サブカルの力

映画秘宝の６月号が素晴らしい。
東日本大震災で元気のない日本人に愛と勇気をもたらす、元気になる映画特集。
これが普通の雑誌なら「ふーん」て感じですが。つかもうさんざん他の雑誌などでは特集が組まれていましたが、「映画秘宝」ですから。筋金入りの各界の映画オタクが選ぶ元気になる映画は多方面、様々なジャンルから選ばれていて非常に面白い。解説も奮っていてマニアックな作品ばかりでしたが、今度ぜひ見てみようと思わせてくれる充実の特集でした。オタクが本気になると凄いわ。
また２番目の特集が多分映画秘宝にしかできない禁断の企画、原発映画特集。
原発を描いた作品としてすぐ浮かぶのがドキュメンタリーや沢田研ニさん主演の「太陽を盗んだ男」
その他にトロマ映画の特集をしていて、これが興味深かった。悪魔の毒毒～なんちゃらっていう人気シリーズは裏設定として原発批判があったんだね。初めて知ったわ。深いなあ。あと先日お亡くなりになった池田監督の出世作「人魚伝説」ですか。解説読んで初めて知った。これも原発誘致に対する批判がモチーフなのね。全然知らなかった。勉強になるなあ。
今回の原発事故でこれらの作品は光が当てられるどころか、逆にタブー視されて今後日の目を見ることができないのではないかと心配です。今こそ見るべき作品だと思います。