栗拾い

2014-09-21 | 日記

   

山の畑にある三本の栗の樹には、毎年たくさんの実がなる。毎年、母に栗もぎを催促されているが、僕はしたことがなかった。でも今日は天気もいいし、昨日は遅くまで新潟市から三条市を動き回っていて、母の顰蹙 ( ひんしゅく ) を買っていたから、今日はご機嫌を取らなければならなかった事情もあったのだった。樹の周りの下草を刈ってから、隣の家から借りた長い竹竿で枝を揺すったり、イガを叩き落としたりで、思わぬ汗をかいてしまった。しかし山の空気は汗をかくほどに心地いいのである。遠くに守門岳が青空と白雲に鮮明であったのも、栗拾いを貴重な時間にしてくれたのだった。来年は、( 母がまだ元気だったら ) 催促される前にでも栗の樹を揺さぶってみよう、と思う。

   

この籠の毬栗は実を取るに少し早いから、家に持ち帰ってしばらくネカセテ置くのである。