梅野記念絵画館の案内状

2014-09-11 | 日記

    

東御市梅野記念絵画館 は長野県東御(とうみ)市八重原935-1 [ TEL 0268-61-6161 ] 。 「 浅野弥衛展 」 は先日の、新潟市にある砂丘館での展覧会が終っての巡回展になる。もう一つの 「 私の愛する一点展 」 は、それぞれのコレクターがご自身のコレクションの中から一作品だけ選りすぐって持ち寄った、他のどの美術館でさえも見られない唯一で、ユニークな、思いに満ちた作品展である。

ギャラリー・トークには出席したかったが都合で行けなかったから、期間中には必ず訪ねてみたいと思う。1997年に絵画館を創設された梅野隆氏は3年前に鬼籍に入られたが、梅野さんがまだ東京・京橋で画廊 「 美術研究・藝林 」 をされていた頃、僕は随分たくさんの事を教えられたような気がするし、それに今思うと、 “ 名画 ” なるものを多く見せて頂いたのである。また、「 藝林 」 で出会ったいろいろなコレクターの人たちとも知り合うことができたのもかなり刺激的だった。因みに、梅野氏のご尊父は梅野満雄 ( 1879-1953 ) といい、天才画家・青木繁 ( 1882-1911 ) の親友であり、青木のパトロネージュをされていた方である。

先日、砂丘館で数年振りに、それも偶然お会いした絵画館副館長の佐藤雅子さんは故・梅野隆前館長の娘さんで、今日この二つの案内状が招待券と一緒に送られてきたのだった。絵画館には創立当時に伺って、それ以後は二回くらいしか伺ってなかったから、今回はいい機会ができたように思う。長岡から美術館までのドライヴも初めてのコースなので、これもまた楽しみであるし、今も矍鑠 ( かくしゃく ) であるという梅野夫人にもお目にかかれると嬉しい。梅野さんの口癖は、「 この絵はいいよ!」 だった。