さて自分が乗車しながらの撮影旅行で、思い出に残っている普通列車たち。次は北陸旅行時に乗車したEF70の普通列車だ。
当時、まだ北陸線の主であったEF70が健在で、最後の活躍をしていた時代だった。関東からは米原起点で北陸線へと入り、同線内は出来る限り普通列車で移動し撮影地を巡った。まるで東北線のように、次々と電車特急や急行電車が行き交い、華やかな印象この上なく、その合間に客レの普通列車がのんびりとやってくる。時間軸が無くなったように、各駅に停車ごとに優等列車を退避、我が道を行くといった味わいのある旅だったことを思い出す。
掲載写真は、北陸線でも琵琶湖に近い湖東線をいくEF70の普通客車列車。ここ北陸線では、列車の進行方向に関わらず集電パンタグラフが決まっていて、いつも北側(下り方)を上げていた。3月も目前だというのに、山に囲まれていてまだ寒かった想いがこの写真から蘇ってくる。
1982-02-28 523ㇾ EF70 52 北陸本線:余呉-木之本
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