散策と書いた方がイメージがいいのだけれど。
運動として歩いていてかなりの速足で歩くので、散策という優雅なものではない。
ただ風景を愛でて歩いているから自分の心の中は優雅かも。
桜その他の花が咲き乱れる春のウォーキングも楽しいが、情緒を揺さぶられるのが秋の方だろう。
桜・ナンキンハゼ・アメリカ楓などの紅葉が日ごとに赤さを増している。
やがて風に揺られて激しく葉が落ちる季節が目前だ。
滅びの前の束の間の燃え上がる秋。
メタセコイアの樹形も好きだ。
潔く天に向かって鋭角で伸びている、剪定が入るのではないのにきれいな円錐形になる。
段々と緑から赤茶に変わってゆく。
恐竜の声も聞いていたであろうメタセコイアのささやきが聞こえてくる。