真っ赤に燃えるバビロンシティでまつりを回顧し朝を迎える

（9月13日）
血のような夕焼けを背景に新宿西口の高層ビル群がシルエットになって浮かび上がる。先日の見事な夕焼けにまさるとも劣らない鮮やかな血の色。まるで、この国の行く末を表わしているかのようではないか。
西口の高層ビル群が、まるで燃えているかのように見える。この国のクライシス、バビロン・シティの燃え上がる寸前の危機を象徴しているかのようだった。

コマ劇場横の広場に腰掛けてコマにとりつけられた巨大スクリーンを眺めるともなく見ていた。プロモーションビデオや映画の予告編を流している。実は、この地帯は犯罪防止の目的であちこちに取り付けられた監視カメラで見張られた「1984」地帯なのである。監視カメラは、現在、繁華街、地下街、ビルなどに取り付けられているが、そのうちこの日本全土の住民のいるところにはすべて取り付けられるような気がする。主要道路はもちろん、すでにスピード違反の取り締まりのために、高速走行する車のナンバープレートまで判読できるカメラを取り付けられてある。
しかし、それはもう実現しているのだ。頭上はるか何千キロ上空から解像度が数十センチというスパイ衛星が我々を監視している。全地球をカバーするそのスパイ衛星は、おもに敵国視している国の軍事動向を探るのが主要な目的とは言え、町中で立ち小便をするキミや、タバコを投げ捨てるキミの行為、公園で恋人とイチャイチャしているキミの行為まで監視することができる最新ハイテク高性能の「デバカメ衛星」でもあるのだ。

19：15すぎ。新宿花園神社境内脇にある『唯唯（ouioui）』へ顔を出す。今宵はDr.SEVEN（今宵は臨時店長）からのお誘いもあり、2000年の鹿島槍で行われた「いのちのまつり2000」のビデオ上映会があるということで出向いたのだ。
このビデオ自体はクマさんなんかが撮影・編集にかかわったものだったはずだ。

上映（といってもTV受像機2台で流されるもの）がはじまると続々と濃いメンバーが集まってくる。bambiさんとはカウンターで隣り合って親しく話した。昔のことを知っているエミさんが、反対側の隣だ。手伝いをかってでていたHOOさんも、その隣にいる。

さらには、今年の「レインボウ2005」（阿蘇）に行った連中のGNJのMIXI仲間などが結集。驚いたのは今年の「バーニングマン」に行った二人組みもいる！
ノートパソコンで今年の「バーニングマン」の写真をいち早く見せてもらった。

いやいや、色濃い族（セブンのしゃれ）の結集で、ボクの舌の回転もとまらなくなり、オヤジギャグの連発も朝まで止まらなかった。結局、この日は朝帰りで、なんと夕陽につづいて朝日も拝んでしまったのだった！

（嗚呼！　またフーテンしてしまった。まるでボクの性のように……（笑））