風雅遁走!(ふうがとんそう)

引っ越し版!フーガは遁走曲と訳される。いったい何処へ逃げると言うのか? また、風雅は詩歌の道のことであるという。

棚から、レディ・ボーイ!でございます。

2009-11-03 01:13:13 | コラムなこむら返し
Haruna_queen 昨日一日反芻していたが、うまく思い出すことができない夢を見た。細かいデティールはどんどん忘れて行くのだが、どうやらブログとmixiの書き込みで犯罪のアリバイをでっちあげるというちょっと推理ドラマみたいなものだったので、思い出そうと試みていたが、ダメだったようだ。
 その犯した犯罪自体を思い出せないのだから、どうしょうもないのだが、まさか結婚詐欺や、殺人ではあるまいと思う。ただ、現在世間を騒がしているというかTVのワイドショーがのりピーのあとの格好の話題と狂騒の態をなしている「34歳の結婚詐欺のおんな」の事件が、このボクの夢に浅からぬ影響を与えているのかもしれない(笑)。

 起きてから朝刊を見て二度びっくり! そこには中島みゆきさん(57)が紫綬褒章を受賞という記事と、はるな愛さん(37)がタイ・パタヤの「ミス・インターナショナル・クィーン2009」でグランプリという記事が、同じ社会面でならんで報じられていたからだ。
 どうも芸能ネタがからきし(そもそもバラエティ番組を見ない)のボクが、はるな愛の名前を知っているのは「ちょっと可愛いかも」と思ったことがあるからだが、太って大口あけてのオシャベリには閉口していた。ところが、女性が通う某有名エステサロンで、10キロの減量につとめすっかりスリムになった「彼女」は昔の美貌を取り戻し、「レディ・ボーイ」の本場で「クィーン」の栄誉を獲得したという!
 ところで、ボクに醜悪さもともなうあの「オカマ」というイメージを払拭してくれたのは「タイの美しき男の子たち」だった(このタイトルで、タイのレディ・ボーイのことをかって記事にしています)。日本では「ニュー・ハーフ」という訳のわからない言葉で呼ばれている性転換者の彼女たちはタイでは「レディ・ボーイ」と呼ばれ、歓楽街ではすっかり市民権を得ている。丸山明宏時代の「シスター・ボーイ」を連想させるこの「レディボーイ」という言い方の方が、優雅でしっくりとボクにはくるのだが、その「レディ・ボーイ」の頂点が、このパタヤで開かれている「ミス・インターナショナル・クィーン」と言うコンテスト(ミスコン)なのである。

 その「レディ・ボーイ」の頂点になみいる「美女」を押さえて日本人としては始めて立ったはるな愛さんは、「言うよね~」と決めたらしいが、実は紫綬褒章受賞の中島みゆきのコメントのほうが、はるな愛にはふさわしかったかもしれない。それはこういうものだった。

 「棚からボタ餅」と申しますが、今の私の気持ちはボタ餅どころか、「棚から本マグロ」でございます。

 で、ボクはこの記事のタイトルを「棚から、レディ・ボーイ!でございます。」にしたのだった。

(写真はロイターのwebニュースサイトから借用しました。このブログは「商用」サイトではありませんので、借用は許されるだろうと判断しました。)

文中にあるボクの記事は以下で読めます。
美しき男の子たち??タイのアンドロギュヌス→http://blog.goo.ne.jp/angura_1967/d/20050521
タイの美しき男の子たち後日談→http://blog.goo.ne.jp/angura_1967/d/20050715



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