「Law&Order」が好きだ!!(邪道にて)

海外ドラマ「Law&Order」が好きです。
とにかく叫びたいので、ブログに叫びます。

マッコイ IN 『ル・ディヴォース/パリに恋して』

2012-03-30 14:06:22 | SW
タイトル通り、パリを舞台とした、オッシャレ~な映画です。
パリの街並み、ファッション、お料理・・・・すべてが、オッシャレ~!

いつもは、決してこのような映画は見ません。
人様が喜ばないような、戦争もの(ってドキュメンタリー重視)や猟奇もの。
コメディなら、『宇宙人ポール』とか『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』とか・・・

で、専門外映画に頑張ったのは!!すべて、マッコイさんの為!!!
頑張りました、自分!!!(←自分を褒める私・・・)

イザベル(ケイト・ハドソン)が、姉ロクサーヌ(ナオミ・ワッツ)に会うため
アメリカからパリへ向かいます。
と、素敵なフランス男性&可愛い女の子&妊娠中、というように
幸せの見本のような姉は、夫が浮気で出ていくという大騒ぎ真っ最中。
夫の実家は、ロクサーヌにも落ち度があると、バカ息子を庇い
また、この夫、全く経済力なしで、姉は精神的&経済的に追い詰められている様子。
妊娠中でもあり、姉を見捨てることもできず、そのままパリに同居するイザベル。

アルバイトも見つけ、姪っ子の世話をしながらのイザベルに、
姉の夫の身内の、年上男性と深い中に。

並行して、姉が嫁入に実家から持参した絵画が、名匠の作品という話が浮上。
しかしロクサーヌ夫婦は、結婚前の契約で、離婚時には財産を半分に分割すると契約。
この絵画も共有の財産となるという夫側。
これは実家の父の所有物であり、自分個人のものではないので共有財産ではないと主張するロクサーヌ。

そんなもめごと続きで、妊娠を継続するか否かで追い詰められたロクサーヌは自殺未遂を・・・

そして、結婚危機のロクサーヌ、いつまでも戻らないイザベルを心配し
また値打ちありと判断された絵画の行方を心配し
アメリカから、両親&兄弟のロジャーがパリへやってくる・・・・

と、まぁこんな展開です。
こういう話に、パリのオシャレさが随所に見られ、女子は嬉しいと思います。

。。。。。。フランス、といえば Dーディ、ヴィシー政権、ドランシー等々しか思いつかない私には。。。。。

で、どこだ?ウォーターストーン??
まさか、イザベルと恋する年上男性か??

はい、姉妹の父親役でございます・・・当然だわ(ちょっとガッカリ)
娘バカを所々に見せてくれるパパ役で御座います。

最初出てきたとき・・・・若いっ!!!の一言。
シーズン20のマッコイさんと比べると、十分若い!です。
この辺で、私の脳内マッコイ濃度が急上昇・・・・・!

ストーリーがこんな感じなので、軽くパパ役を演じております。深刻さ、なし(笑)

で、思ったのは~、いや、私がウォーターストーン贔屓の引き倒し(笑)だからなのか
娘の扱いが、すっごく自然だし、すっごくリアル!!
彼自身にも娘さんが2人いるので、その経験か?とも思うのですが(勝手に)

先ず、空港に家族を迎えに行くイザベル。まずロジャーを見つけ、ハグ。
その後ろで、パパが、ちょっと怒った表情と声。
日本語で言うと~おい、パパもいるぞとか、こんな感じかな?

次に家族で高級レストランで食事。ここでいろんな家族のお喋り。
ロクサーヌの夫の事や、絵画の事。
ロクサーヌ&ロジャー&ママは、結構マジで話し合い。
そしてイザベルとパパは、2人でふざけ合い(笑)
で、イザベルが「ウガァ!」」って顔をして、パパを威嚇(笑)
ほら、お父さん、娘からかって怒らせることあるでしょ?そんな感じです。

また姉妹&息子とパパの散歩。
その前に絵画の価値をオークション会社から聞かされ、思った以上に高値で皆ニコニコ。
その散歩で、ロクサーヌとパパ、先に歩き出すと・・・
パパ、イザベルに、行くぞ的に肩をコチョコチョ。
コレって、セリフで「行くぞ」って言ってもいいし、肩もぽんと叩くのでもよいし。
でもコチョコチョ。面白~い。実際、こういうことするよね?私はするから。
親しい者同士のおふざけ風にね。

こういう小さなことですが、食い入るように見て、何度も見直すバカな私・・・
もう、なんとでも言ってくれッ!!的ですね(クスクス)

この散歩風景、ナオミ・ワッツとウォーターストーンが、べったりくっついて歩いています。
勿論、パパと娘の仲良し風景ですが
邪な私は「もう、ナオミとマッコイさんの、ラヴストーリーでも十分OKだわっ!!」と
人様にも自分にも、全く意味不明な邪視点が、脳内活発化状態・・・・(←どう考えても危ない)

と、ラストは、邪魔ものがいなくなり、姉妹も紆余曲折し、幸せの予感。
と、ロマンチック(←自分には全く縁のない言葉に冷や汗・笑)な展開です。

エッ?中間~ラストのストーリーはどうした?とお思いの方々。
その頃、あまりウォーターストーン登場しないので・・・・モゴモゴ・・・・・
あくまでも、ウォーターストーン重視なので、御了解いただきたいかと・・・モゴモゴ・・・

映画は、結構アメリカ人から見たフランスというう感じで
必要以上のオシャレ重視や、噂話大好きなのに感じなことは話さない、など
フランスをちょっと皮肉っているようで、その辺、面白いです。
多少フランス可哀想かな、とも思いますが、まぁ、その辺は・・・。
会話は面白い。姉妹は綺麗だし。私はナオミ・ワッツ好きなので、楽しかったです。

でも、私にとっては、ウォーターストーン狙いの映画!!(クスクス)
とっても素敵な(?)私服のマッコイさん(?)が堪能でき、満足な私・・・
頑張ってオシャレ映画制覇!!やったぜ、自分!!!再び自分を褒めたい。
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シーズン18 #11「メレディスの思い出」

2012-03-28 15:00:36 | シーズン18
サブタイトル 「メレディスを捜せ」または「メレディスは誰だ」(クスクス)

申し訳ありません。結構辛いエピだと思われる方もいるだろうに・・・

でも、このエピ、初見時から
「ア~、思い込み妻の暴走全開+夫銃殺=悲劇、では?」
「メレディスって、どこか思い出の場所とかじゃないの?」
って思っていたら、大当たり!!だったので・・・・でも、好きです、このエピ(ウフフ)

先ずは、冒頭の現場でエドの背後にいて、喋っている刑事!!
彼が、彼が、ジョーですよ~。皆さん、何となく見覚えがあるでしょ?(懇願)
ジョー!!また、あなたと会えて嬉しいわ♪
出てきてくれて、有り難う!!ズ~っと残しておくからね(←愛の告白・笑)

そして、エドのテイクアウトメニュー等振りかざし自白成功事件(笑)
巧いなぁ。

でも、このエピの神髄は!!検察師弟ドS対決!!ですね!!
勿論、勝手に命名です。

先ずは、カッター君。姉娘エマに対する取調べ風景。

「・・・君は意志が強い。法廷でもウソをつき通せるだろう。
 でも、ドニー(弟)なら落とせる。真実をつかむには仕方ない。
 ママは座ってドニーを見ている。ドニーは後悔する。
 彼は傷つけたくないが、結果は君次第だ。
 ・・・・・・・それで、ママは、あの晩ずっと家にいた?」

傍にいるルーポの険しい顔。
女子供、犬猫に優しいルーポにとって、カッターは鬼のようですね。
まぁ、その方法ってことだろうけどね。

で、マッコイさん。有名な(?)オリベット博士追い込み事件。

「・・・弁護側に立つことは、かなり重要性を持つ。・・・敵に回るからには、手加減しないからな」
法廷で、カッター君に過去の患者との性的関係を暴露される博士。
駐車場でのマッコイさんのセリフ。
「君が協力したのは、平然と夫を殺し、浮気相手を狙っていた女だ。
 彼女を投獄するためなら裏切りもいとわん。それが我々の信条だ」

って、あなた個人の信条では?検事長??(クスクス)

このエピで、私が声を大にして言いたいことは~

マッコイさん!!もうバイク通勤はお止め下さい!!ってことです。

バイク(ハーレーとか?)通勤しているのは、お約束らしいが。
S15から時々、帰りシーンでジーンズ等私服に着替えているマッコイさんがいましたから。
S18初期のエピで、判事の自宅を訪ねて、テーブルで会話していた時
足元にヘルメットがありましたから。

でも、もういいでしょ!
高齢者(マッコイさんに怒鳴られそう・恐怖)の交通事故は増加の一途ですよ。
自動車の運転ができることは分かっていますから!
(『ハンナとその姉妹』の僅か3分(?)出演で、自動車運転していましたから)
馬に乗れるのも、分かっていますから!
ついでに、有人火星探査機に搭乗できることも、ヨ~ク分かっていますから!

別にお抱え運転手つき専用車に乗れとも言いませんから
公共機関の御利用を、お願いいたします!!

最近は電車か何か通勤でしょうかね?それとも徒歩??

今回カッター君、格好良かったですよね。あくまでクールでね。
・・・・これがヒロイン気質のお笑い担当(←ファンの方々、ごめんね)になるとは・・・・!

この頃から、カッター君が段々「おっ!なかなか良いぞ!!」と思わせるエピが出てきて
多くのファンが「L&O」に注目してくれて・・・・

さすが!!ヒロイン!!


 
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シーズン20 #5「命を問う法廷」

2012-03-26 15:35:13 | シーズン20
このエピ、シーズン15~20の中で、最もお気に入りのエピです。
(S19最終話は除外。アレは私の中で別格)

私が期待する「L&O」の面白さが、全部盛り込まれていると思っています。
それと、字幕よりも吹き替え版の方が、内容の理解には親切だと思います。
いつもより、字幕版では語られなかった部分が、話されているように感じました。

後期中絶を行う医師が、教会で銃殺された。
容疑者は、強硬な中絶反対を唱える男。
医師殺害と同時に、中絶の是非が法廷で問われる・・・・

最初の医師の殺され方から、今回は期待大!とワクワク(すまん)
教会の祈りの中、医師が後頭部を撃たれて死亡。横には妻が。
なかなかハードな展開。
その後の警察パートの容疑者逮捕までは、まぁ普通。
でも、警察パートも頑張っていました!

中絶に対するコンビの意見交換も、良かった。
この辺は、吹き替えの方が自然に会話が成り立ち、字幕よりも良かったです。

コンビのコスプレ!(笑)ER前で頑張っていましたね~。
考えると、あまり意味のないコスプレですが、まぁファンサービスと受け止めて(笑)
そして、容疑者の息子に対するルーポの助言というか脅し(笑)

「・・・・・お父さんはきっと捕まる。俺達じゃなきゃ、他の警官にな。
 そいつはまず、銃をぶっ放すかも」

って、あんたもぶっ放すんじゃないかよ!と突っ込んじゃダメですね・・・(笑)

ついでにバーナード得意(?)のタックルもあり、警察パート、無事終了~。

で、検察パート。やはり今回は検察パートがメインでしょ(キッパリ)

胎児中絶に対する正当防衛が認められる。
証人の女性の証言に涙するコニーちゃん&陪審員の女性たち。
その様子を見て、オロオロ顔のカッター君。

胎児中絶手術に失敗し、産まれた子供を親の承認を得て殺してしまった・・
そんな恐ろしい事実を得て、当惑顔のコニーちゃん。
弁護士側に報告を、というコニーちゃんに対し
この件は聞かなかったことに、とするマッコイさん&カッター君。

このエピで、コニーちゃんは検察側をある意味裏切るという行為に出ますが
この件に関しては、視聴者も意見分かれるのでは?
ある人は「コニー、面倒くさいなぁ」って思うかもしれない。

私は、この辺で男女の差、って言うものを感じました。
衝撃の事実も、マッコイにとっては、裁判に不利になるもの。
彼も、裁判がが終わったら当局に報告を、と言ってはいるが
コニーは完全に温度差を感じたのでしょうね。
弁護士側に連絡してしまいます。

この問題に関しても、検察コンビでも意見の相違があります。
仕事上を超えて、自分の私的意見を言う2人。
内容が内容だけに、表情も切ない。
このエピって、登場する人、殆ど自分の意見言っています。
その辺が、物語全体に緊張感を抱かせてくれます。

さて、陪審員の決断は?

カッター君の最終弁論、良かったですね。
中絶という倫理の問題も重要だが、今問われているのは殺人という行為。
この辺、納得できる弁論でしたね。
カッター君、目立たなかった、と思いきや、静かに頑張っていました。
シリアス顔もたくさんあり。コメディ化(嘘)に残念だったファンも堪能できたと思います。

それ以上に(すいません、ほら~マッコイさん好きだから・笑)
マッコイさんの、訓話(?)も最高でした(ごめんなさい)
1人の人間に様々な意見、時には相反する意見が混在している。
昔のように単純明確ではない。

これも、現代に生きる我々の宿命みたいなもんでしょ(オーバー?笑)
その無限の意見をすべて認めるのではなく
1人の人間の内部には様々な意見があるということを認めるべきだ。
と、ジャック・マッコイは仰ったのではないかなぁ、とファンな私は邪推。

で、このエピが最もお気に入りというわけは!!
この深刻な内容でも、お笑いシーンがしっかりあるということです!!

先ずは、有名な「カッター君、鞄抱きかかえシーン」で(笑)
コニーちゃんの深刻内容発言時に、なぜ・・・・?
トリオ、顔は皆シリアスなのに、カッター君は何故、後生大事に抱きかかえているのか??

1:ランチの残りのサンドゥイッチが入っている。
  夜食に食べよっと。だって独身だし、誰も夕食作ってくれないし・・・

2:同僚に貸してもらった、秘密のDVD(未修正)
  「オイ、マイク、絶対一人で見ろよ。スッゲェぞ~!コニーに見つかるなよ。
   それと、警察の奴らには貸すなよ。戻って来ないからな」

3:同僚にもらったコニーちゃんの隠し撮り写真。(今の世に?・笑)
  「これ、撮るのに苦労したんだぜ。ほら、角度的に写る様に・・・」

4:バーナードからもらった警察のパーティの時の写真(小さくルーポ)
  「あぁ、有り難う、バーナード。ほら、私も警察との関係を密にしたいから。
   まずは名前を覚えようと思って」
   好きな男子が小さく映っている修学旅行の写真を注文する女子高校生か?

5:ヒロイン気質なので、鞄をギュッ!!はお約束!!

私が考えたのは、これだけですが、お好きな理由をお選び下さい。

次のお笑シーンは「私のオフィス」発言。
正直、私の中では「L&O」ピカ1の笑いでした(クスクス)

検察トリオの会話。
カ「病気の子供を守るためだったという主張を判事が認めるとは」
コ「子供という表現がよくない。胎児というべきよ」
カ「私は産まれていない子供でも、命に変わりはないと思っている。
  仕事だから法廷では、自分の主義主張を抑えるが
  自分のオフィスでまで、抑える気はない」
マ「ここは、私のオフィスだぞ・・・」

本当に申し訳ないが、内容は深刻なのに、ここでは爆笑してしまった。
確かに、ここは検事長のオフィスで御座いますわよ、カッター君(クスクス)

1:ジャックと自分は仲良しこよし。
  だからジャックのものは自分のもの発想から。

2:自分は将来検事長に確定している男だ(自分脳内では・笑)
  だから、このオフィスは、自分のオフィスなのだ!

3:座ったらどこでも自分の部屋♫というヒロイン発想から。

。。。。。。。。。これも、どれでも選んでください(クスクス)

そして、マッコイさん見せ場もあるんですよ(←完全個人的趣味でネ)

中絶手術失敗=新生児殺害を、弁護士側に告げたというコニーに対し
「上の指示に逆らうとは!」的非難のカッター君。
狼狽えていますね。コレって、自分に対する裏切りとも捉えているんでしょうね。

それに対し、表情は厳しくなったものの、次の指示を出すマッコイさん。
ウンウン、この辺カッター君との経験の差というか、年の差というか・・・
このシーンのマッコイさん、
私の中ではS20最終話の、組合弁護士怒鳴りつけに匹敵するほど好きです☆☆☆

そんなコンナで、どこをとっても大満足のエピでございます。
お気に入りなので、長々細々と書きました。気分上々。

・・・・・・「L&O」名作エピは、シーズン19に多い、という噂は本当でしょうか・・・・・
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マッコイ IN 『天国の門』

2012-03-25 21:06:05 | SW
馬、馬、馬、馬~!!人、人、人、人~!!ッてな映画の『天国の門』!!!!
映画製作会社が倒産に追い込まれたという、素晴らしい宣伝文句も付き(笑)
ジョンソン郡戦争、というアメリカの史実をもとにしたということもマイナスに(苦笑)
そして!
マッコイさんが出演していなければ、絶対見ないぞ!の怒涛の3時間超(DVDでは)

内容は、土地をめぐる争いです。
ロシア&東欧の移民と地元の牧畜業者協会を中心といた人々。
牧場主たちは、牛を盗む移民たちに、最終通告を出すことを決定した。
つまり抹殺リストをつくり125人を、私刑にすることにした。
その為、殺害者を募りだす。
保安官である主人公ジムは、学歴もあり裕福でもあるが、移民たちに同情的。
移民たちはどう対抗するのか。ただ殺されるのを待つだけなのか。
牧畜業者協会側は、郡や州の同意を得、抹殺に大義を付ける。
ただ殺すだけの行為はに是非は問われないのか。

まぁこんなもので・・・詳しいことは、どこかで見てください(笑)

先ずは、素晴らしい点を。
映像の美しさは、目を見張るべきがあります。
特に、群衆を使う描写はお見事!!というべき。
冒頭の舞踏会のシーン。圧巻です。大学の卒業式のシーンも大観衆で素晴らしかったが
その後の舞踏会は、もうもう!これだけの人々が華麗に舞い、衣装が翻ります。
これだけ接近して踊っているのに、皆統一されて、当然ぶつかる人なんていません(笑)
一瞬、CGか?などと思うぐらい完璧。その一言。

また、移民たちが大勢集まり、対抗策を協議する。
しかし、移民と言ってもそれぞれ立場も違うし、意見がまとまらない。
その大勢が、騒ぎ出すシーンは、一見無茶苦茶に見えるが混乱ぶりが素晴らしい(?)
つまり・・・一人一人が口々に意見を言い合って混乱するのが当たり前ですが
こういうシーンって、単にワーワー言っていれば何となく成り立つように思えるが
ここでは、一人一人がしっかり自分を主張しているのが分かるのよね。
こういう点が、ヘぇ~スゴイや!って思いました。

また争いのシーンで、牧畜業者協会が一か所にまとまり、その周囲を移民が馬や馬車で走り回る。
そして双方、。ライフルの銃撃戦。
砂埃で視界が遮られる。もう狙っているのか適当に打っているのか分からない。
そういう混乱ぶりが、もう、ウ~ン・・・統一された混乱(?????)とでもいうのか(苦笑)

この監督、混乱が巧いのかしら・・・・?日本語、合っていないような?

また、風景、自然がネェ美しいのよね。ウットリ、見惚れてしまう・・・
いや、自然なんて、美しい場所映せば、美しくなるんじゃないの??
って、思うでしょ?
ところがネェ・・・違うのよネェ。そこに人がいるのよね。

荒野の一本道。女が荷車を引っ張っている。そして女の子供2人が荷台を必死に押している。
幾ら3人が頑張っても、荷台はゆっくり這うようにしか進まない。
荷台には、家族の全財産というべき家財道具が、山のように積まれている。
今にも崩れ落ちそうだが、なんとかロープで支えているのだ。
そしてその荷台には、女の夫である男の遺体がロープで括り付けられている。
先ほど街で、男に殴られたのが原因だろう。
荒野の一本道は、どこまでも続いている。その先はもう空との境界線がないほどだ。
一体いつまで歩けば、到着するのだろうか。女にも分かっていないのだろう。
3人は、ゆっくりゆっくり進んでいく。
荒野の茶色い道。わずかな緑。薄い空色に白い大きな雲。

こんなシーン、見せられたらねェ。感動しちゃうわ。

と言っても、困った点もあるのよね。

人間、群衆は素晴らしいのだが、人間ドラマが・・・無いのよね。
中間部分が、多分そういう場面なんだろうけど、残念でした(ペコリ)
主人公ジムのドラマが、見えにくいんですよね。
ジムはもう達観しているのか、苦悩しているのか、分かりません。
ドラマといえば、ジムと娼館(というほどでもないが)の女主人公エラ、
そして、牧畜業者協会に雇われたネートの三角関係、でしょうか・・・
この長時間映画に、人間ドラマがコレじゃ・・・困ったものでは・・・
加えて、この三角関係でも、ジム、ドラマ、見せてくれません。
飲んだくれて寝て、エラとケンカして・・・これの繰り返し。

その中でネートは、頑張ってくれました。
ジムより若い、ということで、ジムを大人の男と認めつつ、恋敵だから反感。
エラに対しても、一生懸命さが見えて、人間味を出してくれます。
協会に雇われたのだから、抹殺リスト掲載者を殺すのがお仕事。
しかしリストにエラが載っていることを知り、迷いが出てくる。
(エラの娼館に来る移民の客が、金の代わりに盗んだ牛を置いていくことがあり
 娼館が牛泥棒の動機となっている、と判断されたため)
最後には、協会を裏切る結果となり、
自分を選んでくれたエラとの将来を目前に、撃ち殺されてしまう・・・

人間ドラマ、幾らでも作れると思うのよね。
移民側にも、リスト掲載者を差し出して生き残ろうとする者もいるし。
そういう点で、ドラマ、作れるでしょ?
また協会側も一枚岩じゃないはず。それで、幾らでも人間を見せることが可能だと思う。

この映画、人間を見せてくれていない。私は、そう思いました。

さて、長くなりましたが、ウォーターストーンはどこだ??

はい、協会のリーダー、カントン役でございます。
この映画では、スッゲェ嫌な奴でございますね。
間違いなく、いっぱい出演してくれています。もうそれだけで感涙(笑)

えっと、ギャツビーのところでも書きましたが
彼は、黒髪なんですよ。真っ黒。私の見たところ。
「L&O」では、多分初出演からグレーな髪ですが、このころは黒髪です。
で、瞳も黒でギョロッとしているから、やはり結構怖いです。正直。
で今回は口髭。ついでに衣装もブラック基調で。

この映画、荒野が舞台だから、風景もブラウン。男性陣の衣装もブラウン。その濃淡があるだけ。
その中で、ウォーターストーン、黒で目立つ。
その上、日焼けした男性陣の中で、1人野外労働縁なしの肌の白さが目立つ。
だから群衆の中にいても、目立ちます。
というか、私の目線だから、目立つのか・・・(クスクス)

で、気に入らないと、人を平手打ち。ついでに銃殺。
もう、世の中オレしだい状態の様相。
これを、マッコイ式無表情で行うと想像してください・・・怖いですネェ。

でもね、馬に乗っていました。乗馬。いや、この映画じゃ当たり前だが。

オォ~マッコイさんが乗馬☆☆☆これは、ウットリする個所よね(ウフッ)

実は、この映画見る前に『ハンナとその姉妹』という映画も見ました。
ウォーターストーンが出演するから・・・で、出演時間約3分以下・・・ネェ。
それに比べれば、こんなに長い出演・・・もうそれだけで、救われた気分(クスクス)

で、この役だから、どうのこうの言うより、
ヘェ、って新発見的気分で見ておりました。
すごい嫌な奴なので、印象に残らない(笑)って役でしょうか?(←日本語、おかしい)

私は、まだ『キリング・フィールド』見ていないので、
その点、何とも言えないのですが、これもウォーターストーンの役柄では珍しいのかな?
ちょっと、新しいウォーターストーンが見れて、この点では大収穫の映画でした。

本当に、それだけって・・・もう以下省略(笑)

でもホント、映像は素晴らしかったです。
でも世界風光明媚映像じゃないのだから・・・ドラマ、欲しかったね。

あぁ、それと、ウォーターストーン、もっと出してほしかった。

すいません、すごく長々になりました。



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ココがすごい! LAW&ORDER

2012-03-24 10:45:21 | その他いろいろ
って、特番、御存知でしょうか?
スパドラTVさんで放映されている(不定期)30分番組です。
まぁ、シーズン1も面白いよ、見てね風な番宣とも言えますが・・・(笑)

で、見ました。
解説してくださるのは、今祥枝さんという、海外ドラマ&映画専門ライターさん。
彼女の著作に『海外ドラマ10年史』があり、私も読みました。
面白いのですが、「L&O」については、ほんの触り程度でして・・・・
出来ましたら、「L&O」で一冊書いていただきたいものです・・・(買うし!)

で、この番組は
ゲスト出演陣の豪華さを、まずアピール!
有名スターの若かりし頃の出演で、視聴者心を擽りたいところ、でしょうが
あまり詳しくない私にとっては、フムフムで終了(ゴメン)

次は、リアリズムへのこだわり。
セットや捜査方法、法廷や検察の仕事等のこだわりではなく
実際に起きた事件をドラマにすることへのこだわり、ですね。
で、この辺も、ア~そうね~で終了(申し訳ない)

で、その後、今さんが選ぶメインキャスト実力派ベスト5発表へ。

一応、書いておきますか・・・

5位 クリス・ノース (マイク・ローガン)
4位 ジェシー・L・マーティン (エド・グリーン)
3位 フレッド・ダルトン・トンプソン (アーサー・ブランチ)
2位 サム・ウォーターストーン (ジャック・マッコイ)
1位 ジュリー・オーバック (レニー・ブリスコー)

今さんが仰るには、舞台で培った演技力が素晴らしいとのこと。
2位&4位の方の、ミュージカルでの歌声も聞けますわよ(少しだけど)

まぁ、若手(現在のね)がランクインしないのは、仕方ないと・・・思いましょ。

1人1人を短いですが、紹介してくれます。
マーティンがミュージカル俳優だってことは知っていましたが
トンプソンが実際に弁護士だったとは、ちょっと知らなかった。
その彼が検事長として、善悪に携わり、また立場上政治的思惑も考量することに
視聴者は、リアリティをとても感じて、適役だったの事でした。
また、私の好きなウォーターストーンは、実力派は周知のことですが
舞台で培った表現力が、検事としての最終弁論で発揮されている、とのこと。
ぜひ、字幕で見て、その迫力を体感してほしいとの意味合いで仰っていました。

。。。。。。。今さんのご指摘いただく前から、実践しております。。。。と、ちょっと自慢(クスクス)

こんな感じの30分です。
短いですがウォーターストーンのインタビューもあります。
あっ、他の人のものもあります(付け加えか?笑)

ファンは、見て損はしませんヨ♪

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シーズン17 #14「聖なる殺人」

2012-03-22 14:13:26 | シーズン17
頑張って2つ書きます。多分明日は無理かも?だから。

えっと、このエピ、探していたものです。
マッコイさんのセリフだけ覚えていたのですが、どれだったかな~?的忘れ(笑)

だから、見つかってとってもご機嫌な私・・・(ニコニコニッコリ)

男性同士の同性愛者。新興宗教。
こんなエピ、「L&O」には、よく出てくる。
多分・・・我々は毎日のように字幕&吹き替え、バンバン視聴しているから
「アラ、よく似たエピ、見たような・・・」って、思うんだけど
本場アメリカでは、週刊放映だし、シーズン替わるともっと長くなるし・・・
だから、同じようなネタ、何回も出てきても・・・まぁシーズン20もあるんだしねェ。

今回、何よりも牧師妻が頑張っています。
警察パートからも、結構出てくるので、影の主役か?と邪推。

マッコイさん、どうも、権力持ちには、絶大反感な御様子(クスクス)
今回、牧師に冷たいですネェ。
でも、この牧師、見た目からもう怪しい(ごめんなさい・ごめんなさい)
今日のマッコイさんは、ズ~っと仏頂面(クスクス)

。。。。。。。。。いや~、仏頂面のマッコイさんも、素敵だわァ。。。。。。。。。(←かなり馬鹿)

法廷のマッコイさん。。。。。。。。。。。あぁ、ウットリ。。。。。。。。。。(もう救いようのない馬鹿)
質問している姿も良いが
席に座り、表情を微妙に変える姿も、良い。。。。。。(以下省略馬鹿)

牧師の自殺で急展開。
私のマッコイさん注目も、ちょっと脇に置いてっと(笑)
おっと、やっと、牧師妻ドーン、表舞台に!!

検察トリオも登場するが、ブランチ、マッコイさん使い難そう・・・
マッコイさんがカッター君を、こき使うのとは、ちょっと違うわね。

妻ドーンの前歴が娼婦だと知る検察コンビ。
このコンビのやり取りが、結構面白い。
2人が妻の行動を推察するのが、面白かったナァ。
その結果、取引に。

さぁ、ここで、やっと見つけた思い出の(?)セリフ!!

「地獄を見るぞ。・・・私は反対尋問が楽しみなんだ」

このマッコイさんのセリフ!これを探していたのよね~(シミジミ)
って、コレって脅しですね。
以前も書きましたが、某組織と給料の出所以外、何が異なるのでしょうか?(笑)

結局地獄を見ずに終了。
一体どんな地獄だったのやら・・・・ちょっと残念・・・・
という悔いを残しつつ、終了。

今読み返すと、マッコイさんマッコイさんと連呼だけの書き込みになっていますね。

まぁ、私のとっての「L&O」は、突き詰めれば、そうなんでしょうね・・・エヘヘ・・・

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シーズン17 #12「善意か売名か」

2012-03-22 13:47:18 | シーズン17
多分、ぶっ壊れた内容になるかと思いますので、御容赦を~(ペコリ)

マッコイさんまだガンガン頑張っているエピです。
このころ、正直、マッコイさんのことを「血圧大丈夫か?おじさん?」と思いながらの視聴。
S18で、カッター君&ルーポ登場までは、画面も暗め?でしょうか?
笑いシーンもないか少ないかって感じで・・・

このエピ、スター女優のアフリカからの養子縁組の事件です。
実際に養子にした子が亡くなって、その身代りに別の子どもを・・・

マッコイさんが指摘していた通り、悪度さ満点!!

このエピ、検事パートになると、コニーちゃんが頑張っています。
コニーちゃん、シーズン17から登場ですが
最初は、「生意気」「躾けがなっていない」等特に弁護士の女性陣からガンガン言われていました。
確かに、カッター君とコンビ時代からは、ちょっと想像できない小生意気さ(笑)
前任のボルジアさんが、控えめだったので、余計目だつかも、だわ。

マッコイさん、ガンガン言い放っています。
そうだよね~。マッコイさんって、こんな風にガンガン言っていたんだぁ~。
と、感慨深げ(?)

そうしてラスト、取引の場。

「・・・私のお蔭でマムノの何百万ドルも寄付された。薬も食料もきれいな水も!
 私のお蔭で何人の子供が長生きできると?」

「今は早死にした1人の子の話だ」

女優が述べた言葉も一つの事実だと思う。実際そうだろう。
しかし、今問題なのは死んでしまった1人の子供のこと。

まぁ、カッター君でもこう言い放つでしょうけど、
やはりキャラの違いか、マッコイさんの言葉は静かなだけに余計恐ろしい・・・
無表情な視線で見つめるマッコイさん・・・・

この恐ろしさにメロメロパンチ!!な私・・・

そしてそしての本当のラスト!!!

「子供が欲しいわ」
コニーちゃん、一瞬マッコイさん口説いているのかと錯覚してしまったわ!
あぁ、コニーちゃんの独り言ね・・・良かったぁ===
と言いつつ、初見時には「アラ、この2人、出来ているのかしら?」などと
今思うと、神をも恐れぬことを考えていた当時の私・・・

コニーちゃん、ぜひ!カッター君、またはルーポにこういうセリフを言ってほしい。
あぁ、若手に言うと本気になりそうで、ダメなのでしょうか(ウフフ)

コニーちゃん、シーズン18以降全く億尾にも出さないセリフ、ですね。

マッコイさんの視線は、ここでは娘に対するようで、とっても優しい。
あぁ優しい眼差しのマッコイさんにもクラクラ・・・って、何でもアリかよ、私??
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シーズン20 #1「人の闇を映す文書」

2012-03-21 14:27:45 | シーズン20
最終シーズンの第1話ということで、視聴するのに気合いを入れた記憶が・・・(笑)
前回エピで知事に勝利した勢いで、今度は政府に挑戦ですかぁ??という内容。

エピとしては、ありですか?という理論(理屈?)の積み重ねのような気もするが
判事が、取り上げるのならば、さぁ法廷だ!!ってことで・・・

よく思うのだが、刑事さんも検事さんも、想像力が大切なような?
まぁ、推理力とも言うのだろうが、「あれがアレで、これがコウで、さて、これだ!!」的な・・・(本当か?)

今回、マッコイさんの気合いに、カッター君押され気味というか、目ん玉クルクル。
コレって、ありですかぁ?的表情が見えて、楽しい♫
字幕&吹き替え2回見ると、
コレって、マッコイさんのカッター君鍛え道場?って気もする。

政府側の脅しとも取れる異議に、カッター君は困惑。
それに比べ、マッコイさんの楽しそうなこと・・・・!
今回ほど、マッコイさんの笑顔(??)が見れるエピは、あまりないと思うが・・・
そういう点では、マッコイさんに狂う私には、美味しい(?)エピである♬♪♫


マッコイさんとカッター君の会話。

マ「倫理より合法性に重きをおくのが君だ。だが倫理に基づく行動が優先するときもある」
カ「お言葉ですが、国民の命を守ることが倫理に基づく行動では?
  これは戦争だ。敵はアメリカ人を殺すと宣言。アメリカ人を殺す者は敵だ。
  一般人でも例え女子供でも関係ない。
  もし何らかの手段を用いて、国を守る為の情報を引き出せるのなら、それは正しい行為といえるのでは?」

マ「なるほど・・・。別の者に担当させた方がいいかもしれんな」
カ「・・・いいえ、私は合法性にあくまで重きをおく。必ずフランクリンが法を犯したことを証明します」

この辺、まぁいつもこれらの考えが混同していますが
マッコイさんとカッター君の立ち位置(?)の違いが言葉で明確に。

カッター君が正論だと思うのが一般だと思うが
これを、どうしてどうするのかが、マッコイさん。
登場以来「強引」の異名をとるジャック・マッコイの見せ場だろうね。

カッター君の最終弁論に、満足げなマッコイさん。
我が弟子の成長に、満足げですかね~。
カッター君の成長も良いが、マッコイさんの笑顔連発にずっと価値を見出す邪な私・・・。

カッター君、倫理と合法性、見事に融合させていたと思います(私の意見ですが)
コレって、陪審員の方々、つまり一般人を納得されるか否か、なんだから
カッター君の弁論は、とても一般人にも通じる論理だと思うが
評決は、お上からちょっとまった~!!で、公判終了に。

ちょっとまった~!!がかかるののを、マッコイさんは予測していたのでしょ、ね。
これが、誰も傷つかない(政府も)平和な結末。
仕方ないかって顔のマッコイさん。
全く納得いかないカッター君。

ラスト
「・・・行こう、マイク」
と、笑顔でカッター君に声をかけるマッコイさん。
ウ~ン、素敵過ぎる・・・(ウットリ)
をい、こら、マイク!!マッコイさんの笑顔を無にするんじゃないよ!!
と画面に向かい、カッター君に説教を仕掛ける、お馬鹿な私・・・(クスクス)
ここで、カッター君を無視するあたりが(笑)、私がマッコイさんバカの証拠!ということで・・(謝罪)

結果はともかく、一石を投じることの重要さは、まだ若い(!)カッター君に理解は難しいかも?

字幕版ではちょっと気が付かなかった、マッコイさん笑顔連発エピに保存決定☆☆☆

シーズン20、期待できるぞ!!と思った直後!!!!!!
ルーポの間抜けっぷり大爆発の「甘い誘惑」で、すっかり異なる期待に方向転換、なのでした・・・

まぁ、大多数の邪なファンの方々には、その方が嬉しいかも・・・ネェ。



コメント (2)
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シーズン19 #22「溺れる者と生き残る者」

2012-03-19 16:25:06 | シーズン19
シーズン最終話です。
このエピは私にとって特別なものになっています。
そして、内容よりも、私の思考がメインになっています。
真面目モードになりますので、興味ない方はスルーでお願いします。

先ずタイトルを知って、驚いた覚えがある。そして視聴。
あぁ、最初から出てくる出てくる・・・・

殺害された男性は、ボーランド基金の理事と判明。
その男性の身体には縛られた跡があり、腕には謎の数字が・・・。

検死官の女医が言っているように、
腕に書かれた数字は、第二次世界大戦のナチス・ドイツの収容者の腕の入れ墨を想像させる。

そして、男性の隠れた趣味のSMプレイの映像。
S女王様のコスチュームは、ナチス親衛隊の服装をイメージさせるし
M男の衣装は、収容者が着せられていた服装に酷似している。

そして、吹き替え版では残念ながら普通に日本語にされたようだが
字幕版では、ヴァン・ビューレンの指示にルーポが答えた言葉。

「Jawchl!」(ヤヴォール)
ドイツ語で、承知しました、分かりましたの意味です。

そして、タイトル「溺れる者と救われる者」
これは、プリーモ・レーヴイという作家の著作のタイトルである。
日本語版では「溺れるものと救われるもの」というタイトルになっている。
レーヴイは、イタリアの化学者&作家であり
そしてアウシュヴィッツ強制絶滅収容所の生還者でもある。

今回は、どういう展開なんだろ、と思いながら考えながら見ていた。

物語は、特にホロコースト関連になっているわけではない。

シャルボイ知事とマッコイの会話で、収賄・汚職に対する言葉がある。
マッコイは、政治家や銀行家等の腐敗を挙げ、
いつだれがその腐敗や汚職の海に溺れてしまうのか、誰が生き残れるのか、と話している。

レーヴィの著作では、収容所の常識の通じない地獄の日々の中で
誰が「死」に溺れてしまうのか、
または誰が自分の利益(命)だけのために、仲間をだまし裏切るのか、
そうしないと、この「死」から生き残れないのか・・・
というテーマを、様々な考察、そして自分自身の決して忘れられない記憶から
深く深く考えている。人間性の根源に迫るものともいえるだろう。

このエピは、私にとって衝撃的だった。

多分、日本の視聴者の中で、私のように考える方は少ないのでは?と思えたからだ。
いや、これは、私はこういう方面に興味があっただけで、別に偉そうに言うのではない。

でも、アメリカではどうだろう、と考えた。
「L&O」は、その時代に起きた出来事等をエピにするのは、ファンは承知だ。
当然、歴史的な面でも、同じことが言えるだろうと思う。
しかし、今回はホロコースト関連だが、
私は知識として知っているが、肌になじむような感覚では決してない。
国の違い、宗教感の違い、常識の違い、歴史の違い・・・
数えきれない違いの中で、
私はこのシリーズを、アメリカの人々のようには理解できないのだろう、と
そういう思いに駆り立てられてしまった。

この考えは、私をとてもガッカリさせてしまった。

どうしても越えられないものがある。
それはいろんな言葉で言えるものだろう。
私は、その越えられないものに気付いてしまった。残念だ。

残念だ。
しかし、だからこそ、また、視聴したい、という強い思いも事実だ。

シーズン15~20、字幕&吹き替え等で、全て視聴した。
その範囲の中では、このエピソードは、私の中で特別だ。

今現在の段階ではあるが
私の中の「L&O」は、このエピソードに集約されている。
私の特別な物語となっている。



*******************

補足:
このエピ、カテゴリー「Best」の
「Best of Best 6-2」にも書いています。
↑記事では、まだまだ読み切れていなかった部分があって・・・
「Best of Best」の方が、私的に最終見解です。
宜しかったら、こちらもお読み下さるようお願い致します。
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いつでも、マッコイさん♪

2012-03-18 20:37:52 | John・James
携帯、機種変更しました。

待ち受けに、マッコイさんに出演いただきました。

これで、いつでもどこでも、マッコイさん♫

・・・・・・つくづく、自分を馬鹿だと思う早春・・・・
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