アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

未来へ受け継がれるボンネット特急~485系

2022-04-14 20:04:00 | 鉄道写真(EC)
JR西日本伯備線を走る、最後の国鉄型特急381系「やくも」の一編成が、伝統の国鉄色に戻り話題をサラっている。381系と言えば、元祖「振り子電車」であり、勾配やカーブの多い山岳路線に走り出したのは昭和の時代。中央西線を走る「しなの」が最初だったと思う。アントンKも、国鉄時代から中央線にはよく出掛けていた関係で、この381系にも愛着を持っていたが、やはり当時は、特急電車全盛時代であり、圧倒的に両数の多かった183系統や485系たちの方が馴染み深かったことを思い出す。紀勢線の「くろしお」とともに長年走り続けてきた381系電車も後継電車の発表があったようで、いよいよ引退が迫ってきたようだ。
さて、こうして昔の特急電車を思い出してみると、やはりクリームに赤をまとった国鉄特急色が何と言っても懐かしく一番しっくりすると思う。数々のジョイフルトレインをも含めたJR塗色を見てきたが、結局は最初の印象が強く、それ以上には思えなかった。もちろんこれは私見だが、日本の風土に最もマッチした塗色だと、今でも思えるこの外観は、やはり素晴らしいと言わざるを得ない。掲載写真は、アントンKが当時から583系とともに憧れたボンネット型特急485系電車の訓練車。実はこの写真、この年の10月にオープンを控えていた鉄道博物館へ搬入準備のために郡山まで回送されるシーンなのである。前後ボンネットの4両編成の485系電車でサイドにも白線がひかれていて、いつもの様子とは異なっていることがわかるが、綺麗に整備された車体を今でも鉄博館内でいつでも見られることは、やはり喜ぶべきことなのだ。きっとお若い鉄道ファンの方々にも、こういった歴史文化が受け継がれ、鉄道趣味の明るい未来を願いたいものだ。

2007-02-17       回9125M         JR東日本/東北本線:岡本付近


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