マジョルカピンク

水曜どうでしょう。大泉洋。大谷翔平。大好き

6年前の記憶

2017-03-13 19:06:02 | 政治・時事
もう過ぎてしまいましたが、先日の土曜日で東日本大震災から6年経ったんですね。
様々な番組で特集を組んでいますが、前向きな気持ちになれるものもあれば、未だ復興への道のりは遠いのだなと再認識させられるものまで様々。
昨日のサンデーモーニングでは久しぶりに3.11の津波が来た時の生々しい映像を見ました。
あの映像を見てトラウマに悩まされる被災者の方もおられるかもしれませんが、大切な教訓として時々思い出すのは悪いことばかりではないように思います。実際私は2011年当時に感じていた気持ちなどをあらためて思い起こし、あの時これからは東北の復興に日本中が一丸となってまとまらなければ。一生懸命働いて稼いで経済を回して、自分に出来る範囲で貢献しなくては。などと誓いを立てていたのに、今はこのザマ。自分の頭の上の蠅も追えない始末。喉元過ぎればとはこのことで、忘れたわけじゃないけれど、日々の自分の暮らしに精一杯で気持ち的にはやや遠いところにいますね…。我が国もあれからどうでしょう。経済的にも失速していますが、ネットの普及でグローバル化どころか何より窮屈で世知辛い生き難い世の中になったように思います。初心というかあの日のことに思いを馳せ、現在の自分を戒めるというのは必要なことのような気がします。
一つ、福島県知事も指摘していたように原発事故の件について国や政府があまり触れないようにしているのが、違和感があります。6年目ということに限らずそれは普段からなんですけど。タブーというか禁忌のように、ニュースや話題にしようとしませんね。
この東日本大震災は地震から津波が巻き起こり多くの被害が出たことは事実ですが、あの原発事故がなければもっと復興は早かったはず。あの事故が収束しないので、未だに多くの問題が山積したままで、食の問題、健康の問題、故郷を追われ帰れない人々、人口流失などはこの現在進行形の事故によるところがかなり大きいと思うのです。復興と原発事故の問題は切っても切り離せないはず。語らないことによって、耳目を集めないようにしたいのかもしれませんが、私はこういうところがこの国の良くないところのような気がします。成り行き任せというか、あえて触れないようにとか、風化するのを待つだけとか…。原発事業は国策であり、全てを公に出来ないのでしょうが、今後どうなるのでしょうか。