マジョルカピンク

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コバルトにいさん

2007-09-02 22:35:04 | 日記
イナダ組公演「コバルトにいさん」を見てきました。教育文化会館は友人のバレエ発表会以来ですわ。自由席だったので後ろのほうでゆっくり見ました。
貧乏シリーズというかまたまた格差がテーマでしてね。笑いの中にも社会的メッセージビンビン。今回はホームレス、ネットカフェ難民、失業者、家出人などよるべなき身の上の、どこにも居場所のない寂しい人たちのお話。登場人物も少なく、シンプルな展開で。前回以上にムードは深刻でした。
ストーリーはぶっちゃけ、「藪の中」とか桐野夏生の「柔らかな頬」などに通じるものがありました。真相らしきものが数パターン提示されるのですが、本当のところはどうなのか。って感じの。とにかく切なくも可笑しく、ちょっと怖く、また考えさせられる話でありました。
ただ真相パターンですが3つくらいまでで充分かなとも思いましたね。私だけでしょうけど。ラストの部分は蛇足のように感じちゃったんですね。でもすごく良かったです。この社会派路線とってもいいと思う。あと納谷さんのお芝居もいいですねー。哀愁があって引き込まれます。NACSの3人がすっかり出なくなってしまいましたが、その穴を充分埋めていると思います。
ただ私が体調が悪くてね。咳を我慢しながら見ていたのでちょっと集中できなかったところがあり残念。というか周りに迷惑をかけてしまったよなーと反省モードです。

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