今月から京浜急行800形をデビュー当時の塗装に変更した編成が動き出している。移動時間とうまく重なったので撮影に出向いてみた。
どこの私鉄もそうだが、地元の足として最も近い存在の私鉄電車。アントンKには京急は地元の電車とはいえないものの、仕事の足として過去何年もお世話になり、その魅力的な印象がまだ根強く残っているのが、この京急電車なのだ。当時よく乗車した旧1000形や2000形の快特は、とにかく速く快適であり、三浦半島の丘陵地帯を縫うように走っていた。カーブやこう配、それにトンネルが続き、そんな沿線を100キロ超で飛ばす快特に憧れていたものだ。今ではこの快特も、ご多分に漏れず代替わりしてしまっているが、その当時から京急の主力形式の800形は、自分の中では最も京急電車らしい電車のイメージだ。
今回はそんな京急電車を自分の印象とともに切り取ってみた。
連続するカーブ、トンネル、そしてアップダウン。そこをかっ飛ばす。これこそ京急電車だ。
2016-11 京浜急行800形リバイバル塗装車 823編成