風雅遁走!(ふうがとんそう)

引っ越し版!フーガは遁走曲と訳される。いったい何処へ逃げると言うのか? また、風雅は詩歌の道のことであるという。

E.G.P.P.100のはじまり/そしてSSWSのこと

2005-06-04 23:31:21 | トリビアな日々
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とりあえずは、新大久保ライブバー「水族館」でのイベントは成功したと言っておこう。やや、ふた組のゲストに助けられた格好だが、イベントとしては面白かった。
しかし、もっともっと気楽にエントリ-して欲しい。せっかくの開かれたイベント(オープンマイク形式)なのだから、「素人こそは最高のパフォマー」というボクのコンセプトに応えてもらいたいものである。

ともかくも、この「水族館」でのE.G.P.P.の再出発に駆けつけてエントリーしてくれたひとり芝居のおもとなほさん、歌の小堀さん、短歌のまきおさん、ガンジーさん、自己紹介の(笑)シンジョウさん、パーカッションの春田クンそしてオーディエンスのうらなか書房の画伯堤花代さん、13号倉庫さん、そしてねた族の何人かに感謝します!

それにしても、最初のゲストである黒田オサムさんのライブハウスへの登場というのも面白かったかもしれない。黒田さんのホイト芸が、都会のライブハウスでどのように受け取られるかと言うことの確認みたいなこころづもりもあった。だから、カウンターに座ってただ飲みに来ているお客さんの反応がボクにとっては一番面白かった。黒田さんが念仏を唱えながら登場すると、「おい、怖いよ……」と引いていたのだが、黒田流の身体パフォーマンスがはじまると、じっと見入っていたから……。
それにしても、ガンジーさんの朝鮮の笛と、春田クンのパーカッションは絶妙だったなぁ。パフォーマーの動きをちゃんと見ている二人の音の出し方、間合いの取り方に感じ入った。

二人組めのゲストは、四人編成になった「ねたのよい」だが、この編成ではじめてやるライブというその意味でも記念すべきものとなった。当然、息がぴったりという訳にはいかなかったが、音に厚みが増して強力なバンドへ進化しつつある。いわば、再来週に迫った京都西部講堂での前哨戦という位置付けかな?
なんと巻きをいれても、それから10分も時間オーヴァーで疾走した!

終わってみれば、今回のイベントは、オーディエンスの人にはぜったいお徳のイベントだったのではないだろうか?
絶対、損はしなかったと思う。
次回は7月1日(金)19:30スタートでここライブバー「新大久保・水族館」で、行われる。
テーマは、エスニック・シティ新大久保に敬意を表して
STEP48「生きるためのうた! ここは天使の都(クランテープ)だ!」
タイ好き、アジア好き大集合であります!
(エントリーの方には、このテーマは関係ありません。御自分のスタイル、ポエム、表現でトライしてください!)
でも、ハコが変わると雰囲気も変わるのか、本当にフェニックスのように生まれ変わった気分だった。

実はこの日、E.G.P.P.100がはねたあと同じ新宿のクラブ「MARZ」で行われているSSWSを見に行ったのである。同じ日の開催とは言え、時間はズレておりE.G.P.P.→SSWS→E.G.P.P.という流れがつくれれば最高なんだがなぁというもくろみもあった。面白くはなかったが、その観客動員数といい勉強になった(イベントとしても、久方ぶりにもりあがったものらしい)。スポークン・ワードでラッパー系の出場者が多いところだ。それもフリースタイルという出たとこ勝負の良く言えば、即興悪く言えば、しゃべり倒しのスタイルが多い。この日は第4次チャンピオン・トーナメントだったから、
その印象を余計強くした。詩人がただひとり、残り7名がラッパーもしくはフリースタイル。で、結局作り込んできた詩人がグランドチャンピオンに輝いた。
ただ、ボクは司会のATOMくんの内容のないMC、ただただ相槌をうって笑ってるだけの女性MCというたわいもない進行ぶりが鼻について仕方がなかった。カッコウいいですね。最高ですね。という言葉の繰り返しで、とてもいま売り出し中のラッパーとは思えないボキャブラリーの貧困さである。

詩人系「Ben's cafe」、ラッパー系「SSWS」という構図があてはまるものなら、E.G.P.P.100は、パフォーマンス系と名付けることにしようか。というか、それを目指そうか。で、ボク自身は内容よりもっとナマなビート詩を全面に出してやって行こうと考え出している。その意味でも、良い刺激になった。
(写真は熱演中のボクと真ん中「ねたのよい」のNODDY、右Saxガンジー/撮影:堤花代(うらなか書房専属画伯))


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