今年は国鉄がJRに移行して30年という節目なので、この鉄道写真においても、ある程度の区切りの年として認識できるような活動を心がけようと思っている。それは今後の活動計画であったり、また過去の撮りためた写真の整理であったりと、やろうとしている事柄は多岐に渡る。自分の画像から、この30年を顧みることも、この際有意義な時間の過ごし方なのかもしれない。お宝発掘とまではいかないだろうが、懐かしい写真に触れてリフレッシュできるだろう。時間をかけてコツコツと積み上げていきたいと思っている。
そんな想いの中、今回はJR化直前に運転のあった「国鉄記念」号。山口線の難所の一つ田代峠越えのシーン。当時は、レンタカーで林道をひた走り、その道が途絶えると、今度は道なき道をひたすら歩いた。けもの道から高度を上げて線路端にたどりついたと記憶しているが、現在はどうなっているのだろうか?想像もできないでいる。この日は、特別運転ということで、C571が雑系客車をけん引、特製のHMも装着だから、線路被り付きで撮影している。季節がら、爆煙を期待していたものの、拍子抜けした覚えが甦ってくる。今年は先輩方と久しぶりに山口線撮影の計画が持ち上がっている。どんな撮影行になるのか今から楽しみで仕方がない。
1986-11-12 9521レ C571 国鉄記念号 山口線:仁保-篠目にて