「Law&Order」が好きだ!!(邪道にて)

海外ドラマ「Law&Order」が好きです。
とにかく叫びたいので、ブログに叫びます。

本家 S13-16「灰色の真相」 3度目? 追記

2015-10-06 13:44:52 | シーズン13
は~い、長く長くなりました・・・もしかして、このブログ最長?(知らんが)

多分 真面目に視聴したのは、今回が3度目かと(チラ見は数回)
初視聴&2回目視聴の記事は、こちらで



本家S13-16「灰色の真相」


本家S13-16「灰色の真相」ちょこっと


UK S3-7「残された者」のベースですが・・・
まぁ、異なる物語になっていたかと・・・それで良いんですよ(と思う私)
コレを読んでいただくと・・・UKがどれほど親切心満載か、お分かりいただけるかと。
つまり~本家は、相変わらず意味が???なんですわ(そうそう・笑)

長々と書いた理由は・・・セリフですね。
これ、事件って・・・スティービーの事件は、関係ないみたいですよね。
マッコイのグリーンに対する言葉で
「・・・本件の陪審には、真実は重要じゃないんだよ」
もう、そのまんま!陪審=視聴者、と解してもよいかと(笑)
事件のことは、もうどこかへ行っちゃった~ですわ(笑)

で、3回目でやっと分かった・・・
いや、1&2回目でも、それなりの考えていたのですが・・・
今読み返すと、まぁ、言葉足らずですが・・・いや視点もちょっと・・・
と過去の私に、意見を述べてから・・・誰も文句は言わんだろ(笑~)

これは・・・無関心、じゃないかなぁ。
どうでもいい存在、意に介さない存在って感じ。

暴力や言葉等々での差別ではなく、
無関心、まぁ、もっと悪く言うと無視って感じで。

どうして、こんな風に考えたかと言いますと(ってどうでもいいか??笑)
最近、ナチスの絶滅収容所からの生還者の記録を読んだのですが、
まさに!このエピに通じるものが~と思ったので(勿論勝手に、だ!)

強制収容所と絶滅収容所。
まぁ、違いは何だ?と言われると、混沌としているし。

でも、端折って&一般論的に言ってしまうと・・・
ナチスの収容所って聞くと、多くの方が思い浮かべるのは、
多分アウシュヴィッツ。
ここは、まぁ基幹収容所、というべき場所で、
強制、絶滅、労働、と全てを持ち合わせている。
ここでは、強制&労働の部分で言いますと・・・
基本的に被収容者は、管理されることになる。
上下縞模様の服、腕の刺青・・・丸刈りの頭・・・よく見る映像ですよね。
勿論、場所&年代によって異なりますが
管理しようとしている。初期には、写真まで撮っている。

では、絶滅収容所では?
読んだ本はトレブリンカのことなんですが、
著者が、先輩の被収容者に言われた言葉なんです。
主旨は、お前がどんな髪型をしていようが、どんな服装だろうが
誰も気にしない。生きていることも気にしない。
労働しているが、殺されても、次の移送者の誰かが替わりとなる。
誰も、お前のことを気にしちゃいないんだよ・・・

コレがネェ、このエピの言いたいことと合致するように、思いました。

エリック兄さんの扱い、やはり酷い。これでもか、これでもか!って風に。
そして、圧巻はゲイルの言葉ですね。
「覚えていないのよ」です。

これを言わすが為に・・・頑張ったエピかと。
ついでに言うと、
今回のマッコイのお仕事は、この言葉を言わすだけ!ですね(笑)

忘れた、覚えていない・・・これは、人間、あり得ることで。
しかし、今回のエピでは、これらの根底にあるのは
やはり、アフリカ系アメリカ人に対する差別の意識・・・と言っています(と思う)

これは、ハルパートも言っていますが
グリーンが、今回のお役目として、頑張っています。

暴力や暴言でもない。一見そんな意識も感じさせない。
しかし・・・
「どうでもいいだろう」「こんな位でいいだろう」等々の無関心。

長々と書いた理由を、セリフとしましたが、
今回事件が~はないのですが
各人のセリフに、この差別的な意識が、無関心さが、語られている。
だから・・・もう書いちまおうぜ!と、まぁ後先考えない行動でして(笑って!)

エドが何度も何度も、
「白人だったら、こんな風ではなかっただろう」と言っています。
言葉を替えて・・・

ラストのハルパートとマッコイの会話ですが~
以前の記事で書きましたが、
「こちら側へ、来てみろよ」風にも捉えられます。
と同時に、って今回考えたのですが
歴史という言葉に、言及している・・・ことから
忙しかった、忘れた等々言われても
その根底にある差別の歴史を、どうしても考えてしまう。
そのことを、考えずにいられない・・・歴史が、そうさせるのだ。
だからマッコイに「歴史は、関係ない」は、その立場にならない者の言葉。

ヴァン&グリーン、この2人が、警官とアフリカ系アメリカ人という狭間で、
さらにヴァンは、母親ということが加わり・・・
総括のこの2人で・・・
今思うと、この2人は、それ程共闘している風には見えないような・・・
気がしましたね。

総括にこの2人、というのは、とても良かったと思います。
多分、日本より、本国の方々の方が、
ある感慨深さを持ちながら、このラストを視聴したかと。

考えさせるエピでした(ペコリ)

で、検事長の「ハァ=?」顔だけが!!(私にとって)救いのエピでした(笑)



本家 S13-16「灰色の真相」 3度目? <6>

2015-10-06 13:37:55 | シーズン13
・・・・・・・・・・・・・・・・続きます


マッコイの執務室 ベラルディ マッコイ&セリーナ
「・・・わだかまりがなくて、安心した・・・ご足労いただき、感謝します」
「・・・証言のお礼に、シャンパンが飲めるのかと思ったわ」
「私だって勝訴したいが、部分的に真実の証言で勝つのは、ゴメンだ」
「私が、偽証したって言うの?」
「そうよ。
 残渣だけでは、射入口と射出口は特定不能だと、ロジャースから聞いたのよ。
 穴の特徴を見る必要がある、とね」
「なぜ、そのことを黙っていたんだ?」

「あなたが無理に証言させるからでしょ、マッコイ検事!
 私はNYのために、必死に働いたのに、ひどい待遇だった。
 不本意だけど、もう一度NYのために、
 覚えてもいない事件の証言をしに来たのよ。
 当時の状況はね・・・常に机には検視待ちが20件あったわ。
 働きすぎで、疲れていた」

「だから誤って、自殺の欄に印を付けたって言うの?」
「じゃ、あなたは、間違ったことはないの?サウザリン検事補。
 重大な質問や証言を、忘れたことはないの?
 ・・・本当のことを知りたい?・・・覚えていないのよ・・・」

多分裁判所近くのダイナー
食事中のハルパート そこへマッコイが・・・
「(ハルパート、食事の手を手を止めて)
 この店はいいね・・・
 裁判中は、このチリを食べて生き長らえているよ」
「それを、ステーキに替えてもいいぞ」
「・・・ジャック・・・悪いが取引きには、応じられない。
 明日、ベラルディへを再尋問する」
「彼女は、過労気味で、ミスをしたのかもしれない・・・」

「ミスじゃないかもな。
 ・・・なぁ、ジャック・・・君が私の立場だったら、一体誰を信じる?
 偽証した白人女性か、数世紀の歴史か」
「歴史は関係ない」
「いや、ジャック、それは都合のいい正当化だな。
 この国の大部分は、歴史が絡んでいる」

「(うつむき加減のマッコイ)
 ・・・だから警官に不満を持つ者が、撃ってもいいいうのか?」
「もちろん違うよ・・・だが彼は昔のように、命を奪われることはない」
「終わりはない」
「(ハルパート、ハァ~と溜息を)
 なぁ、ジャック、このチリを食べてみろよ・・・うまいぞ・・・」

法廷 評決 スティービー・トーマス 無罪に

総括 バーでひとり飲むヴァン・ビューレン。そこにグリーンが。
「・・・今夜は、急いで帰らないのか?」
と、ヴァンの隣に座るグリーン

「・・・以前は朝、目が覚めて身支度をしていると、鏡には警官の顔が映っていた」
「それが、変わったのか?」
「そう、今は3人の目が映っているのよ。警官、黒人女性、そして母親」
「・・・それは幸運だ。
 エリック・トーマスには、もう何も見えないんだからな・・・・」


・・・・・・・・・・・・・・・・書くだけで、もうフラフラ~(バカバカバカ)
感想は、次で(ペコリ)


本家 S13-16「灰色の真相」 3度目? <5>

2015-10-05 12:02:24 | シーズン13
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きです


再び法廷 ハルパート、冒頭陳述
「・・・ここに来る前に、コーヒーの販売車の前に知人と並びました。
 2人共コーヒーとデニッシュを、注文しました。
 だがデニッシュは1個しかなくて、店員は知人に渡した。
 知人は白人です。私は怒った・・・
  
 私は高位裁判所で争うような弁護士なのに、
 その無礼さに、怒りを覚えました。
 なぜならその瞬間・・・私の存在が、無視されたからです。

 ・・・もし弁護士でなければ、どれほど怒ったことか・・・
 もし私が18歳で、相手が無知な男ではなく、警官だったとしたら?
 もし一瞬ではなく、8年間も無視されたら、どれほどの怒りだと?
 スティービーの兄は、8年前に殺されて、警察は事件を自殺で片付けました。
 そして記録だけではなく、遺体まで消し去ったのです。

 本件に関し、2点、覚えていて下さい。
 凶器に依頼人の指紋はなく、彼を見た者もいない・・・」

マッコイ、やられた~感(この後、負け路線まっしぐら・笑)

ヘンドリ、証言
エリックを知っていた。事件の夜、ケンカになった。
逃げようとしたから、後頭部にブチ込んだ。
その件で警察に聞かれたが、適当に答えておいた。
今は3年の殺人で服役中だ。ウソをつく理由などない・・・。

ジャネット 証言
ヘルムズ刑事に、息子は死んだと告げられた。
最初は自殺ではなく殺人だと、言われていた。
もう少しで、犯人も捕まる、と。
しかしある日、自殺だったといわれた。もう電話するな、とも。 
エリックは、自殺するような子ではない。
警部補と警部にも、
“何もできないから、警察を煩わせず前向きに生きろ”と言われた。
「・・・スティービーは、大好きな兄を殺され
 警察に、思い出をゴミのように扱われたのよ・・・」

ゲイル・ベラルディ 証言台へ。ハルパート、質問
エリックの解剖を行った覚えはないが、記録は否定しない。
検視官の概要報告に、自分のイニシャルが。しかし中身は無い。
「・・・検査を完全に終えなければ、概要報告書は書けません。
 ・・・検視局にいた間、数千件の解剖を担当し、どれも同じ手順を踏みました。
 (自殺の欄に印を付けた後は)事件は解決したことにした。

 (では刑事は捜査を止める?) そうです」
「・・・では刑事が、捜査に行き詰った場合には・・・
 印を付けて、協力できるわけですね」
「まさか」
「でも、可能ですよね・・・」

マッコイ、質問(再質問?だって、検察側の証人だよね?)
「(証拠を提示しながら)・・・見覚えは?」
「あります。エリック・トーマスの検視に関するメモです」
「ヘンドリ氏が、エリックの後頭部を撃ったと証言しました。
 それを裏付けるような記録は?」
「その反対です・・・トーマスさんは後頭部を撃たれていません」

「では、説明して下さい」
「トーマス氏の頭蓋骨には、穴が2つありました。
 (額を指差し)ここと、(後頭部を指差し)ここ。前頭部と後頭部です。
 射入口は前頭部だと、残渣が示していました」
「では、トーマス氏の後頭部を撃った話は、ヘンドリ氏の偽証だと思いますか?」
「そう思います・・・8年前のことなので、断言できませんが。
 自殺の欄に印が付いているので、
 自殺だと結論付けるのに、十分な証拠があった、と考えます」

席に戻ったマッコイに、セリーナが小声で
「・・・ベラルディは、真実を言っていないと思うわ・・・」
「・・・確認しろ」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きます



本家 S13-16「灰色の真相」 3度目? <4>

2015-10-05 11:59:05 | シーズン13
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きです


エリックの遺体を、掘り起こそうとする検察。
当然母親のジャネットは、怒りをぶつける。
「息子をゴミのように捨てておいて、今度は墓から掘り出せっていうの?」

ジャネットを説得できないセリーナ。
ヴァン「母親同士で話をさせて」と、交代するが・・・
「・・・トーマスさん・・・面白い話があるのよ・・・
 うちのアパートの地下に、洗濯室があるの。
 数週間前、洗濯物を乾燥機に移そうとしたら、
 洗剤の入った箱がなくなっていたのよ・・・まぁ犯人の見当はついていたわ。
 ・・・・2階のロスさんよ・・・いつも物をあさるのよ」
「(ジャネット、退屈そうに)何が言いたいの」

「(ヴァン、あくまでにこやかに)
 まぁ、聞いて頂戴・・・1週間後に、息子のステファンが
 ロスさんを泥棒と呼び、彼女の息子と殴り合ったのよ・・・
 憎しみというものは、遺伝ではなく、後から身につくものよ」

「・・・私は、スティービーに撃てとは言っていないわ」
「・・・私・・・あなたの怒りや苦痛を理解できると思うの・・・
 会ったばかりでも、目を見れば分かるわ・・・
 スティービーは、8年間どういう思いで、その目を見ていたのかしら・・・
 母親の憎しみを癒せない自分を、無力だと感じたかも。
 確か・・・18歳になったばかりよね・・・
 だから母親を苦しみから救い出して、一人前の男になろうとしたのよ。
 それに応えてあげたら?
 エリックが殺された、と世の中に証明するのよ・・・
 そうすれば隠蔽に関わった者を、私が追い詰めると約束するわ・・・」

そして、掘り起こされたエリックの遺体が、検視される。
棺の蓋を開けるロジャース。表情が一変する。
中には古タイヤが・・・遺体はどこにもない・・・
泣き叫ぶジャネット。

葬儀所の元所有者レックスホール。
無断で外国の医大に死体を売って、有罪になっている。
死体は全部、特定したと思われていたが・・・
怒るブランチ。なんたる不始末だ・・・!
「・・・記録も遺体も、消えているとは。
 私は職務で、少しでも能力を示したいと思うが、
 警官への銃撃を自白した若者さえ、有罪にできないとはね」
「ハルパートは、スティービーの服役なしを要求してきた」
「(ブランチ、自嘲風笑みで)
 それが何だ・・・もう釣りでも楽しむ年になったってことか」

法廷 スティービーの裁判が始まる
検察の冒頭陳述
事件の概要を説明して(って検察視点だがね)
・・・・
「・・・弁護側は、あらゆる弁明を述べ立てるでしょうが
 NY州の法廷では、本件との関連はありません(って、まだ聞いていないだろうが・笑)
 スティービー・トーマスは、警官を撃った・・・それが問題なのです」

ハルパート、今は冒頭陳述は行わない、と。
アリスの証言。
いきなり撃たれた。被告人と家族とは、面識が無い。
犯人は男性、アフリカ系だったが・・・被告人とは断定できない・・・

グリーン、証言台へ。
取調べ中に、スティービーに過激な発言をしたことを追求される。
・・・・・
「スティービーは、とても失礼な態度だった」
「その態度が、トーストの話で、改まると?」
「スティービーが、自分を侮辱したんだ」
「では、あなたは怒ったのですか?」
「いいえ、自制していました」
「アフリカ系の子供を殴ると、トースターをもらえると言いましたか?」
「本気で言ったわけではない」
「では、ジョークだったと?」
「ええ、その通りです」

「ジョークを言った時、
 取調べを見ていた相棒は、何をしていましたか?」
「監視です」
「黒人の若者を脅す時に、白人警官は、ただ監視をしているのですか?」
(ここで、マッコイ「異議あり」 判事「認めます」)

「(ハルパート、続けて)
 38口径銃には、誰の指紋が?」
「指紋は、拭かれていた」
「では、犯人は特定できないのですね」
「スティービーは、自白した」
「そう、あなたが脅した後にね」
「・・・・」

裁判所の外 マッコイ&グリーン(これは珍しい)
「俺は、脅してはいない」
「特に本件の陪審には、真実は重要じゃないんだ」
「(グリーン、ムカッとして)“本件の”ってなんだよ。
 真実を理解できないっていうのか?」
「ハルパートは、警官が黒人社会に無責任だと、示したいんだよ。
 そして君は、ハルパートは望むような証言をしたんだ」
「じゃ、証言を塗り替えろよ」
「どうやって?他の証人はいないのに」(意地悪マッコイ)

・・・グリーン・・・落胆な表情に・・・

法廷 マッコイ「弁論を終えます」
ハルパート、ここで冒頭陳述を、と。
判事の執務室 マッコイ激怒「裁判の途中だぞ!」
ハルパート、応戦
「じゃ、ダメな理由は?冒頭陳述を行うタイミングは、限定されていません」
「“冒頭”という言葉は、裁判の初めを意味している」
「私の弁論の冒頭かと、思っていましたよ」)(ウソ付けッ)
「裁判長、
 弁護人は、検察の立証から、陪審の注意をそらす気です。
 そして有利にするつもりなのです」

「陪審の近くに座っているのは、どっちですか?
 冒頭陳述は検察が先、最終弁論は後に行うだろ?
 検察が優位なので、対等になりたいだけなのです」
「(判事、感心したように)それには、気付かなかったわ」
「弁護側の視点ですよ」
「(判事、マッコイに)法は禁じていないわ・・・」

ここでマッコイ、「ハァ?」って感じの表情で。
正直、この顔、かなり好きです、私(私的意見、スマンです)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きます



本家 S13-16「灰色の真相」 3度目? <3>

2015-10-04 14:49:44 | シーズン13
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きです


マッコイの執務室 ハルパート マッコイ&セリーナ
「・・・一部の人々の無知、恐れ、憎悪の酷さには驚くよ」
「テレビ用の発言は、不要だよ」
「テレビ用の発言の起源は、“守って奉仕する”だよ。
 まぁ、厳密には“我々と似た者を守って奉仕する”だがな・・・」
「・・・君は相変わらずだな」
「まぁな。さぁ、今から本題だ。
 ・・・自殺と断定して、エリックの解剖結果が無い、だと?」
「職員の不手際を、重罪犯の弁護に使おうって言うのか?」
「おいおい、ジャック・・・連中を信用しすぎだよ・・・
 これは隠蔽工作で、紛失なんかじゃない」
「警察が捜査を怠ったと、君は記者会見で言ったよな」

「あぁ、職員が“自殺”に印を付ければ、捜査しなくて済むからな。
 手間が省けて、全員、家で夕食を楽しめるってわけだ」
「・・・復讐は、殺人未遂の抗弁にはならないわ」
「第一、これが復讐と呼べるかどうかも、疑問だ。
 8年前、被害者は、まだ警官ではなかったからな」

「依頼人への犯罪行為は、組織によるものだった。
 自殺と偽り、遺族から裁判の権利を奪っている」
「そんなこと、ナンセンスよ。
 陪審を煽るための、作戦でしょ」
「Ms.サウザリン・・・本件は傷ついた若者の問題ではなく
 改訂を加え強化された、新たな人種隔離法だよ。
 私が正しい方向を示せば、陪審は役目を果たすだろう」

「“民を去らせろ”?」
「カール・・・君は今朝私と話すより、マシなことができたはずだが」
「(ハルパート、マッコイを見つめ)
 ・・・暴行罪で、服役は無しで」
「警官を撃ったのだから、それは無理だ」
「(ハルパート、退室しようとしながら)
 相変わらず、君との時間は有益だったよ、ジャック」

ハルパート、退室する。
残ったマッコイ&セリーナは・・・
「・・・エリックの件は、排除申し立てが出来ます」
「食い止めることもな。
 ・・・・エリックの自殺の証拠が見つかれば、警察への疑惑も晴らせるだろう。
 まず記録を書いた者を、調べよう」

エリックを解剖した検視官が分かった。ゲイル・ベラルディ。
2~3年前に検視局を辞めて、独立しているという。
・・・・
「じゃ、ゲイルが解剖結果を持っているの?」
「ゲイルなら、どんなこともやりかねないわ」
と、検視のロジャース御姐さん、こう言ってサンドウィッチをパクッ。

セリーナ、ゲイルと話す。
記録の重要性を訴えるセリーナだが、ゲイルは一蹴。
「・・・分かっていないのね、あなた・・・
 もう私には、関係ないってことを」

検察トリオ 作戦会議
「解剖記録は、重罪裁判の証拠だ。押収しろ」
「検察にとって証拠となるものは、ゲイルにとっては業務の成果物よ」
「専門家証人として、金を取っているようだ」
「彼女を雇いたいのか?」(アーサーのブラックなジョーク・笑)
「いや、政府所有物の横領罪に問えば、他の誰も雇えないさ」

判事の執務室。
ゲイルを、横領罪に問おうとする検察。
ゲイルは、本人のファイルだから本人の自由だ、と。
「・・・州の職員が作成した記録は
 職務著作として、雇用主の所有物となります・・・」
判事、これは民事問題だと御立腹。
検察に対して
「所有権を争いたければ、民事裁判に持ち込め」と。
そしてゲイルには「渡さないと、面倒なことになるぞ」と一言。

エリックの解剖結果が入手できた。精査するロジャース。
死因は、頭部への一発。
しかし、射入口と射出口の位置が書かれていない。
残渣だけでは、確かなことは言えない。
通常は、頭蓋骨にできた穴の特徴を、記録しておくのだが・・・
ここで行き止まりか?
しかしロジャース「エリックの頭蓋骨があれば・・・」と。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きます・・・今回は自分でも泣くほど長いよ~



本家 S13-16「灰色の真相」 3度目? <2>

2015-10-03 13:20:36 | シーズン13
・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きです


27分署 ヴァン グリーン
そして、スティービーの弁護士カール・ハルパート

「・・・あなたの依頼人は、自白後に弁護士を要求したのよ」
「彼はまだ子供ですよ、警部補」
「先週18歳の誕生日を迎えたから、
 取り調べに保護者の同席は、必要ないのよ」
「18歳で、2人の刑事から密閉した部屋で尋問され、耐えられますか?」
「彼は、警官を狙って、3発も撃ったのよ」

「・・・ここでは、皆さん、同情的だと思っていましたよ・・・」
 (多分、ヴァン&グリーン、
 そして自分3人がアフリカ系ということを踏まえた言葉かと)
「(ヴァン、気を悪くして)なぜ、そう思うの?」
「気に障りましたか?」

「あなたは、単純暴行罪でも、教育制度の人種差別に摩り替えてたでしょうね」
「前歴は・・・」
「撃たれた善良な警官は、妻であり母親でもあるのよ」
「依頼人の兄が殺された時、警官は全員、彼と母親を無視した」
「じゃ、それを検察に話せばいいわ」
「検察は、すぐ陪審に聞かせたくないと思うでしょうね・・・では」

ハルパート、退室する。
残ったヴァン&グリーン
「・・・有名弁護士にでも、なったつもりかしら」
「彼は、真実を言っただけだよ。
 ハーレムと高級住宅地では、警察の対応の速さが違うだろ」

そこにブリスコーが。報告書を手にしている。
「・・・1994年、16分署が兄エリックの殺害事件を捜査した・・・」
「当時の記録か?」
「あぁ、記録にあるのは、名前と“解決済み”の文字だけだ」
「エリックを殺した犯人を捕まえたのに
 弟と弁護士は、私達をハメようとしている・・・」

当時の担当刑事、ヘルムズは既に死亡している。
何か手がかりはないか?資料倉庫へ赴く刑事コンビ(レニーは嫌々)
倉庫で、ゴソゴソ・・・
「・・・おい、エド・・・例えエリックへの捜査は、手抜きだったとしても、
 スティービーの警官への銃撃は、正当化できないぞ」
「でも、量刑に影響するだろ」
「もし神が、公平な裁判を望むのなら、
 偏見ではなく、電子頭脳を陪審に与えているだろうよ。
 人が何かにつけ、自分の重荷にとらわれるのを、
 ハルパートのような弁護士が、あおるんだよ」

倉庫のスタッフが、求めていた資料を持ってきた。
薄っぺらい資料・・・どうも紛失しているもののあるらしい・・・8年前の事件だぞ・・・
これには、コンビ、呆れ顔。ハルパートの、言う通りだ。
残っている部分を、調べるコンビ・・・

「・・・“隣人が、128丁目で死体を発見して通報。
 午前1時48分に、エリックの死亡を確認。
 凶器は、約1メートル先で発見”・・・凶器は保管課にあるはず。
 だが死亡確認書と解剖結果が、ないな」
「・・・おい、レニー・・・」
「俺の農園は、大昔に売り払ったぞ」
 (コレは、ちょっと捻りがある。
  奴隷制度時代に、黒人が農園で働かされていたことを言っている(と思う)
  「大昔に(農園を)売り払った」=昔から、差別主義ではないということか?)

「・・・裕福な白人の記録の保管場所は?」
「それは、別の機会に考えよう・・・おい、見ろよ!
 スティービーの兄は殺されていないぞ・・・自殺したんだ」

ブリスコー、グリーンに資料を見せる・・・
詳細は?・・・・空白のページがあるだけ・・・

ハルパート、マスコミに訴える。
エリックの事件を、警察が自殺だと報告したのは
捜査の必要性を、なくすためだ。
そして今、弟のスティービーの人生も、奪う気だ・・・

警察トリオ
新たな資料を発見する。
エリック事件の凶器は、事件の3年後に処分されていた。
自殺と、みなされたからだ。
そしてジェイソン・ヘンドリが、3回尋問されている。
それでも、死亡証明書と解剖結果は見つからない。

シンシン刑務所。ヘンドリに話を聞く刑事コンビ。
エリック・トーマスの死因を調べている。
そしてヘンドリ、お前は、判事に「目撃した」と話している。
何か知っているのなら、話すんだ・・・
「・・・俺への見返りは?」
「正しい行いで、気分が良くなることだよ」(レニー・・・)
「・・・(フン、と小馬鹿ににしたように)
 ・・・8年も経っているのに、まだ分かっていないのか?
 あぁ、そうだよ。俺はエリックを撃った奴を見た。
 自分で引き金を引けば、嫌でも見えるさ・・・」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きます・・・何時まで続くのやら(自虐・笑)


 

本家 S13-16「灰色の真相」 3度目? <1>

2015-10-03 13:17:53 | シーズン13
警官が集まるダイナー。それぞれが、ひと時を楽しんでいる。
店を出た女性警官アリス・クシュマン。
出た直後、銃声が!いきなり撃たれたアリス。
弾は肩を貫通。命には別状はなかった・・・

アイスの同僚ブレナン。
ブリスコー&グリーンに、状況を説明する。
その内容に・・・

ブリスコー&グリーン
「おい、ブレナンは、何か隠しているようだ」
「なぜ、そう思うんだ?」
「エド、俺と組んでもう4年だよな。
 ブレナンは、被害者の子供の年齢を知っていたんだぞ」
「だから、なんだ?」
「お前は、俺の娘が住んでいる州も知らないだろ?」
「あ~(エド、納得)
 ・・・銃撃後、現場を青い車が、猛スピードで去ったらしいぞ」
・・・・・・・

アリスを狙った犯行か?
それとも、アリスとブレナンの不倫関係が、動機かも?
または、無差別か・・・
あのダイナーは、31分署の警官の溜り場だ・・・

入院中のアリスに、話を聞く刑事コンビ。
ちょうど、アリスの夫が一緒にいる。
アリスは、自分が狙われたとは思っていないようだ。
ちょっとしたことでの、夫婦喧嘩が・・・
早々に退散する刑事コンビ。

今度は不倫相手のブレナンに。
ブレナン、アリスとの関係を認めるも、思い当たることはない、と。
アリスの夫では?
いや、もしそうなら、俺を狙うだろう。

ブリスコー&グリーン、自虐気味(笑)
「奴は、典型的なNYの警官だな」
「そうだな。ブレナンは妻を裏切り、君はカジノの増築に貢献し
 俺は、酒を飲みすぎていた・・・情けない奴そろいだな」
「だから、尊敬されるのかもな」
「その通りだ。世間は、我々を嫌いにはなれんのだよ。
 悪に立ち向かう存在だからな」

犯人が乗っていたと思われる車は、盗難車の可能性が?
本来の持ち主、ジャネット・トーマス。
辛辣な口調の、黒人看護師だ。
刑事コンビに、決して協力的とはいえない口調だ。
車は盗まれたのか?
または、他に車を運転する可能性がある者がいるのか?
「・・・君の車を盗んだ奴が、警官を撃った可能性があるんだが」
「なんだ、そういうことね」
「どういう意味だ?」
「もし盗難届けを出したら、こんなに真剣に捜してくれたかしら?」

辛辣な口調に、コンビ、これまた早々に退散・・・
そして、病院スタッフに話を聞く。
ジャネットは短気であり、世の中に不満タラタラだ。
スタッフとも揉めることも・・・時には病院側とも。
病院側は、ジャネットに昼間の勤務を命じたが、拒否した。
高校生の息子が帰宅した時に、家にいたい、という理由で。

息子?
先程車について話した時、息子は死んだといっていたが・・・
もう1人、息子がいるようだ。

息子に会いに、公立高校へ。
息子の名はスティービー。スティービー、面会に来たのが刑事だと知ると
ダッシュ!で逃げ出す。
しかし当然エドに捕まり・・・「署でゆっくり話そう」と御招待される(笑)

27分署取調室 母親同様、非協力的なスティービー。
質問に対して悪態を連発・・・
呆れて、ブリスコー
「おい、言っておくがな、スティービー。
 相棒(エド)は、気が短くて、NYでは有名なんだぞ」

と、あまり脅しになっていないことを言い出す始末。
ここで、グリーン、ブルスコーを退室させる。

グリーン スティービー
「・・・おい、スティービー、忠告しておくぞ・・・
 その態度は、外では有効かもしれない。だが今後は、墓穴を掘るだけだぞ」
「俺は、平気だ」
「お前は、警官を撃ったんだぞ。同僚も俺も、不快に思っている」
「じゃ、あんたが助けてくれるのか?」
「いいや、俺は現実を教えてやるだけだよ。後は、お前次第だ」

「黒人を捕まえて、昇給する気かよ」
「あぁそうだ。黒人10人ごとに、1日分の特別手当が出るんだよ。
 生意気な奴なら、2日分だな。
 それに。流血させたら、オーブントースターも付く。
 俺に事情を話すのが、一番いいんだ」
「その理由は、なんだよ?」

「お前は、白人警官を撃ったんだから、もう俺しか頼れないんだよ。
 俺の他は、誰もお前の言い分を聞かないぞ」
「俺は、あの警官が、まだ生きているのが、残念だよ」
「前歴もないのに、突然警官を撃つと、決めたんじゃないだろ!」
「さぁな!」

「スティービー!・・・・理由を言え・・・頼むよ・・」
「警察のことは、ちゃんと分かっているんだよ(だんだん涙声に)
 白人が被害者なら、すぐ捜査が始まり、黒人警官が走り回る。
 兄貴が撃たれても・・・俺以外はひとりも動こうとはしなかったんだ・・・!」
「・・・じゃお前は、仕返しに警官を撃ったのか?」
「・・・(涙を流しながら)・・・あぁそうだよ・・・その通りだよ・・・」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きます

シーズン13 #16「灰色の真相」ちょこっと

2014-12-24 11:31:03 | シーズン13
原題は『Suicide Box』=自殺ボックス
申し訳ないが、探ったが、このエピとの関連性を発見できなかった(ペコリ)

今回視聴したら、面白いナァと思ったシーンが。

マッコイ&ハルパート ハルパート食事中です。

「(マッコイに気付き)この店は、いいね。
 裁判中は、このチリを食べて生き長らえてる」
「ステーキと替えてもいい」
「(首を横に振り)
 悪いな、ジャック。取引きには応じられない」
 明日ベラルディを再尋問する」
「彼女は過労気味で、ミスしたのかも知れない」

「ミスじゃないかもな。
 なぁジャック、私の立場だったら、誰を信じる?
 偽証した白人女性か。数世紀の歴史か」
「歴史は関係ない」
「(驚いた表情で)
 それは、都合のいい正当化だな。
 この国の大部分は、歴史が絡んでいる」

「・・・警官に不満を持つ若者が、撃ってもいいと言うのか?」
「もちろん違うよ。
 だが彼は、昔のように命を奪われることはない」
「終わりはない」
「(溜息)・・・ジャック、チリを食べてみろ。うまいぞ」

このハルパートのパフォーマンスが効いている!
表情は当然だが
スプーンの運び方や、首の傾げ方&突き出し方。
オーバーではなく、自然に身体で感情を現している。
たった、この短いシーンで。

このエピ、以前の記事では、怠慢さと言う部分に視点が言っていました。
今回視聴したら、
この↑会話が、効いていたなぁ~って思いました。
最後の「ジャック、チリを食べてみろ。うまいぞ」

最初に、チリを食べるハルパートに
マッコイが「ステーキと替えてもいい」と言っています。
・・・チリとステーキ。
勿論取引のことを揶揄しているのですが
2人の立場の違い・・・・職ではなく、まぁ人種ってことですね。

今までのエピでも人種間問題は、多々ありましたが
これ程巧みに、揶揄しているのは、なかなかお見事かと。
マッコイには、決してわからないだろう。
しかし、チりを食べてみろ=こちら側に来てみろ、っていう意味なのか?
と、解釈したのですが。

ウ~ン・・・・と、思ったのでした・・・・
というだけの話なんだけどね。でも書いておこうっと。

シーズン13 #11「殺しの名目」追加で

2014-12-19 15:13:08 | シーズン13
漫才です=私にとって(笑)
マッコイをカッカさせる弁護士さんは、多々いますが
ドウォーキンは、その最高ランク、でしょうねェ。

ドウォーキンを、どうも~という方もいるかと思います。
しかし!いつも書く通り、私はお気に入りです(キッパリキリキリ)

原題『Chosen』=選ばれた、ですが~
初視聴時には、気が付かなかった・・・
The Chosen People = 選民・・・=ユダヤ人、となると。
勿論、宗教&宗派によって、この「選民」は、様々になりますが。
一応広まっているのは、ユダヤ人ってことかと。
この解釈が、当エピを物語っているかと。
と、思っていたら~
マッコイの取引申し出を、ドウォーキンが断った時に
この「選民」(The Chosen People)と言っていますね。
今、気が付きましたわ(笑)

それと~
判事執務室で、マッコイ激怒のシーン。
ドウォーキンが、自説を捲し立てますが
(自説を捲し立てるのは、マッコイだけではない・笑)

「殺人以外の方法がある」
「暴力では解決しないと言うなら
 アフガニスタンも女性が顔を出せる理由は?
 アメリカの黒人は暴力のお蔭で鎖から解放された。
 私の大おばのソフィーを、アウシュビッツから救い出したのは
 アメリカの暴力行為だ」

この
「アメリカの黒人は暴力のお蔭で鎖から解放された」
は、多分南北戦争のことかと思いますが。


「私の大おばのソフィーを、アウシュビッツから救い出したのは
 アメリカの暴力行為だ」
は~
アウシュビッツを解放したのは、アメリカ軍ではなくソ連軍(赤軍)ですね。
アメリカ軍は、他の収容所(ブーヘンヴァルトなど)を解放していますね。
アウシュビッツは、違います。御参考に(ペコリ)

改めて視聴すると・・・ンン?ということが見つかるなぁ(ウンウン)
まぁ、今回は・・・・ですね(意味なし・笑って逃走)

レストラン マッコイ&セリーナ
「ミークスがユダヤ人なら、陪審の考えは変わる?」
「さぁな」
「狙いは?」
「争点をそらした」
「・・・これは仮説よ・・・
 ユダヤ人の集団に、仲間の1人を殺すか
 全員死ねと言ったら、どうすると思う?」
「最も凶悪な犯罪者を、犠牲にする」
「ユダヤ教の律法では、全員で死ぬべきだと説いている」
「いつ研究者になったんだ?」
「論点が違うわ。
 陪審を敵に回すより、取引きすべきよ」
「意見を変えたな」
「夫人の証言中、私は陪審を見ていた。
 ジャック、私だって、ストレルジックを長期刑にしたいのよ」
「負けると思うのか?」
「私は、殺人犯が罰せられるべきだと思う」
・・・・・・・・

これ、今回気が付きましたが~
律法を持ち出して、何なんだ?って思いましたが
いや律法=宗教の話、というよりも
仲間の1人を犠牲にする=有罪
全員で死ぬ=この場合は無罪、ってことなのか、って思いました。
全員で死ぬ=全員、ストレルジックも含めて同じ=無罪=罰なしってことで。

フムフム・・・と思っていたら・・・・
あぁ、#12『Under God』が始まったわ~(笑)
これは、発視聴時に長々と書いているので、今回は免除してもらおっと(勝手に・笑)

さぁ!検事長(だけ!!)を見るぞ=======!(←バカ)

シーズン13 #7「弁護士狩り」もう一度

2014-12-17 19:46:27 | シーズン13
原題『Open Season』
狩猟などの解禁期(期間)、ですよね。

ラストのブリスコーの台詞
「用心しろ、ジャック。法律家への風当たりが強い」

→「 Better be careful, Jack.
  Looks like it's open season on lawyers」

ここで「Open Season」と言っていますね。
「用心しろよ、ジャック。
 どうも法律家狩りのシーズンのようだ」、って感じかな?
字幕も、この弁護士狩りのシーズンって言葉、使っても良かったのにナァ。

という訳で、原題も邦題も、一緒!
法律家さん方、御苦労物語です。
死ぬ、撃たれる、悩む、小馬鹿にされる、利用される等々・・・
アラ、いつもだわ(笑)
特にいつもと変わらんが・・・クローズアップされているってことね。

内容は簡単。秘匿特権ですね。
これ、設定変えて、出てくるなぁ。
つまり、犯罪者の権利ってことではないかしら?

和食レストラン(居酒屋じゃないよね?笑)マッコイ&メルニック
まぁ、殺伐としたデートってことで(笑)
マッコイ=かなりデート気分(笑)
メルニック=八つ当たり気分(笑)

「ジャック・・・私とは話せないわよ」
「じゃ、弁護人を呼ぶか?(本人、洒落た言い方と思っている模様・笑)」
「そうじゃないわ。後ろめたいはずよ。友達を裏切ったのだから」
「盗聴は、上の案だ」
「私が故意に情報を・・・」
「あぁ、伝える訳がない(頷くメルニック)だが危険は承知だった」

「私が、無能だったと言うの?」
「あぁ、愚かだな」
「どうも。あなたを性格証人に呼ぶわ」
「プリュースに利用されたのなら、闘えよ。
 留置所で何があったか、話せ」
「なぜ?録音したんでしょ?」
「・・・検事補の件だ」
「承知よ。秘匿特権を犯す気はないわ」
「君の依頼人は、2人殺したんだぞ」
「陪審員が決めることよ・・・・あのね、ジャック・・・
 顧客が秘匿特権に、信頼がおけないなら・・・
 我々は、正義を求めるフリをしているだけになるわ」

「プリュースは、君を殺人に利用したんだぞ」
「そうね・・・ただ・・・あの男は憎いけど・・・」
「君は、信条を貫く」
「その通りよ。それが分からなきゃ、絶交する」
「・・・(大溜息マッコイ)」
「皮肉よね。
 私はすべてを懸けて、バンス殺害が疑われる男の権利を守る。
 ・・・でもね・・・バンスも、そうしたはずよ」

マッコイの執務室 ブランチ&マッコイ
「・・・すべては、あるべき姿か?
 メルニックは、申し出を断ったのか?」
「あぁ、彼女の口は非常に硬かった」
「権利憲章を、振りかざしたか。
 犯罪者が、弁護士を罪の軽減に使うことは許せん。
 “憲法は自殺協定とは違う”」
「ジャクソン判事だ」
「君は、ブレナン判事派だよな。
 滑り坂論法を説く時代は、もう終わったぞ」
「法を守る者だけが、損をしている」

「・・・イェール大の同窓生に、ソーンハーストという男がいた」
「話と関係あるのか?」
「あぁ、第5巡回上訴裁判所の主席裁判官だ。
 親父さんは、州務長官だった」
「仲間に恵まれたな」
「あぁ、確かにな。
 奴は、破産法の授業では、落ちこぼれだった。
 猛勉強しても、落第点だ」
「でも出世している」

「実は、落第点のせいで、留年しかけた。
 だが親友が、教授にとんでもない話をした。
 “友達の父親は心臓病だから、
  長男である友達が留年したら、危険です”と」
「親友は、ウソをついた」
「正確には、そうだな。
 結論を言うと、教授は情け心から、成績をDにあげて
 ソーンハーストは卒業した」
「心温まる話だが、我々の話の趣旨をそらしたよな」
「そうか?・・・じゃ、おやすみ・・・」

ここは、ブランチが、
悩めるマッコイに、愛の手を差し伸べる(笑)場面ですが・・・
ブランチが去った後、マッコイが「あぁ、そうかぁ」的表情を。
気が付いた方、いるかな?まぁ、結構分かりやすいかと。
ブランチの世間話は、なかなか侮れない。
話の意図は、今回のように愛の手か?嘲りか?非難か?
等々・・・なかなか勘ぐる意欲をかきたてますね(笑)

また、まぁ字幕なんですが・・・
ブランチに対するマッコイの言葉遣いが・・・なかなかタメ口で(笑)
シフ&ルーウィンには、こういう口調じゃないんですが~。
って、字幕だからね。英語では、敬語が無いんだよね?
でも微妙に違うのかな~?(分からん)
字幕で、なかなかのタメ口が、2人の関係を示唆していて、好きです。

それと!
ジャクソン判事&ブレナン判事って・・・・???なんですが
これって・・・
ミランダ警告絡み?ですかね?
ミランダ警告を、警官に対して義務つける裁判、なんですが。
ミランダ対アリゾナ州の裁判のことです。
犯罪者に対する権利ってことですね。
エピ内容に合致していると思うのですが・・・・
間違っていたら、ゴメンなさいです(ペコリ)

ライカーズで プリュース&弁護士 マッコイ&セリーナ
マッコイの「ウソの方便」大会で御座います(笑)

「・・・別の弁護士はどうした?」
「担当を降りました」
「降りるには、僕の許可が要る」
「大抵の場合は、そうです」
「本件は、“大抵の場合”を突き抜けた」
「当初の担当弁護士が、同席して下さる」
「裁判には、本物の弁護士と臨む」
「それは助かる」(弁護士さん、嫌味たっぷり~笑)

「裁判で争う気なら、どうぞ」
「・・・僕は不利なのか?」
「メルニックさんが、自供した。お仲間のバーク氏と、話した件もね。
 彼女とは、殺人の共謀で司法取引を進めています」
「・・・彼女を信じるのか?」
「プリュースさん、あなたよりもね」

(プリュース、興奮して立ち上がる)
「法律家どもめ! お前らが、米国を汚水溜めにしたんだ!」
 あのユダヤ人弁護士は、僕を陥れるための彼の使いだ」
(この彼って、マッコイのことだよね?ちがう??)

「弁論をしてもいいが・・・」(弁護士さん、もう嫌って雰囲気満載・笑)
「(弁護士に)黙れ!(そして着席してマッコイに)・・・申し出は?」
「1件の第1級共同謀議と、1件の第1級故殺だ」
「彼女も同様か?」
「共同謀議はね」
「刑は、同時執行か?」(頑張れ、弁護士さん)
「認めよう」
「(プリュースに)有利だ」

「メルニックに犯意がなかったと証言するのが条件だ」
「ほう、魂胆が見えた。だまされないぞ」
「じゃ、陪審にかけるかね?
 一生刑務所行きを選べば、メルニックさんは15年の刑。
 取引きすれば、12年半後に仮釈放の可能性がある」
「彼女は自由か?」
「・・・・どうする?」

と、プリュースは取引に応じて、ですね。
上司仕込みの戦術が、効いたようで。
ウソも方便、ハッタリ、正義のためだ~、と、どれでもお好きに(笑)

メルニックへの起訴も取り下げに。
で、納まりました~では済まないのが本家!!
メルニックが、銃撃されたとの一報が。
急ぎ現場への、検察コンビ。
で、記事最初の、レニーの言葉に戻るってことで・・・・

ここで、レニーの「Open Season」の言葉が。
それで・・・・これ、タイトルですよね。
何となく・・・またタイトル=最初に戻るって気がしません?
私、そう思いました。

ひとつの事件が終わったが、それはたったひとつだけ。
世界は何も変わっちゃいない。
また同じように事件が起こり、法律家は苦労し疲労困憊し
そして時には、命の危険も・・・
上手くやる奴もいるだろうが、大勢の良心ある弁護士は・・・・

という風に、また毎日が続くって・・・・思ったのですが。

さて!これは、マッコイ主役ですよね。
いやいや、華麗にあちこち行って、色んな表情で、良かったヨカッタ。
私にとって、プレゼントみたいなエピで御座います(ペコリ)