタスの居場所を教える。自分が最後に見た時は、まだ生きていた。
自分は故殺での有罪を認める。強盗関連の全犯罪もこれに含まれる。
タイタス生存なら最長で10年。死亡でも15年・・・
タイタスは既に殺されていると主張する刑事コンビ。ジェイミーも同意。
しかしヴァン・ビューレンは、タイタス夫人の懇願を受け
、生存の可能性があるのなら、取引も是という考え。
マッコイ、時間制限で取引に応じようとする。
約10時間の間に、タイタスを発見するよう警察に依頼。必死に捜索・・・

タイタス夫人が、検察が夫を見殺しにすると怒り、
マスコミ会見を開く予定だと知ったシフは、マッコイに取引を指示。
ギリギリの攻防・・・しかし時間切れで、ハープと取引に。
教えられた居場所には、タイタスの遺体が。事件直後に殺されたようだ。
一杯食わされた感のマッコイ・・・・

これは、タイトルが賭け用語のためか、(Double Down=倍賭け・多分カードかと)、
賭けのようなエピだったなぁと思っています。
前半、ハープのハッタリで、負けを期したマッコイ。
しかし次は負けられない。
相手の様子を伺い、自身も策を練り、どこで勝負を仕掛けるか・・・・!って感じで。
コレ、マッコイのエピのように感じられますが、ってそうなんだろうが・・・
刑事さん方のエピでもあるかと。刑事コンビ、頑張っていました。
検察に散々言っていましたし(笑)
だから、賭けのようで、知恵比べのようで、骨太って印象があったエピです、贅沢な・・・。

このエピ、マッコイの狡猾さを語る(ってまぁ悪くね)時に、
絶対と言っていいほど引き合いに出されるエピです。
「マッコイの、こういう風な部分が許せない&嫌いだ」風に、ですね。
私は当然、全然気にしませんし。これより酷い行い、あるでしょって感じで。

ハープの相棒ノバックの遺体が見つかる。
強盗した金を独り占めしたいハープが、殺害したと思われる。
ハープとの取引を破棄する申し立て時の法廷。
刑事コンビがマッコイに告げようとするが・・・
・・・ここが今回のトリックというか狡猾というか、作戦というか、ですね。
分かっているが、刑事コンビに口止めする。

ハープとの取引について判事が出した提案は
「取引履行なら、供述は排除しない。不履行なら、供述は排除」
マッコイは取引を履行する。
そしてハープをノバック殺害で起訴すると。ハープとノバックの接点は?
ハープが供述で、2人で強盗したと言ったではないか。

ハープ側は、ノバック殺害は強盗事件の一部だと主張。
金が欲しくて強盗をして、独り占めしたくてノバックを殺したのだから。
しかし、マッコイ、その主張は「取引履行の決断時に、殺害を知らなかったら回避できる」と主張し出す。
検察が知らなかったという証は?
刑事コンビは、ノバックの死体が見つかったと言ったが、殺されたとは言っていない。
これを証明できれば回避可能だ。

法廷で証言するマッコイ&ブリスコー。
さすがベテランでウソも方便コンビは、涼しい顔で自説を主張。
まぁウソではない、念のため。しかし正直者のカーティスは、涼しい顔はできない・・・・

ここが、このエピの見所でしょうね。
マッコイの最後の勝負のカードはカーティス。
カードを開かない限り、勝敗が見えない。
カーティスの証言の時のマッコイの顔は、面白そうに見ている気がする
「さて、若造が何を言うのかな」って感じで。
でも、賭けのポーカーフェイスにも見える。
勝負が決まるまで、顔には出せない。

攻める弁護士。殺人課のベテラン刑事が報告に来たのに、
殺人だと思わなかったという検察はおかしいのでは?
そして刑事たちも殺人と告げなかったと?
「・・・・伝わっていると思いました・・・刑事なら当然ですが・・・検事は思ったほど賢くないようです」と、
本家史上、法廷という大舞台で(って申し立て審理だけどね)
次長検事をコケにしましたカーティス。
判事も、不承ながらハープをノバック殺害で起訴することを認める。

ハープ側、取引を申し出るが・・・
「彼は最高警備の刑務所を永遠に出られない。これが条件だ」というマッコイの勝利宣言。
何とかこのエピ唯一の勝ち誇りですね。そしてラストのカーティスとの会話・・・

長々と、粗筋書きましたが、結構難しいエピでしたね。改めて書いてみると・・・
前半の刑事さん方が、すごい勢いで結構凶悪に捜査してましたので、その点もお気に入りです。
前半時間を出すのも、緊迫感あって、盛り上げてくれました。
最初に視聴したとき「アレ?これがDouble Downかぁ」と、ちょっと拍子抜け感があったのですが、
何度も見直すと、プロットの細かさとか、表情の良さなど、面白さが増すというエピです。

取引を破棄しろというシフに対し、今後の誘拐事件に影響すると躊躇するマッコイが、
まともに見えて(エエェ?)感動でした(笑)

この弁護士さん役は、『ナース・ジャッキー』の方ですかね?
弁護士役名は、サリー・ベルですが、マッコイと愛人関係にあったと過去出演しましたが、
今回は他人のふりで。これは制作側のミス(ゴメンね)で、忘れていた・・・・そうです。
そういう面白情報もあって、楽しいエピですね。非常に気に入っているエピです。
前半の焦るマッコイと、ブスッ顔のマッコイ。そしてドヤ顔のマッコイ
・・・・いろんな検事長堪能できました。

決して!
アパート直撃訪問があるから、、気に入ってる訳ではないんだと、書いておきます。
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~ Best of Best 6-2

2013-07-19 13:44:44 | Best
S19#22『The Drowned and the Saved』
              (「溺れる者と生き残る者」)


超難解エピに勝手に指定。もしかしたら本家中最も難解かも、と思えるかも・・・。
検察トリオvsシャルボイ夫妻、なエピですね。
ある男性の殺人事件から、政治腐敗の疑いまで、うまく流れて行ったと。
無理やり感がなかったように思えました。多分シャルボイ夫人リタのお蔭でしょう。
リタが、エピの流れの橋渡し役をしてくれたようですね。
政治腐敗に検事長選が加わり、より政治色に。

しかし、それほど「また政治?」って思わないのは、
ウ~ン・・・殺人事件の解明が、政治腐敗の払拭に繋がっていたからなのかなぁ?
検事長選なので、傍観したい(笑)マッコイも、
カッターに引きずり込まれて(笑)大陪審で頑張ってくれましたね。
マッコイの証言の後、カッターが、感心した様子でマッコイを見るシーン、結構好きです。
「カッター、検事長の偉大さが分かったか?」などと・・・すいません勝手に・・・。

さてとっ!
ラスト、カッターが白紙の紙をチラつかせ、
シャルボイを辞職に追い込むのが、このエピの最大の見所でしょうね。
私もこれには全く異論がありません。
カッターが追い込むから、この物語が一層素晴らしいものになったと思っています。
マッコイでは、ちょっと・・・そこまで、かと(御免ね、検事長)
カッターが、最後に〆る!これが、良かった。そうですよね。


では、何が難解なのか・・・これ、ホロコースト・エピなんですよ。
まぁ殺された男性の趣味のSMプレイのコスチュームが、それか?じゃなくて(苦笑)
タイトルの『The Drowned and the Saved』が、もうソレなんです。
アウシュヴィッツ収容所からの帰還者Primo Leviの著作のタイトルそのまんまなんです。
邦題は「溺れるものと救われるもの」まぁ、エピタイトルと同じですよね。
この作品が発表されたのは1986年。そしてレーヴィが死亡したのは1987年。
この作品が遺作となります。
そして彼の死は、事故死と言われていますが、自殺ではないかと囁かれ続けています。
遺書等はないのですが、当時の彼の心理状態が不安定であったという知人の証言があったり。
それと、私も写真で事故現場とされる建物の階段付近を見たですが・・・
自然に事故として落下するとはちょっと・・・という気もします・・・・。

ドラマでは、腐敗や不正の海に溺れる者と救われる者、という風な意味合いで
マッコイがシャルボイに語っています。
・・・・・私、この本、読んでいません(正直者ッ)
他のレーヴィの本は数冊読んでいます。
で、読んだ本とこの本の内容紹介等から思うことで御勘弁下さい。

帰還者の多くの方々は、
戦後直後は生き残ったことに喜び感謝する感情を示すのですが、
その後なぜ自分は生き残ったのだろうかと自問自答する方が多いのだそうです。
で、自分はこの体験を語って後世に伝えるために生き残ったんだ、と考え実行する方もいます。
そして、また深く考えて・・・自身が生き残ったのは、
もしかしたら自分は収容所で、他者を貶めたりして生き残ったのでは、と考える方もいるそうで・・・
レーヴィもその1人です。

収容所という極限状況でのことだから、どうも言えないことだと思いつつも、そう考えてしまう・・・。
レーヴィは、このことを考え続けた人なんです。
著作物は、この問いを繰り返しています。そして彼は、ある考えに行き着いたようで・・・
溺れる者(死者)と生き残る者に差はない。奇跡のような運があっただけだ。
そして、自分が生き残ったのは、倫理的に、そして人間性という観点から考えて、
自分は溺れた者たちよりも、劣った行いの結果だろうか。
そして・・・人間というのは、強い決意や理由がなくとも、
簡単に虐げる側に立っているのではないか、という考えに至ったようです。
・・・・・・・一応弁解。私が読み取ったってことですよ。人様のご意見は分かりませんよ。

そう思ったら、最後のカッターの行動&それを苦々しく思いつつも容認(?)のマッコイのことも、
妙に「オォ、そうか!」と納得がいった次第で。
カッターの行動は、痛快だし「よくやった!」的に受け止めるのが本筋だと思います。
でも厳密にいうと、誉められたモノではない。
自身の信じる正義や信条から、または作為的に行ったと思われます。
自身の信じる正義のためなら、この程度の狡さも許されるのでは・・・?
そしてマッコイも、カッターに選挙で勝ちたいでしょ風に言われて、何も言えない。
まぁ、言ったって遅いのですがね(苦笑)
しかも、それが自身の利になることが分かっているし。
いとも簡単に、ちょっとした境界を越えてしまう。何の抵抗もなく。

溺れる者と生き残る者、対極ですよね。
そして虐げる者と虐げられる者、ホロコーストでは究極の対極です。
人間は、その境を簡単に超えてしまう。どんな人間でも。悪意がなく。
私が、考え付いたこのエピの解釈です。


・・・・・・あぁ、長い、長い。

このエピは、スパドラTVさんには、大変申し訳ないが、
二か国語版&字幕に、本家史上最も「どうして~!!」と思う言葉がある、無念なエピでもあります。
ルーポがヴァン・ビューレンの指示に対して、「Jawohl」とドイツ語で答えるシーンがあります。
Jawohl=ヤヴォール、了解って意味です。
これ、字幕では「仰せの通りに」二か国語版でも音声は「仰せの通りに」
間違ってはいません。むしろ、「仰せの通りに」って仰々しく訳して下さって、
ある意味感謝しております。
しかし・・・ドイツ語だって分かるようになっていない・・・。
コレ、ドイツ語で「Jawohl」っていうから、意味があるのに、と私は思うのだが。
収容所で「Jawohl」とは、どういう意味合いがあるのかが、ポイントだと思うのだが・・・
・・・・・・無念ですねぇ。
ルーポが何故ドイツ語で反応したかを、分かっていただきたかった・・・で御座います。

それと、本国では、
このタイトルで「あぁ、あの本のタイトルと同じね」等々、一般的知識なんだろうか??
これは、未だ解けない謎です。
深読みなのは、重々承知ですが、なぜタイトルがそのまま・・・と思うと、
思考スイッチが、自動的にONに・・・。

長々書きましたが、このエピは当然超お気に入りです。
だから、このCategoryに入っているのだから・・・
なんやかんや言っても、検事長、素晴らしく格好良かったでしょ??

だから、当然ってことで。
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