アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

ティーレマン/シュターツカペレ・ドレスデンを聴く

2012-11-23 16:34:36 | 音楽/芸術

たまたまFMラジオから予告で、ティーレマンの演奏会の生放送の告知があった。最初は気にもとめていなかったが、演奏曲目がブラームスということで聴いてみることにした。

番組の冒頭で、解説者が今晩の指揮者ティーレマンにとって、今日の演奏曲である、ブラームスの1番は、「勝負曲」であるという。確かに、ミュンヘン・フィルの常任になった時も、CDに同曲をレコーディングしていたように思う。そして今回は、今後を占う意味でも、新しい常任オケになるシュターツカペレ・ドレスデン相手に、再びブラ1で勝負しようと言うわけか。なるほど、彼らしいこだわりだ。どちらかというと、ドイツ伝統的な演奏スタイルをとるティーレマンであるから、前回のMPO(ミュンヘン・フィル)との内容とは、さほど変わらないと想像がつく。が実際はどうだろうか?

アントンKの貧相なスピーカからでは、細かなところまでは聴き取れないが、ホールがNHKホールということもあり、残響など皆無で音色がダイレクトにマイクに伝わっているようだ。だから、中々こちらには雰囲気が伝わらない。やはり実際会場に出向いて、自分の耳で聴くのが一番だと今さらながら思った。 しかし、ティーレマンのいう指揮者、地元ドイツではすごぶる人気が高いそうで、日本でもそこそこのようだが、果たして自分にとっては如何なものか?19世紀に流行った演奏スタイルであるようだし、確かにフルトヴェングラー風のところも散見できるから、日本でも人気なのかな?数年前、日本にミュンヘンフィルと来日したとき、ブルックナーの8番を聴いたが、思いのほかパッとしなかった印象がある。当然、ベートーヴェン、ブラームス、そしてブルックナーはお得意にしているらしいので、今後やはりチェックしておかなくてはならない存在だ。

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写真は、文とは無関係だが、赤く染まった紅葉の絨毯が綺麗だったので思わず写した1枚